野杁(左)は空手出身で派手な回転系の蹴りを繰り出すトファネリと対戦 (C)K-1
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の前日計量&記者会見が、2日(月)福岡市内にて13:00より行われた。
第8試合のスーパーファイト、ウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、第2代K-1スーパー・ライト級王者の野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は67.4kg、ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)は67.3kgでそれぞれリミットの65.0kgをパス。
今回が初参戦となるトファネリは「今回、自分の夢であったK-1の舞台に立つべく自分はここにいます。明日は激しくいい試合を見せたいと思います」とコメント。野杁は「僕に求められているのはKOで倒すことだけなので、それを証明したいと思います」とKO宣言。
野杁は練習の手応えを聞かれると「特にいつもと変わらずです。ここ2試合は強豪相手が続いて倒せなかった部分があったので、そこは特に意識して練習してきたので自然と明日はKO決着になると思うので楽しみにしていて欲しい」と、倒すことを意識してきたという。
対戦するトファネリについては「レベルは落ちるんじゃないですかね。知らない人も多いと思いますし、知名度ではここ2戦戦った選手とは下がってしまうかもしれないけれど、いい選手ですし、ヴィトー選手の師匠であるダニロ・ザノリニ選手とは何回もスパーリングをやらせてもらっていますし、手の内は相手も分かっていると思う。どういうふうに僕が行くかを分かっていると思うんですけれど、想像通りに行かないのが僕なので明日はそれを見せたいと思っていますね」と、過去2戦の相手(ハッサン・トイとダビド・メヒア)と比べれば実力は落ちると評価した。
そのトファネリがKO負けをしたことがないと聞いても「言うても人間なので脳みそだって揺れますし、ただ単に今までやった相手が倒せなかっただけなので、僕が明日倒すので楽しみにしていてください」と、初KO負けを味わわせると話した。
一方、トファネリは「野杁選手はパンチ、キック、コンビネーション全てにおいて優れているとてもいい選手。しかし、K-1のリングは自分の夢の舞台でもあるし、自分の持っている全てを出し切って戦いたい
確かに野杁はガードも堅いしとても強い選手だが、自分にもチャンスはある。特別強い選手ではないと思っているので、明日を楽しみにしていてください」と、野杁は特別な選手ではないと強気だった。