2020年11月27日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.119』の一夜明け会見が、28日(土)都内にて行われた。
会見には第6試合のKrushウェルター級3分3R延長1Rで、松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)に2R2分42秒、反則勝ちした加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)が出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は変な終わり方で、不完全燃焼な試合内容になってしまって反省しています。あそこでもらった自分が悪いと思っているので、次に活かせたらと思います」という加藤。映像を見て「1Rと2Rはとっていたのかなと思いました。戦っていても取れているなと思っていたので、そこは大丈夫だったかなという感じです」と自分がリードしていたのは間違いないとする。
松岡の両手でつかんでのヒザ蹴りでダウンし、試合続行不可能となったわけだが「ごちゃごちゃした中でパンチをもらって、潜って打とうとした瞬間にそのまま倒れました。パンチが当たったと思っていて、立ち上がった時になぜレフェリーがカウントをとらないんだろうって“?”になっていました。映像を見たら確かにつかまれていましたね」と、分からなかったという。
そのため「視界が白くぼやけていて見えづらかったです。今も頭痛がするのと頬が痛いです」とダメージは深かったとする。
(写真)2Rには加藤がダウンを奪った もし反則がなかったとしても「3Rで一発KO負けもあったりするし、分からないですが、あのままいっていたら体力もあったので行けたかなと思います」と勝利できていたと予測。「100%の成果が出せたかというと30~40%くらい。でも今回の試合の時に強くなるコツをつかんで、今回発揮できたとは思います」とまあまあの成果はあったとした。
今後の目標を聞かれると「来年1月23日のKrushのメインは決まっていないと思うので、そこで山際選手(Krushウェルター級王者)とやれたら一番いいのかなと思っています」と、王座挑戦をアピール。
山際の印象を聞くと「まだ見てないので分かりませんが、体力が凄くあるのかなというのと蹴り技が強いイメージです。でも昨日思ったんですが、自分には蹴りが効かないと思いました」と、王者の研究はまだしていないが蹴りへの耐久性には自信があると話す。
もし2021年1月23日のメインでタイトル挑戦となれば、1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA(ケーズフェスタ).4』では兄のレオナ・ペタスが武尊が保持するK-1スーパー・フェザー級タイトルへの挑戦が決まっており、2日連続で兄弟がメイン、そしてタイトルマッチということになる。
「そこが一番理想なのかなと思います。兄もK-1で一番デカい大会でタイトルマッチなので、その前に俺が火をつけてもっとやる気にさせて臨みたい。そこで俺が先に負けたら笑うんですけれど(笑)。もし決まったら1月23日、24日は加藤兄弟の日にしたい」と野望を語った。