9戦全勝(1KO)、判定は全て3-0でアマチュア時代からは20連勝しているぱんちゃんだが、「倒せないとダメ」と自分に厳しい
2020年11月8日(日)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.67』のメインイベントで、元ミネルヴァ ピン級王者MARI(ナックルズGYM)に判定3-0(30-28×3)で勝利したREBELS-BLACK 女子46kg級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が、今の心境を告白した。
11日(水)に自身のYouTubeチャンネル『ぱんちゃんねる』に一人語りの動画をアップしたぱんちゃんは「判定で勝ちました。応援ありがとうございました。安定の判定です(苦笑)。フルマークで勝てたんですけれど、後楽園でのメインだったのでダウンは取らないといけないと思っていたんですけれど…(中略)自分のパワーが凄い上がっていたのでダウン取りたかったですね」と、目標としていたダウンを取っての完勝ができなかったことを悔やむ。
「今ね、プロ9戦して9勝なんですよ、そこは凄いんですけれど、1KOなのでKOしろって言われるので。自分の中でしなきゃなっていうのがあるので凄く頑張って日々練習しているんですけれど、まだ足りないですね(中略)9戦全部フルマークで相手に1つも取られずに勝っているんですけれど、そのもう一個上をいかないといけないと自分で思っているので。女子選手ってダウンが取れないっていうので悩んでいる選手が多いと思うんですけれど、そこを自分はまず抜けたいって思っているので。とりあえずしっかり勝つことが目標でこれからも絶対に負けない、絶対に勝つってことが第一なんですけれど、やっぱりベルトを持ったからには内容も頑張っていきたいと思うのでこれからもっと精進します」と、“女子だからしょうがない”と言われるのは嫌だと気の強さを見せる。
「勝ってるんですけれど、アマチュア入れて20連勝ですね、今。なのに悔しさの方が多いのはなんでだろう」と、連勝しても満足は得られないと吐露。
さらに「本当はね、今回ダウンを取ったら年末アピールしたかったんですけれど、判定だったし、もっと実力がついてからの方がいいのかなって自分では思っています。自分の中ではまだ自分に合格点をあげられないなって思うので」と、今年の目標としていた年末RIZIN参戦は時期尚早、もっと実力を付けてから参戦したいと話した。
試合で負った右拳の怪我については「ナックルが腫れちゃって、今日病院に行ったら折れてなかったんですけれど、人差し指と小指のナックルが2カ所筋膜損傷になってしまって。あと小指のナックルの位置がずれちゃったみたいで。当たった時になんか外側にいっちゃったみたいで、しっかり打てるようになるまでは1カ月かかるって言われて凄いショックで帰ってきたのでテンションが低いんですけれど。足りなかった部分を今、悔しい気持ちがあるうちに練習したいのに、しばらく右が打てないっていうので落ち込んでいるんです」と、試合の課題を克服するためすぐに練習したいのにもかかわらず、右のパンチが打てないことに落ち込むぱんちゃん。
「次ね、年内に1試合あるのか来年になるのか分からないですけれど、いつ誰と試合が決まっても勝てるように。なんか毎回ね、試合が終わったらゆっくりしたいって私言ってるんですけれど、毎回試合が終わるとすぐ練習してたくなるんですよ。なんでなんでしょうね、この矛盾点は(笑)。追い込みの時は早く試合終わって解放されたいっていつも言ってるんですけれど、試合でできなかった悔しさとか、倒せなかった悔しさとか、そういうのを考えるともうウズウズしちゃって練習したくなっちゃうんですよね。
今回、めっちゃ遊んでやろうと思っていたんですよ、試合終わった後に。いま全然そんな気持ちじゃないですね。家にいてもつまんないですね。でもリフレッシュもしたいと思うので、温泉旅行も計画しているので温泉に行って美味しいもん食べて、友だちといっぱい愚痴を聞いてもらって恋バナとかして(笑)。リフレッシュしてまた頑張ろうと思います」と、怪我が治るまで練習を我慢してリフレッシュ期間にあてたいと語った。