実力者クレベル・コイケがついに参戦。山本美憂の夫であるカイル・アグォン(写真パネルの人物)と対戦する
2020年12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.26」の追加カード発表会見が、2020年12月10日(木)16時から都内にて行われた。
67kg契約・ヒジありルールで、クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)とカイル・アグォン(グアム/SPIKE22)の対戦が発表された。
8月のRIZIN横浜大会でサトシがリング上で紹介し、参戦を熱望していたクレベルは、MMA25勝5敗1分。元KSWフェザー級王者で、2019年9月の「ONE JAPAN SERIES」で3年5カ月ぶりに日本で凱旋試合を行い、西浦“ウィッキー”聡生に一本勝ち。フェザー級戦時代の矢地祐介にも一本勝ちしている強豪だ。今回は1年3カ月ぶりの試合となる。
浜松のボンサイ柔術から豊橋のBELLWOOD FIGHT TEAMにも打撃の出稽古を重ねており、豊橋ではかつて朝倉未来とも練習。対戦を熱望している。
(写真提供=山本美憂)
対するアグォンは、グアムPXCの元バンタム級王者。山本美憂の夫でコーチとしても知られている。2019年10月のPANCRASEで、かつて判定勝ちしているISAOとの再戦に臨みスプリット判定負け。2020年2月の浜松大会でヴガール・ケラモフと対戦し、接戦の末、判定負けで現在2連敗中だ。
会見で、クレベルは「試合が発表されて凄く嬉しい。自分頑張ります」とRIZIN初参戦の想いを語り、アグォンは読み上げられたコメントにて「大晦日のRIZINはスペシャルな大会だと毎年、美憂のセコンドに就きながら感じていました。今回その舞台で試合ができることに興奮しています。美憂と一緒に出場できることにも喜んでいます。夫婦で必ず勝利して2020年を終えたいです。クレベル選手は大変素晴らしいクレバーなファイターだと認識しています。彼と試合ができることを楽しみにしています。しかし最後は私が必ず勝ちます」と意気込んでいる。
クレベルにRIZINでの目標を聞くと「自分のRIZINでの目標はチャンピオンになること。自分は強い相手と試合をやりたい。例えば今回のアグォンとか、チャンスあれば朝倉(未来)、あと斎藤(裕)とやりたいです」とフェザー級のトップどころと戦いたいとする。以前から対戦をアピールされている朝倉未来は「日本においてフェザー級で凄い強い選手だと思います。今回の対戦相手のカイル・アグォン選手も強い選手なので、その2人の勝敗も楽しみにして、来年とかに戦うこともあれば面白いなと思っています」と、勝った方と来年やれればとの回答をした。
互いにバックボーンとする柔術(クレベル)とレスリング(アグォン)を軸に、立ち技での融合はアグォンに一日の長がある。しかし、ポーランドで5万人以上の観客の前でベルトを巻いたクレベルの打撃の進化も著しい。
2021年にフェザー級ワールドGP開催となれば、その査定試合ともいえる試合で、勝ち残るのはどちらになるか。