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【RISE】AKARIがわずかにオーバーも再計量でパス「太くなった太ももと腕に自分も期待しています」

2020/12/17 21:12
【RISE】AKARIがわずかにオーバーも再計量でパス「太くなった太ももと腕に自分も期待しています」

落ちていると思った50グラムが落ちておらず、わずかな計量オーバーに苦笑いするAKARI

 2020年12月18日(金)東京・後楽園ホール『RISE 144』の前日計量と記者会見が、17日(木)都内にて14:00より行われた。

 第2試合のミニフライ級(-49kg)3分3Rで対戦する、シュートボクシング日本女子ミニマム級4位ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ)は47.25kgで一発パスしたが、AKARI(TARGET)は49.05kgでわずかに50グラムオーバー。


(写真)「やっちゃった…」という表情のAKARI

 その後の会見終了後、改めて再計量すると今度は50グラムアンダーの48.95kgで無事パスした。

 AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、その後も宮崎若菜、RANとの女子高生対決、ベテランの後藤まきに勝利して4戦全勝。“8頭身”の長い手足を利した攻撃を得意とし、特に神村ゆずりのミドルキックを得意としていることから“美脚炸裂シンデレラ”のキャッチフレーズが付いた。


(写真)再計量には師匠の神村エリカ(右)も立ち合い、今度はアンダーでクリアーに苦笑いするAKARI

 再計量後「危なかったです」と照れ笑いするAKARI。「普通に300グラムオーバーくらいで家を出て、来る途中で落ちるでしょ、と思ったら『0.05オーバーです』なんて言われて。予備計量した時に0.05だったので、これなら自然に落ちると思っていたら落ちなかったんですよ。おっ、ヤバいと思って(笑)。ガムを噛んですぐに落ちましたけれど」と、オーバーは予想外だったようだ。

 デビュー以来の5連勝を懸けて対戦するユリカについては「隣に並んだ時にちょっと小さいなっていうイメージはあったんですけれど、試合映像を見た感じだとテクニックのある選手かなって思ったので、今までの選手とはちょっと違うかなって思って」と、過去4戦の相手とは違うタイプだと見ている。


「(神村)エリカ先生には、私は良くも悪くも相手に合わせるタイプだから、上手く戦う選手相手には上手く戦えるんじゃない? っていう話をしていて。でも今回は駆け引きをするっていう目的もひとつ持ってやってきたので、そこが出せればなって思います」と、今回の試合テーマは“駆け引き”だとする。

「駆け引きしつつ、行けるところは行くっていう…メリハリ? って言うんですか。それを付けながら、全部一定だとダメじゃないですか。アマチュアみたいな試合になっちゃうから。やっぱり倒すにしてもメリハリをつけて行くところは行く。相手が来たら自分はじゃあどうするかっていうのをずっとやってきた感じです」と、試合にメリハリを付けることを意識して今回は練習してきた。

 SNSにはフィジカルトレーニングをしている様子の動画をアップし、実はその日が学校の文化祭だったことを忘れていたという。「こんなJKは嫌だ」と自虐的なハッシュタグも付けていた。


「あれは太ももがヤバくて(笑)。太ももが超太くなって、これはキックが強くなったかと思って。腕もめちゃ太くなったので、そこに自分も期待しています。この太さに! 自分の脚と腕に期待しています」と、フィジカルトレーニングの効果を自分でも感じているという。

 しかし、女子高生としては腕や太ももが太くなるのは悩みどころなのでは、と聞くと「女子としては写真を見た時に“あっ、ちょっとヤバイ”と思いましたけど(笑)。でも、格闘家としては嬉しいことですよね。おっ、太くなってるって。周りに言われることが多くなりましたね。『ヤバいよ』みたいな。『脚、出さない方がいいよ』って言われるようになりました。ごめんなさい、許してください(笑)」と、格闘家としては嬉しいことだとし、これからも堂々と出すと笑った。

 以前から課題としているKOやダウンは狙うのかとの質問には「結果的になればいいなって。まずは3分3R、しっかりと自分のやること、ミッションを遂行する。それが一番自分の中で明日やろうと決めていることなので。でも、勝ちに徹する勝ちじゃなくて倒しに行く勝ちを、タイミングがあれば倒したいなって」と、倒せる場面があれば倒しに行きたいとした。

 SNSでは「来年は絶対にベルトを獲る」という宣言もしている。これは「そこは譲らないです。絶対に譲らないです。時間が無限にあるわけじゃないので、1試合1試合大切にして来年しっかり獲って、制服を着た状態でベルトを肩に掛けたいです。切実な願望です」と、高校生のうちに(現在2年生)タイトルを獲り、制服でベルトを持つことが目標だと語った。

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