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2020年12月19日(土)、新宿FACEにて『skyticket Presents DEEP JEWELS 31』が開催。SPWNで生配信が行われる。
同大会にはAACCの先輩・浜崎朱加の背中を追う、EEP女子ミクロ級王者・大島沙緒里と、7月にDEEP JEWELSストロー級暫定王者に就いた本野美樹の、AACCが誇る新女王コンビが揃い踏み。大島はパク・シウ(韓国/TEAM MAD)と、本野は伊澤星花(高本道場)とそれぞれ対戦する。両者に試合直前の意気込みを聞いた。
――メインでパク・シウ選手と対戦する大島選手は、現DEEP女子ミクロ級王者です。今回のアトム級という階級に関してはどうフィットしていますか。
大島 特に体重のことを考えずに練習ができたので、そこは良かったなと思います。
――シウ選手の試合を見てどう感じていますか。
大島 打撃がすごくうまくて、それをどうするかという感じのことを練習もしてきて、先に自分が得意に持っていければと思っています。
――パク選手は組みの剥がしも強いです。そのあたりもしっかりと対策してきたという感じでしょうか。
大島 そうですね。前戦で青野ひかる選手のタックルもけっこう切って上手くやっていたので、やっぱり強いなと思いました。
本野 大島選手は、やっぱり組んでから倒してしっかり極め切る強さがあるので、今回の試合でも本当に一本取ってくれるんじゃないかなと思っています。
――お二人とも柔道出身ですね。
本野 大島選手も柔道を生かした足技が上手なのと、柔道の頃から寝技に関しては本当にトップで強かったですね。
――アトム級は2021年にグランプリも予定されています。
大島 そうですね。でもいまは次の試合のことに集中したいと思います。クロ級では勝ったんですけど、やっぱりアトム級で勝ってこそ、ちゃんと自分の強さを証明できると思うので、この試合は勝たないと意味がないなと思っています。
――本野選手は伊澤選手と対戦します。上り調子の新鋭の試合を見てどのように感じていますか。
本野 MMA自体は1試合しかやっていないので見ていないんですけど、やっぱり本当にレスリング、柔道をやっていたということもあって、そこの組み、グラップリング力に関してはすごく強い選手だなと思っています。タイプとしては組みの選手なので同じタイプかなとは思うんですけど、試合の経験数は今はまだ6試合ですけど、少しは自分の方が多くやっているし、立ち技の部分でも自分もしっかり練習はしてきたので、立っても寝ても、まだしっかり自分のほうが強いというアピールをしていきたいです。
――大島選手から見て本野選手の強さとは?
大島 やっぱりずっと毎日練習しているから、彼女は。総合という形がだんだん出来てきているんじゃないかなと思っています。伊澤選手もグラップリングは上手いんですけど、“総合”でと言ったらやっぱり美樹のほうが、上手さやちゃんとポイント、ポイントとかも分かっているし、打撃がある分、差があると思います。
――本野選手としては、アピールされたベルトを賭けた再戦に持ち込ませず、ここでしっかりと新鋭の芽を摘んでおきたいところでしょうか。
本野 そうですね。しっかりと今回勝って、また自分の道をもっと上に切り開いていきたいなと思っています。