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【ムエタイ】ロッタンが1vs2のハンディキャップマッチ挑戦へ=所属ジム会長が明かす

2020/11/18 12:11
【ムエタイ】ロッタンが1vs2のハンディキャップマッチ挑戦へ=所属ジム会長が明かす

強すぎる選手に適用される1vs2のハンディ戦を行うかもしれないロッタン。その強さが神の領域に近づいたか

 日本でも人気の高いロッタン・ジットムアンノン(タイ)が、2021年に1vs2のハンディキャップマッチを行う可能性が出てきた。

 ロッタンの所属するジットムアンノンジムのソーエー会長が明かしたプランで、「ロッタンvsチョーファー&ヨードクンタップの1対2での対戦を来年早々にも実現させる」というもの。ムエタイの情報をSNSで発信している『Muay Thai Super Fight』が伝えた。

 この“1vs2”という試合形式はリングで同時に3人が戦うのではなく、試合は1vs1で行われ、4Rで相手が入れ替わるというもの。3R戦って疲労があるところに、フレッシュな相手が襲い掛かるのだ。


 1vs2は今回が初めてではなく、過去にも行われた試合形式。パーヤップ・プレムチャイやナムカブアン・ノンキーパーユットといった、いわゆる「強すぎて相手がいない」選手に適用される試合形式である。余談ではあるが、パーヤップが1vs2を行った時の相手チームには日本でもお馴染みのチャンプア・ゲッソンリットがいた。

 ムエタイはタイでギャンブルの対象となっており、強すぎる選手はギャンブルの対象として面白くない。そこで相手側に体重ハンディを与えて“もしかしたら勝てるかもしれない”とギャンブルを成立させるのだが、1vs2はその究極系。ギャンブルとしての面白みをアップさせるものだ。

 近年では2009年に“近代ムエタイの帝王”“生ける伝説”“ムエタイの神”と呼ばれるセーンチャイが、ペッブンチュー&サゲッダーオという一流選手チームを相手に1vs2を戦い、勝利を収めている。

 今回、ロッタンの対戦相手候補チームに名前が挙げられているチョーファーとヨードクンタップもランキングに名を連ねる一流ファイター。いずれもロッタンと過去に対戦経験があり、敗れている。チョーファーは「1vs2なんてやる必要はない。俺一人で十分だ」と言っているという。

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