【K-1】不可思「タイトルに絡んでいけるようになりたい」軍司泰斗「一人ずつぶっ倒していく」佐々木洵樹「いま危機感を持っています」＝一夜明け会見

　2020年12月13日(日)東京・両国国技館で開催された『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、14日（月）都内にて行われた。 　会見には第1試合で第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス）を2R3分9秒、右ストレートでKOしたKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(クロスポイント吉祥寺）が出席、前夜の試合を振り返った。 「昨日の試合はやっぱり一番は勝って、いい結果が出せたっていうのがよかったなという感じです。あと、第1試合を任せてもらえたっていうので燃えていたので。第1試合として大会に火をつける試合ができたので、それはよかったと思います。火をつけようっていうのは、試合前は気持ちではありましたけど、戦ってるときは火をつけるとかそういうのじゃなくて、自分の出せるものを全力で出すっていう感じで、何も細かいことは考えてなかったです。思い切りやろうという感じでやって、それは出せたかなという感じです。 　K-1に向けたスタイルとしては、どうですかね。でも、9月の大阪の時の試合とは、またいろいろ違う戦い方をしたんですけれど、前回よりはだいぶよかったかなと思います。まだまだ、もっとよくしていく必要は、もちろんあると思うんですけど。 　応援してくれる人とかをハラハラさせちゃうので、たまにはスマートにスカッと勝ちたいなと思いますけど。まあ、お客さんが盛り上がってくれるなら、それで結果自分が勝てればいいかっていう感じです。 （2021年は）タイトルに絡んでいけるようになりたいです。そんな急にはもちろんできないと思うので、来年の終わりくらいには絡めるようにしていきたいなと思います。また、ここからK-1を盛り上げていくので。今年最初と途中、いい結果を見せられなかったんですけど、ここから復活して盛り上げていくので、来年も楽しみにしてください」 　第3試合で元Bigbangスーパー・バンタム級王者の亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に2R1分54秒、左フックでKO勝ちした第2代Krushバンタム級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス）は、前夜の試合を次のように振り返った。 「フェザー級に階級を上げて初戦ということもあって、こういう形で2RKOできて良かったんですけど、いろいろ反省点もある試合だったというのはありますね。減量もだいぶ楽になって、減量終わってリカバリーして、当日の動きも全然違かったので、当日はスーパー・バンタムの時より全然動けたなというのは感じましたね。 　ちょっとムキになりすぎちゃって、パンチ一発で倒そうという気持ちが強かったので、そこも反省点のひとつ。そこで倒せて良かったんですけれど、いろいろ技を試したかったなというのはありました。パワーの部分では（今までと）全然違うなというのは当てた感じであった。フェザー級にしてからは結構KOできるかなというのは実感したので、もっと試合して、KO狙っていきたいです。 （2021年は）チャンピオンが目標なので、まずそこに行けるようにしっかり強い相手とやって、一人ずつぶっ倒していこうかなっていうのがありますね。K-1のチャンピオンである江川選手をはじめ、いろいろ強い選手もいっぱいいるので。その中でフェザー級はやったことのない選手もいっぱいいるので、そういうやってない選手とやって、ぶっ倒していきたいです」 　第2試合で璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)に判定勝ち（29-27、30-26×2）した、第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹(POWER OF DREAM）は前夜の試合を次のように振り返った。 「よかったのは最初にダウンを奪った左のオーバーハンドフックぐらいですかね、。あとは上手くいかなかったです。全く練習していなかったんですけど、直前でマネージャーか誰かに『今日はカカト落としはやらないのか？』って言われて、ふと思い出して集中力が切れたところはありました（笑）。 　今年は1年で2試合やらせてもらったんですけれど、成長した部分もあったし、自分で持っているものを出し切れていないというのがあって、昨日の試合でも自分への失望と会長への申し訳なさが1番です。自分が持っているものはこんなもんじゃないと思っているし、古川会長もそう言ってくれるので、自分が持っている10のうち10出せるような試合をしたいですね。 （武居）由樹くんに試合が終わった後も『ほんと頼みますよ！』みたいな感じで言われたんですけれど、これからは由樹くんが返上をしたベルトを狙いに行きます。ただ昨日の内容では、なかなかまだ（ベルトとは）言えないし、ジムの雰囲気としては由樹くんが大黒柱だったので、由樹くんが抜けてみんな寂しい気持ちがある中で、自分が日本人選手の最年長ということで、行動でみんなを引っ張っていけるよう頑張りたいです。 （武居のボクシング転向について）2年前は自分がボクシングから転向して、由樹くんから『頑張りましょう』って言われていたのが、今後は由樹くんがボクシングに行って自分がK-1に出ている今の状況を見て、本当に人生って分からないもんだなって改めて思いました。自分はもう由樹くんのいちファンだし、由樹くんだったらボクシングの世界チャンピオンになれると思っているし、頑張ってほしいです。これからも関係は続いていくと思っているので、みなさん楽しみにしていてほしいと思います。 　無敗対決で勝ったっていうことは、勝つと負けるとでは全然違うと思うんですけれど、自分が思い描いている戦い方と会長が描いている戦い方と全然比例していないので、結果だけ見れば上手く行っていると思います。なのでさらに上を目指さないとなっていう、いま危機感を持っています」