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【Krush】新王者・新美貴士「絶対的な強さはもちろん、倒せるような王者になりたい」

2020/11/28 15:11
 2020年11月27日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.119』の一夜明け会見が、28日(土)都内にて行われた。  会見には第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント準決勝・決勝戦を制して優勝し、第5代Krushフェザー級王座に就いた新美貴士(名古屋JKファクトリー)が出席。前夜の試合を振り返った。 「いろいろな人の支えでKrushのベルトを獲ることができました。ありがとうございます」と挨拶し、「2試合とも相手が強くて、1Rで倒してやろうとの想いで倒しに行ったんですが、2人とも気持ちが強くて倒れてくれなくて。でもベルトが獲りたくてずっとやって来たので、最後は執念で何とか手数を出し続けることが出来たと思います」と苦しい試合だったと話した。  優勝できた要因は「一番大きなものは練習でやって来たことがそのまま出たかなって感じです。練習から手数とか攻撃的にいっぱい動いていたので、その成果が出た感じです」と、練習の成果が発揮できたことだという。  対戦相手はもちろん、周囲を驚かせたのは今までと全く違うファイトスタイルだった。試合開始と同時に前へ出続け、攻撃を出し続ける今までにないスタイルは、ジムの先輩である佐藤嘉洋の現役時代を彷彿とさせる。 「トーナメント1回戦の前、7月に岡嶋選手に敗れてちょっと経った時からスタイルチェンジしました。会長から、ちょっとこうやってみろと言われてやってみたら、今までと全然動きが違いました。会長凄いなって思いましたね。だから自分は会長の言う通りにやっただけですね」と説明。  本来なら不戦勝となった9月のトーナメント1回戦からこの新スタイルで行く予定だったと言い、不戦勝で見せなかったこともラッキーだったのではと聞かれると「見せても見せなくても僕は攻めまくるしかないので」とした。  試合後のマイクでは「今日ABEMAで観戦している妻と子供にいつも支えてもらって、今日もヤバかった時に顔が出てきたのでいつもありがとう」と語っていたが、そのヤバかった時とは「けっこう苦しいところがあったんですが、決勝の2Rくらいからあまり覚えてないんですが、けっこう森坂選手はパンチがあるなと思って。何回か鼻にもらってそういう時に痛かったけれど、ここで行かないとダメだなって思っていました。その時に妻と子供のことを思いました」と明かした。  朝起きた時にベルトが手元にあった気分は、と聞かれると「今日な寝てなくて。頭が打たれて痛くて、寝たら帰らぬ人になりそうだったので寝ずにいました(笑)。ベルトはしまってありました」と笑う。  初防衛戦の挑戦者は誰になると思うかと問われると「フェザー級は選手がいっぱいいて層が厚いなと思っていて。誰が来ても強い選手がいっぱいなので、自分はまだ弱いと思っているのでもっと強くなって、誰が来ても圧倒的に勝てるように準備していきたいと思います」と、その時に備えて準備を整えたいという。  次に戦う時はスタイルも研究されていることが予測されるが、「研究してこようが、僕の技の引き出し、相手がどんなスタイルで来ようといろいろな武器を増やしているところなのでそこは大丈夫です」と自信の回答。  そして、どんな王者になっていきたいかとの質問には「王者なので絶対的な強さはもちろん、倒せるような王者になりたいです」と、KrushらしくKOできる王者になっていきたいと答え、次の目標として掲げているK-1王座への挑戦は「組まれれば早めにやりたいですし、組まれる機会がきたら獲りたいです。でも怪我がひどいので、しっかり治して準備して、そうしたらいつでもって感じですね」と語った。
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