2020年11月27日(金)東京・後楽園ホール『Krush.119』の全対戦カード&試合順が発表された。
今大会はダブルメインイベントとして、「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント決勝戦」と「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦」が行われる。
「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」は9月大会で開幕し、8名の出場選手の中から勝ち上がった4名が今大会で準決勝・決勝戦を争う。
(写真)準決勝の岡嶋(左)vs森坂 第2試合の準決勝(1)で岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 森坂陸(エスジム)、第3試合の準決勝(2)で玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)vs新美貴士(名古屋JKファクトリー)が行われ、その勝者同士がダブルメインイベント第2試合で第5代Krushフェザー級王座決定戦を行い、新王者が誕生する。
岡嶋は『格闘代理戦争』の卒業生でプロ転向後は54連勝を飾っているホープ。1回戦ではBigbangライト級王者・林京平にKO勝ち。「結局、俺が一番強いんで」の決めセリフを持つ。
(写真)準決勝の玖村(左)vs新美 森坂は2017年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年3月にはK-1出場も果たしている。2017年7月には現K-1フェザー級王者・江川優生から勝利を収めた戦績が光る。1回戦では山浦力也の強打に押されながらも3R終了直前にバックハンドブローでダウンを奪い、劇的な勝利を飾った。戦績は11勝(2KO)9敗2分。
玖村は空手を学び、キックボクシング転向後は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。同年10月の試合を最後に網膜剥離(全治3カ月)で戦線離脱していたが、階級を上げて復帰。1回戦では秀樹にKO勝ちした。戦績は14勝(7KO)7敗1無効試合。
新美は2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、連勝したが斗麗に敗れた。その後は佐野天馬、高橋直輝に連勝も前戦は7月に岡嶋形徒に判定で敗れている。1回戦では知良と対戦するはずだったが、知良が体調不良のため欠場となり、不戦勝で勝ち上がった。戦績は9勝(4KO)3敗のサウスポー。
「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」は7月に開幕。4名がエントリーし、勝ち上がった菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)とMOE(若獅子会館)が決勝戦の王座決定戦を争う。
菅原は第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を引っ提げて2019年1月にプロデビュー。トーナメント初戦(準決勝)では優に判定3-0で勝利を収め、戦績を4勝1敗とした。今年3月に美容技術専門学校を卒業し、春から“戦う美容師”として活動している。
MOEは第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦。強豪を相手に連敗を喫したが、トーナメント初戦ではチャン・リーに判定3-0で勝利を収め、決勝へコマを進めた。戦績は3勝3敗。
また、セミファイナルではウェルター級3分3R延長1Rで、松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)と加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)が対戦。
このカードは8月大会で行われた「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」の準決勝で組まれていたが、加藤が練習中に右足首を負傷、松岡が感染症拡大防止のため一定の待機期間を設ける必要のある選手に該当したため、両者とも欠場して対戦が流れていた。