「REBELS.69」2020年12月6日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第7試合)63.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール×バズーカ巧樹(菅原道場/REBELS-BLACK 63kg級王者)判定0-2 ※28-29、28-28、27-28〇大谷翔司(スクランブル渋谷)
バズーカはMA日本キックボクシング連盟をホームリングに様々な団体で活躍。特にKrushやK-1では6勝(4KO)1敗という好成績を残した。無法島GPでは1回戦で二冠王・橋本悟(橋本道場)からダウンを奪い判定勝ち。準決勝では古村匡平(FURUMURA-GYM)から2度のダウンを奪い判定勝ち。決勝では西岡蓮太(龍生塾)に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介(TEAM KSK)に判定勝ちで王座を奪取した。
大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。その後もコンスタントに試合を続け、6月のREBELSでは新日本キックボクシング協会の高橋亨汰とドロー、10月のREBELSでは元蹴拳スーパーフェザー級王者・津橋雅祥に判定勝ち、そして12月1日のムエタイオープンでは五冠王の翔・センチャイジムと引き分けた。今年2月のKNOCK OUTではベテランの一輝を得意の右でTKOに葬っている。8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONで紀州のマルちゃん(武勇会)を破り、INNOVATIONライト級王座に就いた。
1R、軽快に動くバズーカは前蹴り、ミドル、ローと蹴り分け、左フックを打って回り込む。バズーカのバックハンドブローで場内に大きな音が響き、どよめきが起こる。しかし、その後は右手を痛めたかバズーカは右手をフェイントにしか使わず、左フックと右ローで攻める。大谷は左右ローをひたすら蹴っていく。 2R、右手が動くようになったかワンツー、左フックから右ローと攻めrうバズーカに大谷はやはり左右ロー。大谷がパンチで前へ出るとバズーカの右ハイがヒット。大谷は両手を広げて“効いていないよ”とアピール。それでも前に出る大谷はストレートの連打でバズーカにロープを背負われるが、ダメージを与えるような攻撃はない。
3R、大谷の右フックでバランスを崩したバズーカ。さらにパンチで畳かけると右フックがヒット、バズーカはバランスを失って倒れこれがダウンとなる。バズーカも左フックで反撃。両者打ち合う。左右フックで攻勢を懸ける大谷にバズーカも必死の反撃。最後も大谷がラッシュを懸けて右フックをクリーンヒットさせ、フックのラッシュでバズーカの身体が泳ぐ。ゴングが鳴ると同時に倒れるバズーカ。
最後はダウンとならなかったが、判定は2-0で大谷の勝利となった。
大谷はマイクを持つと「バズーカ選手、試合前に不発弾とかいろいろ言ったんですが、スタイル的にも人間的にもリスペクトしていて気になっていた選手でした。その選手とメインで、それも年内最終戦ということで、いい試合ができました。次はタイトルマッチでREBELSのベルトを懸けて再戦したいと思っているので、そのベルトを磨いて待っていてください。今年、この最後の興行ということで第1試合から第9試合までとてもいい興行だったんじゃないかと思います。来年もスクランブル渋谷一同、そしてREBELSをよろしくお願いします。今年1年ありがとうございました」と、メインイベントの勝者として大会を締めくくった。
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▼セミファイナル(第6試合)73.5kg契約 3分3R延長1R BLACKルール×T-98(クロスポイント吉祥寺/元ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者)判定0-3 ※27-29、26-29×2〇松倉信太郎(TRY HARD GYM/WPMF世界スーパーミドル級王者)
T-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持ち、パワーと頑丈な身体を活かした戦いぶりでこれまで数々のタイトルを獲得。2016年6月には日本人5人目となるラジャダムナンスタジアム王座を奪取した。また、同年10月にはタイのラジャダムナンスタジアムに乗り込み、KO勝ちで日本人初の現地での防衛にも成功。同王座は2017年5月の2度目の防衛戦で失ったが、その後も精力的に試合を続け、今年1月にはピーター・アーツの愛弟子イリアス・ボカユアを破っている。しかし、9月の『HEAT』で松島勲也にヒジ打ちでTKO負け。
