2020年11月14日(土)東京・後楽園ホール『RISE 144』の前日計量&記者会見が、13日(金)都内にて14:00より行われた。
セミファイナルのスーパーライト級(-65kg)次期挑戦者決定戦3分3R無制限延長Rで対戦する、同級6位でWMC日本スーパーライト級王者、LPNJスーパーライト級王者の二冠王・実方拓海(TSKjapan)は64.8kgで計量をパス。
対戦相手の同級2位タップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)は65.8kgと800グラムオーバーしたが、再計量でリミットちょうどの65.0kgまで落として無事パスした(会見は欠席)。
その後の会見で実方は「明日の試合は勝たないといけない試合。勝つのは大前提でこういう舞台なので勝ち方を求められると思いますけれども、とにかくここで負けていたらこの先がないと思うので何が何でも勝ちに行く試合をしたいと思います。タップロン選手は危険な相手ですね。破壊力抜群で。心配はしていませんが、あとは体重をしっかり落としてほしいです」と、強敵を相手に必勝を誓った。
第8試合のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで対戦する、ライト級3位・北井智大(チームドラゴン=右)は64.80kg、吉沼大樹(フリー)は64.90kgで計量をパス。
当初、吉沼とは北井と同門の森香津眞が対戦することが決まっていたが、練習中に左肋骨を骨折。欠場となったため、急遽10月11日に試合を終えたばかりの北井がスクランブル出場することとなった。
北井は「明日は後輩の代打出場で、後輩の代わりに出るってことで負けられないので気合い入れて頑張ります。相手の印象は何試合か見たんですけれど、けっこうやるなって感じなので気合い入れて頑張ります」と、笑顔で“気合い”の表明。
吉沼はKrushで過去に活躍していた選手で今回RISE初参戦。「自分は海外で試合をしていたんですけれど、まあ、名前がない中で相手が北井選手ってことで運命的だなみたいなこともありますし、RISEに新たな歴史の1ページって言うんですかね、それを塗り替えられればと思います」と不敵なコメントを残した。
第7試合のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで対戦する、ライト級7位・川島史也(BattleNation=右)は64.85kg、同級3位・伊藤澄哉(戦ジム)は64.80kgで計量をパス。
RISEで長く活躍する川島はライト級からスーパーライト級に本格転向する一戦となり、「俺はいま4連敗しちゃっているので、明日出る選手の中で勝ちたい気持ちは一番強い。その気持ちを全力で出して1年ぶりの試合を楽しみたいと思います。伊藤選手は地下格闘技王者としてRISEに参戦してきて、もっと荒々しい感じなのかと思ったらムエタイスタイルと言うか、上手くていい選手だなと思いました」と、連敗脱出を誓う。
ムエタイ女王・伊藤紗弥の実兄で、森香津眞を昨年11月のプロデビュー戦で破ってランカーとなった伊藤は、「明日の試合がちょうど1年ぶりなので、この1年溜まっていたものを爆発させたいと思います。川島選手の印象は1回、2回動画で見ただけなんですが、きれいなキックボクシングをするなって印象なので、それに対して自分は変則的な技で圧倒したいと思います」と、正統派に対してトリッキーで対抗すると話した。
第6試合のミドル級(-70kg)3分3R延長1Rで対戦する、元J-NETWORKスーパーウェルター級&ミドル級王者・廣野祐(フリー=右)は69.85kg、同級5位でウェルター級でも2位の中島将志(新潟誠道館)は69.90kgで計量パス。
2006年プロデビュー、36歳のベテランである廣野は12年ぶりのRISE参戦に「かなり久しぶりのRISE参戦です。試合がなかった期間で、自分がどれだけ強くなっているのかっていうのがはっきり分かるような試合になると思います。相手の印象は何でもできるオールラウンダーという感じで、技術もあって非常にやりづらい選手なので、明日はいい試合になると思います」とコメント。
中島は「明日の試合はRISEでは約1年ぶりの試合になるので、この1年で自分がどう変われたのか、どこが強くなったのかをRISEファンの皆様にしっかり見せられるような試合をしたいと思います。相手の印象は実力も実績もあって素晴らしい選手だと思うので、しっかりぶつかっていきたいと思います」と意気込んだ。
また、会見では伊藤隆RISE代表より、来年にミドル級の『DEAD OR ALIVEトーナメント』開催の構想もあることが明かされ、廣野は「国内に70kg選手はいっぱいいますが、その中で差を見せたいですね。こいつは違うな、と。こいつは世界で勝てるってところを見せたいです」、中島は「自分はこの前、63kgトーナメントで直樹選手がジョーカーだったので、70kgでは自分がジョーカーの役割を果たしていい試合を見せたいと思います」と、トーナメントが開催されるなら参戦したいと口をそろえた。