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【K-1】芦澤竜誠と激突の島野浩太朗「僕も彼もリングに自分を憑依させることができる選手。今回は憑依と憑依がぶつかる」

2020/11/12 13:11
 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、島野浩太朗(菅原道場)と芦澤竜誠(PURGE TOKYO)が対戦する。  島野はMA日本キックボクシング連盟をホームリングに、2011年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。強打を武器にトップ戦線で活躍し、北井智大、レオナ・ペタスらをKOし、皇治、卜部功也、卜部弘嵩らトップファイターたちと拳を交えてきた。2018年6月に郷州征宜を破り第7代Krushスーパー・フェザー級王座に就くと、同年12月に大岩龍矢を退けて初防衛に成功。しかし、2019年3月の2度目の防衛戦で西京佑馬に敗れ、ベルトを失った。前戦は9月に佐野純平を1RでKOに葬っている。戦績は25勝(15KO)13敗。 3年前と今の自分は人として全くの別人 ――島野選手にとっては約3年ぶりのK-1出場となりますね。 「前回のK-1で負けてしまい、この3年間は試合で負けた以上の悔しい思いで過ごしてきました。自分というものに徹底的に向き合って、人間としてすごく変わった3年だったと思いますし、今回はその悔しさの答えを表現するチャンスではないかと感じています」 ――どんなところが3年前と変わったと思いますか? 「ファイターとしての実力は分かりません。ですが、3年前と今の自分は人として全くの別人だと思います。あの時の一戦というのは今日まで過ごしてくる中で、大きな課題になった試合でした。あの時の自分だったら、あれが仕上げられる精一杯だったのかなと思いますが、今の自分から見ると、当時の自分では堂々と外に発信するのも自分を表現することもできないだろうなと感じています」 ――今は表現できるようになっていますか? 「今は自分が何を発言して、自分を表現する。それがたとえ失敗だったとしても、絶対に後悔しないで、どんなことが起ころうとも前に進む自分を準備できています。そこがあの時とは大きく違うと思います」 ――対戦相手の芦澤選手にはどんな印象を持っていますか? 「自分の中にある本心や本音を表現することはすごく勇気がいることだと思うし、それを見せるという点ではすごい表現者だと思ってます。自分とは対極だと思いますし、試合を見てくださるみなさんにも対極に映ると思うんですけど、どこか同じところを目指しているというか。共通する部分があるのではないかという感覚を覚えます」 ――対極にいる選手ではあるものの、認めている部分があるわけですね。 「もちろん認めています。例えば彼は今のあのスタイルで壁にぶつかっても、きっとそのまま進むことができると思うんです。で、今の僕もどんな結果が出たとしても必ず前に進むことができます。そういう部分で、表現の仕方は違いますが“前進する”という根っこの部分での共通点はあると思います」 ――例えば芦澤選手のようなトラッシュトークを島野選手はどう思いますか? 「好き嫌いというよりも“自分にはできないな”という感覚の方が強いです。思いっきり自分も突き抜けたいと思っている人は彼に羨ましさを感じると思います。それを僕が表現できるかと言われたら、どんなに自分が頑張って覚悟を決めても真似できないんですよね。そこに対しては自分に真似できないものを持っている人なので敬意があります」 ――ではファイターとしての評価はいかがでしょう? 「リングに自分を憑依させることができる選手だと思います。それは色んな気だったり、人から集めてくる思いだったり、ハートの部分ですよね。そういったものを自分の体を通して。リングに憑依してぶつけることができる選手だと思います。自分もそういうタイプだと自負しているので、今回は憑依と憑依がぶつかる。そういう意味でこれからの時代の1つの答えというか、そういった時の運も試合を左右するんじゃないかと思います」 ――では島野選手が今後のK-1で目指していくものは何ですか? 「いま注目を集める流行であったり、時代であったり、そういったものに一石を投じる覚悟で、真新しい1つの価値を体現したい。そういう覚悟で臨みたいと思っています」 ――改めてこの試合へ向けての意気込み、そしてメッセージを最後にお願いします。 「この一戦は“試合を見る”というより芦澤竜誠がどんな姿で出てくるのか、芦澤選手がどんな試合をするのか、彼を見たいと思ってこの試合を見る人が大半を占めると思います。それは彼が作ってきた価値や位置、流れや熱であって、そこに最大限の敬意を持って反対からぶつけたいと思います。対極の視点から新しい価値を体現する覚悟で、当日のリングに臨みたいと思います」
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