再起戦に臨む栗秋。2021年につなげる勝利を飾ることができるか
2020年12月6日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.69』の追加対戦カードが発表された。
出場が決まっていた栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)の対戦相手が、元WPMF世界スーパーバンタム級王者ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に決定。
ハードパンチャーの栗秋は近年のREBELSを牽引する存在で、2019年8月大会で185戦166勝の戦績を持つルンピニースタジアムの元ランカーをKO、10月のKNOCK OUTではISKAスペイン・ムエタイ・フェザー級王者ミケール・フェルナンデスを降している。また、12月にはシュートボクシングに参戦し、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をヒジ打ちでTKOに葬り、今年2月のKNOCK OUTでは駿太もヒジでTKOに破り4連勝を飾ったが、9月のKNOCK OUTで宮元啓介に敗れ連勝がストップ。
(写真)宮田プロデューサーは「非常にセンスが光るファイターだと思う。12月は進化した姿を見せてくれると思う」と期待を寄せた
対するダウサコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位で、2017年~2018年にREBELSへ4度参戦した、強打が武器のムエタイ戦士。2018年4月27日に小笠原瑛作にKOで敗れWPMF王座を失った。最近では、ジャパンキック協会の8月大会のメインに登場して、同団体のトップである馬渡亮太と引き分けている。戦績は39勝(20KO)16敗3分。
栗秋は「僕にとって、今年最後の相手がムエタイのダウサコン選手に決まりました。ダウサコン選手は、打撃が強くてヒジも上手く、真っ向から打ち合ってくれるファイターです。いつも以上に気を引き締めて試合に挑んで、必ず勝利を飾ります。そして、来年もファンの皆さんが栗秋祥梧に期待してもらえるような試合を魅せたいです」と意気込む。戦績は89勝(8KO)48敗5分。
10月19日に行われた会見では「前回KNOCK OUTで判定負けしてしまって不甲斐ない試合をしてしまったという気持ちはありますが、自分の中ではすっきりしていて練習にも身が入っていて、またより強くなっていると思います。試合が終わってから山口代表にけっこう言われて、自分の中にも響くものがあったのでそれを次に活かして練習方法を変えていってますし、12月はガラッと変わった自分を見せます。増えたのはミットの数。今までは2~3Rでしたが、今はしっかり5Rやっています。試合の追い込みをかける時はペースを上げていくので5Rからさらに上をいこうと思っています」と、変わった自分を見せると宣言していた。
一方、ダウサコンは「久しぶりに『REBELS』のリングで試合が決まって、嬉しく思っています。相手の栗秋選手は、過去に先輩のデンサイアム選手と戦ったのを見たことがありますが、パンチが得意なように見えました。ただ、私もパンチは得意ですし、それ以外の武器もたくさん持っています。まずは、この試合をしっかり勝って、来年も『REBELS』で試合ができるといいなと思っています」とコメントを寄せている。