2020年11月8日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.67』の前日計量&記者会見が、7日(土)都内にて12:20より行われた。
「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」準決勝に出場する、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)は55.40kg、対するINNOVATIONフェザー級王者・宮元啓介(橋本道場)は55.20kgでパス。元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)は55.0kg、対する元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者KING強介(team fightbull)は55.40kgでそれぞれパスした。
小笠原兄弟の兄・裕典は「2月(の1回戦)が終わってからKING選手をずっと意識してトレーニングして準備してきたので明日は問題なく勝ちます」、弟・瑛作は「明日は宮元選手もリベンジに燃えてしっかり練習してきたと思うので、集中して確実に勝つこと・倒すことを意識して練習して来ました。前回とは違う試合になると思いますが、かみ合うこと間違いなしのアツい試合になると思います」と、それぞれ意気込み。
一方、強介は「明日は(決勝での)兄弟対決をさせないためにここへ来たので、1RからKO目指して頑張ります」と言い放つ。宮元は「明日は準決勝で大事な試合でもあり、リベンジマッチでもあり、気持ちが上がっているので明日はKOで倒して決勝へ進みたいと思います」とKOでのリベンジを宣言した。
裕典は身長178cm、強介は163cmと15cmもの身長差があり、実際に並んでみるとかなりの身長差。そのことについて強介は「実際並んでみて自分も(身長差を)感じましたが、体の大きさは感じなかった。リング上でもそれほど感じないのかなと。身長差=リーチ差だと思いますが、そこの練習もたくさん積んできました。攻撃してくればおのずと顔が近づいてくるので、そこが自分の攻撃の瞬間かなと思っています」と、攻略に自信がある様子。
対する裕典は「僕は2月の試合が終わってからずっと意識して準備してきたので、並んでも身長差があるとは感じなかったですね。想定内の範囲です。狙っているものは分かっているので対策はしているし、その1歩・2歩先も考えてきたので僕には当たらない。僕が逆に倒すならこれだってパターンを用意してあるのでそれがハメられればと思います」と、長い期間想定して対策を練ってきたので何とも思わなかったと、こちらも自信満々に答えた。
再戦となる瑛作と宮元には前回戦った時との印象の違いはとの質問が飛び、宮元は「初対決から4年が経っていますが、バンバン倒している印象があるのでパワーも付いているなと思います」と評する。前回、瑛作が壱・センチャイジムからダウンを奪った崩し技については「その対策もそうですが、小笠原選手の映像をたくさん見て研究してきて何パターンか倒すパターンがあるのでそれがハマれば絶対に倒せると思います」と、対策は完璧だとした。
対する瑛作は「僕にも言えますが経験という老獪さが出ていますね」と、お互いにキャリアを積んでの老獪さが加わっていると答えた。