2021年2月28日(日)東京ドームで開催が決まったプロボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)が出場する格闘技イベント『MEGA2021』(MEGA制作委員会主催)に関する記者会見が、11月16日(月)横浜にて行われた。
東京ドームでの格闘技イベント開催は、2005年11月の『K-1 WORLD GP 2005 in TOKYO 決勝戦』以来、約15年ぶりとなり、メイウェザーが出場するほか、様々な格闘技団体のチャンピオンクラスの選手にオファーをするという。
会見には、MEGA製作委員会の代表取締役で職務執行責任者の徳弘浩平氏、同委員会の黒瀬拓馬弁護士が出席。
徳弘代表は「私どもはトラストライン株式会社というWEBマーケティング事業やEコマース事業を展開する会社を運営しております。弊社とメイウェザー選手がコラボした健康食品事業を展開する中で、メイウェザー選手と信頼関係を築き、日本でメイウェザー選手が戦える場を作れないかと考え、海外ファンドから協力も得られ、こういった形で『MEGA2021』の実現となりました」と大会開催の経緯を説明。
続けて「世界中の方々が不自由な生活を余儀なくされている中、こういった大規模なイベントを行うのはどうかなと悩みましたが、この格闘技の力で世の中の少しでも多くの方に勇気と元気を与えられればなと思いました。必ず盛り上がるコンテンツを用意することを私が保証します」とあいさつした。
オンラインで会見に出席したメイウェザーは「日本のファンの皆さんにはとにかく御礼が言いたいです。私のことを覚えていてくれて、私のことをよくしてくれて非常に愛を感じます。この先のことについて今は凄くワクワクしています」と日本のファンにメッセージ。
今回の会見は記者との質疑応答はなく主催者側が用意した代表質問のみとなり、どんな選手と対戦したいかの問いには「現在はどんな相手かは検討が付いていないが、とにかく東京に行くのを楽しみにしています。東京ドームでは歴史的に見てもMMA、ボクシングで非常に素晴らしい試合が組まれているので、とにかく日本のファンが楽しんでもらえるようなことをしにいきます」という。
メイウェザーが注目している日本人選手については「現在は世界中がコロナの影響で忙しい状況になり、そんなに注目はできていないが私はとにかく好きな東京の文化、食べ物が美味しいので早く東京に行って前向きなことができたら」と特に意識していない様子。 質問者から世界3階級制覇王者・井上尚弥との対戦を考えているかと聞かれると「その名前は詳しくはわからないが、彼とやるとなれば、しっかりチームで練習し、研究して準備したい」とした。
また、2018年の那須川天心とエキシビションマッチで対戦して以来となる日本での戦いについては「日本は世界の中でも非常に素晴らしい国。人も温かくて優しいし、日本に来ると楽しいのでそのお返しとして日本のファンを楽しませたい。いつでも帰ってきたいと思っている」といい、今後のトレーニング内容ついては「当然いつものようにたくさんトレーニングをして、努力をして人々が見たいものを見せてあげるという心意気で迎えます。詳細がなど全てが決まりましたらその時に報告しますのでそれまで楽しみに待っていて下さい。ちなみに前回日本でパフォーマンスした時は、そこまで練習はせず身体はだらしなかったが、今回に関してはしっかり仕上げて良い状態で日本に来るので楽しみにして下さい」と那須川戦では万全の状態ではなかったが、来年はしっかり調整して臨みたいとした。
なお、主催者からはメイウェザーの対戦相手について「日本人選手を考えています。歴史ある東京ドームでの大会ですし、一番盛り上がるカードにしたいなと思っています」と日本人選手から選びたいとし、ルールについては「相手が決まっていないので決まってから調整します。双方が納得するルールで行いたい」としている。