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インタビュー

【RIZIN】扇久保博正「最後は僕が一本取ることになる」=11.21 大阪で瀧澤謙太と対戦

2020/11/04 22:11
 2020年11月4日(水)、「Yogibo presents RIZIN.25」(11月21日・大阪城ホール)で、瀧澤謙太(フリー)と対戦する扇久保博正(パラエストラ松戸)がパラエストラ柏で練習を公開。その後、囲み取材に応じた。  8月の「RIZIN.23」横浜大会では「RIZINバンタム級タイトルマッチ」で朝倉海(トライフォース赤坂)に敗れ、戴冠ならなかった扇久保。再起戦に向け、2分1Rのシャドー後、現修斗世界バンタム級暫定王者の岡田遼(パラエストラ千葉)を相手に、2分1Rの打ち込みを披露した。  今回、対戦する瀧澤は、9月の「RIZIN.24」で金太郎(パンクラス大阪稲垣組)を激闘の末、下した強豪ストライカーだが、扇久保は「最後まで諦めない気持ちの強い良い選手」と評しながらも、「結局ランカー同士のレベルの試合」と分析。  1日のDEEPで同じ“バンタム級四天王”の元谷友貴が、7連勝中の米山千隼に完勝した試合を引き合いに「僕と瀧澤選手の試合も、やってみればそうなる」と淡々と語った。 前回は自分を100%信じ切れていなかった。今回はほんとうに自分を信じて戦う ──11月21日の大阪大会での瀧澤謙太戦まで3週間を切りましたが、現在の心境はいかがですか? 「まだ追い込みの最中で、あと2週間あるので今はそちらに集中していますね」 ──ご自身のYouTubeチャンネルでは「勝ちにこだわる」と仰っていましたが、今回の試合では打撃に付き合わず寝技主体での攻防をお考えでしょうか? 「打撃に付き合わずにというか、僕は全部出来るので、全てを使って勝ちたいと思います」 ──瀧澤選手の試合は映像で見たそうですけど、「おぎチャンネル」によると直に見たこともあるそうですが。 「そうですね、ウチの佐久間健太という選手と北田俊亮さんとの試合で、2人が瀧澤選手と戦っているんですけど、どちらも僕がセコンドに付いていて、間近に見ていました」 ──その時の印象は? 「やっぱ気持ちの強い、最後まで諦めない良い選手だなと思いながら見ていました」 ──瀧澤選手の「RIZIN.24」での金太郎選手との試合もご覧になっていたと思いますが、どんなふうに見ていましたか? 「本当に良い試合だったと思います」 ──その「良い試合」の中で金太郎選手に競り勝った瀧澤選手をファイターとしてどう捉えていますか? 「そうですね……結局、金太郎選手との試合もどちらもPANCRASEのチャンピオンでもないですし、ランカー同士のPANCRASEで組まれてもおかしくないようなレベルの試合だなと思って見ていました」 ──これまで扇久保選手が戦ってきた相手とは、少しレベルが違うのではという思いもありますか? 「そうですね」 ──週末のDEEPで元谷友貴選手が7連勝中の米山千隼選手と対戦し、完勝しました。あの試合をどうご覧になりましたか。 「見ましたね。そうですね……たぶん僕と瀧澤選手の試合も、やってみればそうなると思います」 ──瀧澤選手は「対オーソドックスの練習をずっとやってきた。やることが多く楽しみ」と言っていました。そのコメントに対して、思うところはありますか。 「別に(笑)。僕もずっとサウスポーともオーソドックスともずっとやってきているので、別に何も感じません」 ──瀧澤選手は「いかにテイクダウンされないように戦うか」をずっと突き詰めてきたと言っていたのですが、扇久保選手は「何をされても何をやっても出来る」というところで勝っているように感じます。ご自身ではその違いをどう見ていますか? 「そうですね。組めば僕のほうが強いでしょうし、最初は全力で逃げてくると思うんですけど、徐々に削られて、最後は僕が一本取ることになると思います」 ──金太郎戦でもあった、テイクダウンの際でロープに腕やヒジがかかるのは気になりませんか。 「でもここで毎日やっているので、ロープはかなり慣れています」 ──そうされても、テイクダウン出来ると。 「はい」 ──コロナ禍もあり、前回からこの試合までここが進化したなど、手応えを感じるところは? 「4月や6月に試合があるかもという話もありましたし、ずっと追い込み続けてきたので、調子は今年ずっといいです。(進化は)打撃ですかね。パンチが特に。距離感だったりいろいろと」 ──前回から修正した部分は? 「修正した部分はもちろんあります。自分の癖を前回は(海選手に)突かれたりしたので、そこら辺も見直しつつやっています」 ──8月の朝倉海戦では、試合直前にプランを変えて、殴り合いに行くことにしたことで後悔があったと思います。その試合を経て、今回、どんな試合を見せたいと考えていますか。 「前回は自分を100%信じ切れていなかったです。今回はもう、ほんとうに自分を信じて戦おうと思っています」 ──ところで、RIZINで扇久保選手との試合を行わずにUFC入りを決めたマネル・ケイプ選手のオクタゴンデビュー戦の相手が、以前、TUFで扇久保選手が勝利したアレッシャンドリ・パントージャ選手に決まりました。予想、あるいは元RIZIN王者としてケイプにどんな試合をしてほしいと感じますか。 「いや……パントージャに一本勝ちしてほしいです(笑)。(その心? 自分が勝ったから?)そうですね。(試合せずに行ってしまったのもある?)パントージャにお仕置きをしてほしいです(笑)」 ──ファンへ向けてメッセージを。 「年末の大晦日の前に大阪で試合をする事になったので、年末に繋げられるように良い試合をしたいと思いますので、皆さん楽しんで下さい!」 岡田遼「いまの『扇久保博正』で行けばなんの問題も無い」 「前回、朝倉海戦でああいう結果になってしまって、チームとして鶴屋(浩・パラエストラ千葉ネットワーク代表)さんを中心に、何がいけなかったのか、敗因は分析して、それを改善して取り組んでいるので、いまの扇久保博正はめちゃくちゃ強いと思います。特に瀧澤対策というよりは、いまの『扇久保博正』で行けばなんの問題も無いと思います。(修斗のバンタム級戦線「11.23 大塚隆史vs.安藤達也」「12.20 田丸匠vs.ダイキ・ライトイヤー」も過熱しているが?)そうですね。私が留守中に(苦笑)。準備はしています。試合をしたいという気持ちはあります。僕も強くなっているので楽しみです」
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