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インタビュー

【K-1】挑戦者ゴンナパー「父も天国から見てくれていると思います。家族のためにも負ける訳にはいかない」

2020/11/10 21:11
【K-1】挑戦者ゴンナパー「父も天国から見てくれていると思います。家族のためにも負ける訳にはいかない」

Krush王座に続き、K-1王座奪取を誓うゴンナパー (C)K-1

 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、王者・林健太(FLYSKY GYM)にK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで挑戦する、ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代王座に就き、同年9月には大沢文也の挑戦を退けて初防衛に成功。今年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功。林との対戦を執拗にアピールしていた。

 両者は2017年11月の『Krush.82』で対戦し、ゴンナパーが林をKOするという結果に。当初、このタイトルマッチは9月の大阪大会で行われることが決まっていたが、林が練習中に左肋骨骨折・右足薬指骨折の怪我を負い、全治1カ月と診断されたため延期となっていた。

今こそ自分がK-1チャンピオンになる時だ

――本来9月のK-1大阪大会で予定されていた試合が王者・林健太選手の怪我により、12月のK-1両国大会に延期となりました。そのことについて改めてどう思いましたか?

「当初は9月にベルトに挑戦する予定だったが、チャンピオンの怪我ということだったのでそれは仕方ないことだと思っている。今はK-1チャンピオンに挑戦する機会をもう一度もらえて嬉しく思っている」

――試合がキャンセルになって気持ちが落ちることはなかったですか?

「もちろん残念な気持ちにはなったよ。でも怪我は仕方がないし、どうしようもないことだ」


――ゴンナパー選手は2017年11月に林選手にKO勝ちしました。そのご林選手がK-1チャンピオンになった姿を見て“自分は林に勝っているのに…”と思うことはなかったですか?

「もちろんそういう気持ちがなかった訳ではない。でも自分としては自分がまだチャンピオンになるタイミングではなかったんだなと理解している。だからこそ今回は絶対に自分がK-1のベルトをモノにしたいと思っているし、今こそ自分がK-1チャンピオンになる時だと思っている」

――今回はどんな試合展開を想定していますか?

「もちろん今回もタイミングが合えばKOしたいと思っている。自分もKrushチャンピオンとして防衛を重ねて、技術的にも向上していると思っている。リングに上がって、KOできるタイミングとチャンスがあればもちろんKOを狙っていくし、今回もミスすることがないよう、100%自分のスタイルを崩さないように戦いたいと思っている」

――ゴンナパー選手は以前K-1で敗れた篠原悠人選手を今年の再戦では完封しました。2回目の対戦というのは相手の手の内が分かって戦いやすいのでしょうか?

「そうだね。一度対戦すれば相手の出方が分かっているし、練習方法もハッキリする。最初の対戦よりも的確に戦える自信はある」


――ゴンナパー選手はK-1のベルトに対して、どんな想いはありますか?

「自分にとってはK-1もKrushもチャンピオンという意味では大きな違いはない。ただK-1の方が大きな舞台で、より多くの人に注目されるので、そういう意味でより価値のあるベルトだと思っている」

――ゴンナパー選手はタイにいるご家族のことをお話することも多いですが、亡くなったお父さんとK-1チャンピオンになることについては何かお話されていましたか?

「もちろん。父とは生前いろんな話をしていて『K-1王者になりたい』という話をしたこともある。今回の試合を父も天国から見てくれていると思いますし、それが自分の力にもなっている。今タイには母、妻、娘がいるので、その家族のためにも負ける訳にはいかない。心と体の準備を万全にして今回の試合に挑みたい」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「両国ではぜひみなさんに面白い試合をお見せしたいと思っています。リングに立ったら自分の仕事を100%果たしたいと思っているので、日本のファンのみなさんもぜひ応援をよろしくお願いします。絶対にチャンピオンになってみせます」

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