松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場を『RISE』に移し、RIZINにも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃した。2月23日のRISEではNKBミドル級王者・西村清吾から勝利を奪い、8月10日の『RIZIN』では森興二を右フックで初回KOに沈めている。9月の『スックワンキントーン』ではWPMF世界スーパーミドル級王座を獲得した。
1R、ジャブと前蹴りで前へ出るT-98を左ミドルとジャブで迎え撃つ松倉。T-98は左ローも蹴る。左前蹴り、右ローで前に出るT-98。松倉もコンビネーションパンチを繰り出すが、T-98は得意の右ボディストレートを叩き込む。
2Rも右ローと前蹴りからボディへのパンチで前へ出ていくのはT-98。積極的に攻撃を加えていき、松倉は左ミドルとワンツーで対抗。松倉のワンツーにT-98が左フックを返す。パンチを打ち込む松倉だが、T-98はびくともせず左フックを打ち返す。
3R、左ボディの打ち合い、左フックの打ち合いと至近距離での打ち合いが続く。松倉はヒザを突き上げてのワンツー、T-98もすかさずフックを叩きつける。そして意表を突く松倉が首相撲からの左ヒザ蹴りをT-98のアゴに突き上げ、ダウンを奪う。
足を止めてのパンチの打ち合いでは、松倉の左フックからの右ショートでT-98が2度目のダウン。立ち上がったT-98だが、ここで試合終了。松倉の判定勝ちとなった。
松倉はマイクを持つと「僕たち格闘家って死んでも勝つとか、ヤンキーじゃないけどできないことを口にする人が多くて、本当に腹をくくってリングに上がっている人は少ないかと。いま格闘技を引っ張っている2人はそこの意識が違うと思っていて。格闘技は中量級が華だと思っています。俺を見てもらえれば必ず面白い試合をするのでこれからも見て欲しいです。次は絶対にKOするのでまた見てくれば嬉しいです」とアピールした。
▼第5試合 63.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール×丹羽圭介(TEAMニワールド/前REBELS-BLACK 63kg級王者)KO 3R 2分59秒 ※3ノックダウン〇耀織(Y's glow)
丹羽は日本拳法を経てキックボクシングに転向し、2010年2月にプロデビュー。RISEで11連勝を飾るなど活躍後、フリーとなって様々なリングに参戦。2018年10月からはREBELSを主戦場にして、2019年4月に王座決定トーナメントを制してREBELS-BLACK 63kg級王者となった。8月のKNOCK OUTでは大月晴明を降したが、12月には勝次に敗れた。無法島GPでは古村匡平(FURUMURA-GYM)に判定で敗れ、まさかの1回戦敗退。8月の防衛戦ではバズーカ巧樹に王座を奪われ、これが再起戦となる。
耀織は空手出身で多彩な蹴り技を得意とし、REBELSでの過去3戦は元J-NETWORKスーパーライト級王者・杉本卓也とドロー、極真空手出身でプロ無敗の与座優貴に判定負け(判定2-1)、鈴木千裕にKO負けとまだ白星がない。
1R、耀織が二回転の後ろ蹴りを放ったところに丹羽は右フックでカウンターをとってダウンを奪う。耀織はクリンチで逃れる。後ろ蹴りを放った耀織へ再び連打を見舞う丹羽。しかし、丹羽のインローがたびたびローブローになってしまい一時中断。ラウンド終了間際、耀織のバックハンドブローで丹羽が腰を落とすがすぐに立ち上がったためダウンにはならず。
2R、ローの蹴り合いから耀織が後ろ廻し蹴りを出すと丹羽はすかさず連打。回転技の途中モーションでバランスが危ういところを狙う丹羽。耀織は構えをサウスポーに変えてパンチを出すが、丹羽がクリンチした際にバッティングとなり、耀織は左目上から流血。再開後、丹羽の前蹴りには胴廻し回転蹴り、右ストレートにはバックハンドブローを合わせに行く耀織だが、いずれも不発。
3R、耀織のパンチに右ストレートを合わせようとした丹羽だったが、返しの右フックをもらってダウン。息を吹き返した耀織は左フック、バックハンドブローで攻め、丹羽が下がったところへ左ハイを放ち2度目のダウンを奪う。
耀織はノーガードとなって丹羽を挑発。丹羽は右ストレートを打ち込んでいく。最後は丹羽が右ストレートを放ったところに、耀織が狙いすました右内廻し蹴り。これが見事にアゴをとらえ、耀織の逆転KO勝ちとなった。
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▼中村広輝(赤雲會)引退記念セレモニー
“琉球鉄拳”中村広輝(赤雲會)が9月20日に引退を発表。中村の功績を称え、引退式が行われた。
中村は1985年9月20日、アメリカ・ロサンゼルス出身。沖縄国際大学卒。沖縄空手をベースに持ち、一撃必殺の剛拳を武器に活躍。2007年に全沖縄ライト級王者、2008年にOMAFライト級王者、2012年LEGEND初代ライト級王者、2013年TENKAICHIスーパーライト級王者とステップアップしていった。
