2020年11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催された『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、4日(水)福岡市内で行われた。
会見には第6試合でRUI(K-1ジム五反田チームキングス)を初参戦にして2R2分53秒、KOで葬ったMMAファイターのANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)が出席。前夜の試合を振り返った。
バナナを持参して現れたKOJIは「昨日の試合は、率直に俺って生きてるんだなって実感がありましたね。あとはキリン(RUIのこと)のヒザが思ったより長いし、固い。でもこの髭に守られたので良かった。とりあえず一発目の狩りは無事に成功したので、あとは対戦相手のRUIも今までずっとK-1でやってきて実績もある選手だし、僕は総合から来た選手なのでやるメリットはなかったのにやってくれて感謝しています。九州を盛り上げたいって気持ちも伝わったのでそれはリスペクトします。テンキュー、RUI」と挨拶。
昨夜の自分のアニマル度合いはどれくらいだったかと聞かれると「ちょっと優しさのあるアニマルだった。僕は私生活がアニマルなので、これからもっと本音でK-1とぶつかり合いたいと思っていますね」と、独特のワードセンスで応えるKOJI。
K-1ルールでの手応えには「久しぶりのグローブだったので、このグローブの方が本来の僕の動きが出せるのかなって。だから手応えは凄くありますね。MMAの選手は全般的に単発が多いと思うんですね。キックの選手は連打で最後の攻撃に強い攻撃を入れたりとか。でもMMAの選手は一発のジャブとかフックに全力を込めて打つ選手が多いので単発。距離感も違いますし。そのパンチを受けてきたので頑丈さも磨かれてきたのかなって」と、ボクシンググローブでの試合でMMAでの経験が生きそうだとした。
今後のK-1での目標を聞かれると「とりあえず一人一人倒していきたい。K-Jeeもシナ(・カリミアン)も愛鷹(亮)も。クルーザー級の選手を全員喰ってやりたいと最初に思っていたけれど、なんか昨日シナが持っていたベルトを見て、K-1のベルトをかみ砕いたら面白いんじゃないかなって。そのためにはチャンピオンにならないといけないし、あれはめちゃめちゃ硬そうだし、自分がどこまでかみ砕けるかチャレンジしてみたいですね」と、K-1のベルトが欲しくなったと語った。
同じクルーザー級には一緒に練習している加藤久輝もいる。もしたたかうことになったら、との質問には「それはK-1決まった時から久輝さんとよく話していますけれど、お互い行くところまで行って最終的には同じ階級なのでやらざるを得ない。その時はK-1のベルトを懸けてやって。でもその頃はお互いにいい暮らしになっているし、お互い余裕を持って、これだけずっと練習しているので(練習とは)またちょっと違うけれど、それはやりますね」と、最終的にK-1のベルトを懸けて戦いたいと答えた。