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【Bellator】パトリシオ“ピットブル”が鮮烈KO勝利!「俺のパンチをアゴに受けて立っていられる人間はいない」

2020/11/13 13:11
【Bellator】パトリシオ“ピットブル”が鮮烈KO勝利!「俺のパンチをアゴに受けて立っていられる人間はいない」

(C)Bellator

 2020年11月12日(日本時間13日)、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて「Bellator 252: Pitbull vs. Carvalho」が行われた。

 メインイベントは、パトリシオ“ピットブル”フレイレ(ブラジル)とペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)による「Bellator世界フェザー級選手権試合」兼「フェザー級ワールドGP準々決勝」。もともと同カードは、3月13日の『Bellator 241』で実施予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。8カ月の時を経て、無観客&ライブ配信にて実現されることとなった。

 一回戦は現バンタム級王者のファン・アルチュレタに危なげなく判定勝ちしたパトリシオ。現ライト&フェザー級二階級王者でもある。対するカルバーリョはMMA6連勝中で、うちBellatorでダニエル・クラフォード、ルカ・ヴィタリ、デレック・カンポス、そしてトーナメント一回戦で元UFCファイターのサム・シシリアに一本勝ちで4連勝を飾っている。

▼Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準々決勝 5分5R
○パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[1R 2分10秒 KO] ※右ストレート
×ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

 チャンピオンシップの5分5R。

 1R、オーソドックス構えのパトリシオ。サウスポー構えのカルバーリョは右ローから入る。先に圧力をかけるカルバーリョが左ミドルを当て、右ジャブを伸ばす。左に回り、左のインローを当てるフレイレ。カルバーリョは再び左ミドル、さらに左ローを打つが、そこにカウンターの左フックをヒットさせるパトリシオ! 今度は右ローを前足に突く。

 大きな右を振り左で差して組むパトリシオ。金網まで押し込まれたカルバーリョはヒザ蹴りをボディに打ち込み離れる。左ジャブを突きながら左手を首後ろに掴んだカルバーリョだが、そこにパトリシオはショートの右フック!

 腰が落ちたカルバーリョにすぐにパトリシオはノーアームギロチンでがぶり崩して仰向けにさせると上体を起こしてきたカルバーリョのバックを奪い、両足フック。その右足をほどいて正対し立ち上がるカルバーリョ。

 スタンド再開。パトリシオの左フックをかわすと右を振る。これをかわしたパトリシオ。カルバーリョは左の跳びヒザから近づきワンツーから左ミドルをヒット! カルバーリョはオーソドックス構えとなる。しかし押し戻すパトリシオはオーソドックスからワンツーの右をヒット! さらに左から右のワンツーで、カルバーリョをマットに沈めた。

 追撃のパウンドも無く倒れたカルバーリョを見下ろしたパトリシオ。鮮烈KO劇にも荒ぶるところを見せなかった。

 1R、2分10秒でのKO。ワールドGP準決勝進出とフェザー級王座4度目の防衛に成功したフレイレは、マット上のインタビューで「俺のパンチでアゴを殴られて、立っていることは不可能だ」と冒頭で語ると、「たった1試合をこれまで待つのはタフだったけど、家族との時間をエンジョイした」と、淡々と語った。

 準決勝については「エマニュエル・サンチェスがタフなことを願っているよ。戦い方もダイナミックになっている」と語り、ベルトを腰に戻すと、次期挑戦者サンチェスとフェイスオフで向き合い、互いに礼をした。

 パトリシオは2020年4月に、RIZINの朝倉未来にも対戦を要求しており、兄のパトリッキーとともに日本マットとも縁が深い。果たしてこの男に勝てる日本人ファイターはいるのか?

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