東京ではREBELSを中心に、Bigbang、J-NETWORK、Krushなどに参戦。倒すか倒されるかの試合を毎回繰り広げ、特に2016年3月の『REBELS.41』で山口裕人とダブルノックダウンとなった一戦は印象深い。2019年3月に地元・沖縄で開催された『TENKAICHI 93』でリュウイチ(K-style)に判定で敗れた一戦が最後の試合となった。生涯戦績は24勝(18KO)16敗2分。
中村には山口元気代表、ファイターを代表して日菜太から花束が贈られた。続いて、中村からの挨拶。
「このような舞台を作ってくれたREBELSに本当に感謝します。僕のことを応援して下さる皆様、ありがとうございます。僕は15歳から格闘技を始めて35歳で引退しました。それでも僕は沖縄から必ず日本チャンピオンになるという志でやってきました。でも日本チャンピオンは獲れませんでした。これが現実だと思っています。でも僕はあの環境でもやってやるとその気持ちだけでやってきました。いい師匠がいればやっていける。あとは気持ちだけだと思います。REBELSにはこれからも、僕と同じ志の選手を拾って有名にしてほしいと思います。僕が有名になったのはREBELSのおかげです。今日を持って僕は引退します。でもこれからもっ格闘技に携わるし、またいい選手をこの舞台に送り込もうと思っています。その時はまたよろしくお願いします」
中村は10カウントゴングを聞き、大きな拍手を浴びてリングを降りた。
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▼第4試合 65.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)KO 1R 31秒 ※左アッパー×渥美尚也(HIDE GYM)
鈴木はMMAファイターとしてパンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)で優勝。2019年8月の『REBELS』でキックボクシングの試合に臨み、パワフルなパンチで初回TKO勝ちを飾ると10月の『KNOCK OUT×REBELS』ではメインイベントに抜擢。二冠王・橋本悟を1R僅か45秒でマットに沈めた。その後もKO勝ちの快進撃を続けていたが、2020年2月の「無法島GRANDPRIX」準決勝の西岡蓮太戦で初黒星。9月のKNOCK OUTで再起戦に臨み、Bigbangスーパーライト級王者・昇也にTKO勝ち。戦績は7勝(5KO)1敗。
渥美は静岡県の「HIDE GYM」に所属する28歳のファイター。180cmの長身から繰り出すヒザを武器とし、2018年にはJ-NETWORKウェルター級新人王に輝いている。戦績は7勝(3KO)3敗1分。
1R、鈴木は右ミドルを多用して左右フックの乱れうち。剛腕をブンブンと振り回して圧倒し、渥美も右ストレートを打ち返すも鈴木は構わず左右フックの連打。渥美が右フックで倒れ掛かったところにダメ押しの左アッパー。完全に倒れるまで殴り続け、レフェリーが即座にストップ。鈴木の衝撃的なKOに場内は大きくどよめいた。
マイクを持った鈴木は「僕は去年の2月、西岡蓮太選手に負けてそこから僕は毎日毎日ぶっ倒すことだけを考えて練習してました。現在3戦3勝3KOです。来年、西岡選手を僕がチャンピオンから引きずり下ろす。(メインの)バズーカ選手、もし勝ったら俺と挑戦権をかけてやりましょう。もし負けたら俺が挑戦者だ」と、KNOCK OUTスーパーライト級王者・西岡へのリベンジを宣言した。
▼第3試合 57.5kg契約 3分3R延長1R BLACKルール×光太郎ZLS(聖域統一フェザー級王者)KO 1R 51秒 ※右ハイキック〇龍聖(TRY HARD GYM)
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ちすると、5戦5勝全KO勝ちと快進撃を続ける19歳。
対する光太郎は12勝(5KO)7敗の戦績を持ち、2017年12月には立嶋篤史から勝利。『聖域』(サンクチュアリ)のフェザー級タイトルを持つ。パワーと気持ちの強さが持ち味で、自らを“ストロングスタイル”と称する。
1R、龍聖はスピードのある左ハイ、ワンツー、飛びヒザ蹴りと次々と攻撃を繰り出す。その攻撃の鋭さに場内からどよめきがやまず、最後はワンツー→左フックからの右ハイキック。光太郎はバッタリと倒れ、レフェリーは即座に試合をストップした。
圧倒的なKO勝ちを飾った龍聖は「TRY HARD GYMの若頭・龍聖です。今日、自分ために試合してくれた光太郎選手に感謝しています。来年、同じ階級のチャンピオンで試合は面白いかもしれないが、華のないでくの坊がいると思うので俺が倒したいと思っています。今、キック界に2人スターがいると思いますが、3人目に俺がなります」と堂々と宣言した。
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▼第2試合 77.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール〇吉野友規(STURGIS新宿)判定2-0 ※29-28×2、29-29×小泉 竜(池袋BLUE DOG GYM)
