石井館長がその素質を高く評価した龍聖
2020年12月6日(日)に東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.69』のLIVE配信で、スペシャルゲスト解説を務めた正道会館・石井和義館長が、大会終了後に囲み取材に応えた。
石井館長は「久しぶりにキックボクシングを見たんですが、オープニングファイトからいい試合が多くて面白かったです。第1試合のつかみは大切で、オープニングファイトというのも大切なんですよね。最初にダラダラした判定だったらずっと判定になってしまうので、最初にKOがあると勢いづいてKOが続くんです。今日はKOが多かったし、判定でもダウンをとっての判定も多かったですし。メインイベントはメインイベントらしく頑張りましたし、選手が凄く頑張っているなと。いい選手が多いな、宝の山だな、という感じでした。これはお世辞ではなく、来年以降のREBELS、KNOCK OUTが楽しみです。面白かったです」と高評価。
最も印象に残った選手はと聞かれると、「それは龍聖選手ですね」と第3試合で聖域統一フェザー級王者の光太郎ZLSを1R51秒でハイキックKOした龍聖(TRY HARD GYM)の名を挙げた。
(写真)ハイキックでKO勝ちした龍聖
「あの子は経験を積めば。潜在的な力、体幹も含めて全て持っています。オーラも出ているし。本人も引っ張っていくと自覚しているし、楽しみですね。素質はありますね。ハートも強いし、生意気だし(笑)。魔裟斗、HIROYA、そして彼という流れが来ています。そういうストーリーがありますね。魔裟斗が『いい選手がいますよ』と言って連れてきたのがHIROYAだったし。選手は伸びる環境においてあげないと伸びない。HIROYAはその辺で苦労したから、逆に言えばいいジムの会長になるんじゃないかなと思いますね。龍聖君もそういう環境の中で、これからREBELSで経験を積んで世界に羽ばたく選手になるんじゃないかな。まだ若いですしね」と、ニュースターになると太鼓判を押した。
(写真)豪快な秒殺KOを飾った鈴木
続けて「他にもいっぱいいましたが、鈴木千裕選手(第4試合で渥美尚也を1R31秒でKO)。ああいう選手は好きだな。あと吉野友規選手(第2試合で判定勝ち)が、剣道の経験を活かして遠間から入っていったらよかったなと。今日は中間距離だったけれども。相手の選手(小泉竜)も精神力が強いし、いい選手でした。久しぶりに男の戦いを見たという感じでよかったですね。松倉信太郎君(第6試合でT-98に判定勝ち)も強くなっていました。高校生の時に見ていましたからね。今日は懐かしかったり、驚いたり、新星を見たりしてよかったです」と、印象に残った選手たちの名前をあげた。