2020年11月13日(金)21時30分から、シンガポール・インドアスタジアムで事前収録された「ONE: INSIDE THE MATRIX 3」が配信された。
同大会では、日本から箕輪ひろば(総合格闘技道場STF)と、手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)が出場した。
修斗世界王者で今回ONEデビュー戦を迎える箕輪は、現在2連勝中でストロー級ランキング4位の“チームラカイの新星”リト・アディワンとの試合に向け、「これまでに見たことのない箕輪ひろばを見る事が出来ると思う」と予告した。
▼ストロー級(52.3kg-56.7kg) ○箕輪ひろば(日本)56.4kg, 1.0187[判定2-1]×リト・アディワン(フィリピン)56.55kg, 1.0136
1R、ともに11勝2敗。オーソドックス構え。アディワンが金網に詰めてのワンツーの左右をヒットも、そこにダブルレッグテイクダウンは箕輪。アディワンはインサイドガードに入れる。下からアディワンは左腕を取ってキムラロックへ!
箕輪は前転するも金網が邪魔に。しかし前転すると、さらについていくアディワンはまたもキムラで絞り、箕輪は2度目の前転でまたぐとかつぎパス! サイドを奪う。アディワンが足を戻して下から腕十字でゴング。
2R、右ミドルはアディワン。さらに右のバックスピンキックも、その打ち終わりに箕輪はダブルレッグテイクダウン! ハーフガードから下からのキムラクラッチでスイープを狙うアディワンに際で譲らず上に。サイドを奪うと鉄槌、上四方からヒザを突く。
3R、中央で足を止めるアディワン。スタミナ厳しいか。右を振ってきたところにカウンターのダブルレッグに切らずに背中をつけて作るアディワン。フルガードに戻すと箕輪はインサイドからヒジ。
下からの腕十字、オーバーフックを防いで、蹴り上げからの立ち上がりもすぐについて上四方にパス。足を戻すアディワンにインサドガードから両拳で鉄追連打! アディワンも下から殴るが箕輪の手数は止まらない。
1Rに左右の打撃、キムラロックでニアフィニッシュとなったアディワンだが、2、3Rのテイクダウンからのパウンドは箕輪だ。ONEのトータルの判定は、2-1のスプリットで箕輪がランキング5位のアディワンを撃破した。