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【K-1】木村“フィリップ”ミノル「歴史に残るKOができたら。非情なまでの倒し方をしたい」

2020/11/24 19:11
 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、HEATミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)と対戦するK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)の公開練習が11月24日(火)都内所属ジムにて行われた。  パワフルなアッパー&フックを中心としたミット打ちを披露した木村は「コンディションはバッチリです。久しぶりの試合なのでモチベーションも上がっていて、久しぶりな分、パワーが溜まりに溜まっているので早く放出したいですね」と試合が待ち遠しい様子。  3月のスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント以来の試合となり、「1~2カ月ゆっくりして徐々に基礎的な部分、基礎体力から戻していって、本格的に練習を始めたのは2カ月前くらい。内容的には3月までの続き。ある程度進化してきたので、その続きをやるって感じですね」と、休養もたっぷりとったことが試合が待ち遠しい気持ちにつながっているようだ。 「けっこう仕上がっていると思います。久しぶりなので身体と相談しながらやって来ましたが、いい感じで練習できていますね。モチベーションも下がることなく出来ています」と試合へ向けて順調そのもの。  対戦するアビラルについては「恐れ知らず。目力が強くて、きっと気持ちが強い選手だと予想しています。攻撃力という意味ではそこまで警戒していない。アグレッシブな選手で、一発の強さでもないがパンチも蹴りもキレがあるので危ないと思う。でも、王者として格の差を見せつける攻防ができたらと思っていますね。試合は相手がいて成り立つものなので、それに合わせた出方で、どう料理するかをその場で考えたい」と、前回の会見時とは違いアビラルを評価する。  記者会見では「みんなが臨むような相手ではないけれど」との発言もあったが、「チャンピオンになって一発目は難しいですけれど、ファンも知っている、この対決を見たかったという対決を出来たら嬉しいと思っていたので、その発言になりました。でも格闘家は対戦相手を望むものではない、組まれた相手とやるのが格闘家です。そこで改めてしっかりやろうと思いました」と、気持ちが変わったという。  アビラルは強気な発言もしているが「選手はみんな強気な発言をするものでしょう。それに関しては何とも思わないですね。でも彼は僕のことが本当に怖がっていないと思う。僕のパンチを恐れて最初からプレッシャーがかかって下がってくれる感じではないので、自分の武器を見せながらしっかり仕留めたい」と、アビラルの恐れ知らずな部分が楽しみだとする。 「ガンガン向かってきて欲しいですね。そして1Rと2Rの違いを見て欲しいです。自信満々の姿がどう変わっていくのか。それを見てもらいたい」と、アビラルの自信が喪失していく様を見て欲しいとニヤリ。  決着はもちろんKOだ。「僕の場合、自然とやっていたらKOになるので。ファイトスタイルがKOを引き寄せているのでそこまで意識することはないんです。みんなKOすることが難しいと思っていても、僕にはそんな感覚はないですね。KOというのは時のタイミング、運とかもあるけれど、しっかり試合に集中してどんなチャンスも見逃さない姿勢で挑めば、その瞬間を捉えられると思う。それが僕のKOする秘訣です」と、意識しなくてもKOになると話す。  そして「僕の場合はどういうKOをするんだろうという期待がされていると思うので、その期待をいい意味で裏切るKOをしていかないといけない。歴史に残るKOができたらと思います。みんなの期待するKOを上回りたい。みんなの予想を覆すような、非情なまでの倒し方をしたいですね」と言い放った。
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