2021年1月11日(月・祝)東京・新宿FACE『創世のタイガ&無法島PRESENTS REBELS~New Year Festival~』の記者会見が、12月14日(月)都内にて行われた。
11月8日の『REBELS.67』での試合後、「年内にもう1試合」とアピールしていたISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)だが、今大会への出場が決まった。
対戦相手は前KOSスーパーフライ級王者・松岡宏宜(闘心塾)。12勝(7KO)6敗の戦績。「REBELS初参戦で、エースの小笠原瑛作選手と試合をさせてもらえて光栄です。思い出作りで戦うつもりはありません。小笠原選手の弱いアゴを打ち抜きに行きますので、番狂わせに期待してください」と、強気なコメントを寄せた。
会見に出席した小笠原は「前回の試合が終わって怪我もなく、12月のREBELSにも出していただきたいということでしたが、この状況なので出たい選手もいっぱいいて試合が組めないとのことで。トーナメントの決勝戦は3月辺りになるという話で、4カ月試合ができないのは…とわがまま言って年間表彰式の中で試合を組んでいただくことになりました。僕のわがままをきいていただきありがとうございます。期待されているところもあるので、そのスタートダッシュをインパクトある勝ち方で、フェスティバルなので豪快に走り出したいと思います」と意気込んだ。
トーナメントの決勝では兄・小笠原裕典との兄弟対決が決まっていたが、裕典が辞退する形で回避された形となったことには「前の試合が終わって複雑な心境だと言ったんですが、ヒジ打ちで目が見えなくなったり選手生活を終えてしまうような怪我を負う部分もあるので、お兄ちゃんが階級を上げてBLACKルールに転向してくれてよかったなと言うのはあります」と、兄の決断に感謝。
今回対戦する松岡については「1試合だけ映像を見ました。パンチは強いのかなって印象です」と評し、「弱いアゴを打ち抜きに行く」との相手のコメントに対して「アゴが弱いことは確かではある(笑)」と頷きながらも「打ち抜けるのかな? 打ち抜かせないですよ。かわせますね。アゴを打ち抜くのは俺の方です」と返答した。
「25歳になってキャリアも積み重ねてきて、追われる立場が多くなってきました。でも守る気持ちじゃなくてまだ攻めたい気持ちが出てきている。地方の選手であろうと格下であろうと僕が攻めて行く姿勢で来年は僕がREBELSを引っ張っていきます」と堂々の宣言。
「新宿FACEでプロの試合をするのも久々です。アマチュア時代にプロの興行で試合を組んでもらえたことがあり、プロを目指すきっかけになった会場でもあります。気合いが入りますね」と原点となる会場での試合に心を躍らせる。
(写真)壱をこの崩し技でダウンさせた小笠原 2021年はどういう1年にしたいかとの問いには「とりあえずこの初戦をクリアして、決勝でベルトを獲って、獲ったことによってさらに発言権も出てくると思う。僕は格上の選手で出来る選手は限られてくるので、追われる側での試合は来年あると思っています。内容ですよね。攻めてインパクトある試合して、その中で発言権が出てきたら名前があるトップ選手と団体の枠を超えたり、REBELSを背負っての他の団体との交流もあると思っています」と、インパクトのある試合を重ねていくことでビッグマッチを実現させたいとした。
REBELS内では9月に対戦し、小笠原が1R1分37秒でKO勝ちした壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)が諦めずに打倒・小笠原を宣言している。「本当に僕のこと好きだなと思うけれど(笑)。追われる立場にもなってきているので、僕が勝ってきた選手を倒してきたら僕も逃げずにやります」と、段階を踏んで這い上がって来いと話した。