吉野は剣道(高校3年生時に国体で優勝、大学4年生時には団体戦で全日本選手権3位)からキックボクシングに転向し、デビューから5戦5勝4KOとまだ負け知らずで、豪快なパンチは毎回会場を沸かせている。前戦では初めて連続KOが止まったが、その修正はしっかりとできているという。
小泉は11戦7勝(3KO)3敗1分の戦績を持ち、昨年6月には所属ジム主催興行のBFC初代ミドル級王座を獲得した。今回がREBELS初参戦。本来はミドル級を主戦場としているが、今回は階級を上げて吉野との一戦に臨む。
1R、吉野が序盤から強打とローで前へ出ていくが、小泉もワンツーとロー&ミドルで応戦。小泉の前蹴り、ヒザ蹴り、そして強い右ミドルが決まる。吉野もヒザ蹴り、強打を返して一進一退。
2R、小泉のローとミドルにパンチで応戦する吉野は小泉の攻撃の振り分けに押され気味。しかし、吉野が左ミドルを蹴ると流れが変わり、吉野の右ストレートで小泉は左目上をカットして流血。ドクターチェックを受ける。
3R、前に出てパンチで倒しに行く吉野。小泉はパンチの打ち合いでも負けず、ヒザ蹴り、右ミドルを織り交ぜる。技の多彩さで劣る吉野だがワンツーで前へ出る。最後は右フックを連続して吉野がヒットさせ、判定2-0で激闘を制した。
▼第1試合 女子48.0kg契約 2分3R延長1R BLACKルール×山上都乃(WSRフェアテックス湖北)TKO 3R 57秒 ※ヒザ蹴り〇ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)
山上はアマチュア戦績7勝1敗6分で、KNOCK OUTのTRYOUT生として2019年11月大会のオープニングファイトに出場。チエミから勝利を奪うと今年2月の『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』でプロデビュー。左右ミドルキックからパンチで前へ出るアグレッシブファイトで荒井穂乃香から勝利。8月大会では2戦2勝の現役女子高生ファイター木幡紀帆にも勝利してプロ2連勝。今春高校を卒業し、女子大生になった。
ERIKOは2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビューのAKARI(TARGET)に序盤からパンチでの打ち合いを仕掛け、判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。今年10月の新日本キックではオンドラム(伊原道場本部)と対戦し、やはりパンチでの打ち合いを見せて首相撲からのヒザ蹴りを連打して判定3-0で勝利。戦績を3勝(1KO)1敗とした。
1R、ERIKOはパンチを連打して前へ出る。それを左ミドルで迎え撃つ山上。蹴りの音で状態にどよめきが起こる。山上はさらに右ストレートもヒットさせるが、ERIKOは下がらない。
2Rも前に出るのはERIKO。山上も右ストレートをヒットさせるが、ERIKOは怯まない。山上のローをかわした直後に放った右ストレートでERIKOがダウンを奪う。続いて右ヒザを突き刺し、下がった山上に左フックを当てて2度目のダウン。
3R、山上は左ミドルで体勢を立て直そうとしたが、ERIKOが左右ストレート連打から首相撲でのヒザ蹴りを連打。山上が崩れ落ち、ERIKOの鮮烈なTKO勝ちとなった。
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▼オープニングファイト第2試合 61.0kg契約 3分3R延長なし BLACKルール〇柴崎"ワンパンマン"亮(team AKATSUKI)TKO 2R 1分56秒 ※右フック×斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)
1R序盤から思い切りフックを放っていく柴崎に斧田も打ち合う。右ローを蹴る柴崎をパンチでコーナーへ追い込んでいく斧田だが柴崎も打ち合ってお互いにパンチを当て合うが、終盤に柴崎が斧田をめった打ちに。、
2Rは斧田が首相撲からのヒザ蹴りに活路を求めるが、柴崎の右フックが炸裂。ダウンを奪う。柴崎は一気に襲い掛かり、斧田をコーナーへ詰めて強打の連打。レフェリーがストップし、柴崎のTKO勝ちとなった。
▼オープニングファイト第1試合 53.5kg契約 3分3R延長なし BLACKルール〇宮下友樹(team AKATSUKI)KO 3R 1分11秒 ※3ノックダウン×山岡由忠(クロスポイント大泉)
首相撲からのヒザ蹴りを中心とした長い手足を利した攻撃で優位に立っていた宮下だったが、2Rにサウスポーの山岡の左ストレートを何度も喰らい、右アッパーでダウンを奪われる。しかし3R開始直後、仕留めにきた山岡に右フックを直撃させてダウンを奪い、続いて首相撲からのヒザ蹴り連打でダウンを追加。最後も首相撲からのヒザ蹴りを連打して、レフェリーが試合をストップ。大いに盛り上がった一戦は宮下の逆転KO勝ちとなった。