2021年1月23日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.121』の記者会見が11月25日(水)都内で行われ、第一弾対戦カードが発表された。
第4代王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が返上した第5代Krush女子フライ級王座を懸けて4人制トーナメントが開催され、壽美(NEXT LEVEL渋谷)、芳美(OGUNI-GYM)、NA☆NA(エスジム)、真優(月心会チーム侍)の出場が決定した。準決勝の組み合わせは壽美vs芳美、真優vsNA☆NAとなり、決勝戦は4月の後楽園大会で実施される。
なお、11月3日の福岡大会で壽美に敗れたKANAは足を負傷し、先週に手術を行ったために復帰までに時間がかかるという。K-1女子フライ級王座を懸けてのKANAとの再戦が遠のいたことを受け、壽美は「自分は元々Krushのベルトを獲ってからKANA選手のベルトに挑みたいとずっと言っていたので、言ったことがその通りになりました。Krush王者になってKANA選手に挑むとカッコいいのでそれを実現しようと思います。ここでしっかりとKrushのベルトを獲って自分はKrush王者としての誇りを持ってK-1王者のKANA選手と戦います」と望んでいた展開となり気合い十分のようだ。
「KANA選手に勝ってからここからがスタート。何百倍も強くなると思ってすぐに練習を再開しました」とさらに強くなるためにすでに練習を開始したという壽美。一回戦で壽美と対戦する芳美はNJKFを主戦場に活躍し、34戦10勝(2KO)21敗3分と、トーナメントメンバーの中でも一番豊富なキャリアを誇るベテラン選手。壽美は「凄くキャリアがあって試合を見たらアグレッシブで凄く気持ちの強い選手だなと思いました」といい、「アマチュアの時からずっとKrushのベルトはカッコいいと思っていて、今はもう目の前にあるので絶対に獲ります」と力強く王座奪取を誓った。
そんな壽美と対戦する芳美は「以前からKrushに出たいと凄く思っていて、まさか初戦で壽美選手とやらせていただけるとは思ってもいなかったので気合いが入ってます。壽美選手の試合を実際に見たことがあり、その時は畑が違うなと思って対戦相手としては見ていませんでしたが、入場曲が雰囲気に合っていて凄くカッコよく、大会から帰る時にコーチとその話で盛り上がったぐらいなんです。まさか戦えるとは思っていませんでした」と試合が待ち遠しい様子。「格闘技の本質はダメージを与えてダウンを取ったりKO勝ちすること。Krushはそういう意識の高い選手が集まっていて、凄く価値のあるベルトなので全力で頑張ります」とこちらも力強く意気込みを語る。
そして、5戦2勝2敗1分の戦績があり、今回2度目のKrsuh参戦となるNA☆NAは「まずは真優選手との一戦でしっかり勝って次につなげられるように頑張ります」という。対戦する真優については「左の攻撃が凄く上手。前に出てくるというよりは相手の出方に合わせてしっかり戦える選手だなと思ったので、そこをしっかり攻略したい」と作戦を立てて一戦に臨みたいという。
対する真優は10戦5勝3敗2分の戦績があり、Krushには5度目の参戦。2019年8月にはKANAとも対戦経験がある。意気込みを聞かれると「プロデビューしてから来年で5年目。まだプロのベルトには一切関わっていなくやっとチャンスがきたので、しっかりと月心会チーム侍にベルトを持って帰りたいと思います」とベルト奪取に向けて闘志を燃やす。 決勝戦で対戦したい相手を聞かれると、壽美に敗れているNA☆NAと真優の二人は揃って「リベンジを懸けてやりたい」と再戦を口にする。このラブコールを受けて壽美は「そう言っていただけるのは凄く嬉しいですし、以前戦わせていただいた2人は、時間が経っているので別人になっていると思います。私も別人になった姿で1月にしっかり勝って、決勝戦も勝った方としっかり戦える自分を作ります」とした。
<決定対戦カード>
▼第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R・延長1R真優(月心会チーム侍)NA☆NA(エスジム)
▼第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R・延長1R壽美(NEXT LEVEL渋谷)芳美(OGUNI-GYM)
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)松本涼雅(team ALL-WIN)
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R小倉尚也(スクランブル渋谷)黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)