「自分に求められていることはKOしかない」と東本。鈴木は「食ってやる」と意気込む
2020年12月19日(土)東京・後楽園ホール『Krush.120』の対戦カード第2弾が、10月29日(木)都内にて行われた記者会見で発表された。
Krushライト級3分3R延長1Rで、東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス)の対戦が決定。
東本は2012年9月のKrush初参戦でHIROYAをKOしたことで注目され、Krush・K-1のトップ選手たちと拳を交えてきたベテラン選手。4連敗を喫したが2020年1月に川崎真一朗をKOして復活の雄叫び。3月のK-1では蓮實光の剛腕でマットに沈んだが、8月のKrushではラウェイの金子大輝を1R3分2秒、左フックでKOに仕留めている。町田にハンバーガーショップも経営している“戦うハンバーガー屋さん”。
鈴木は第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝を果たし、2017年9月にKrushでプロデビュー。9月のKHAOSで山下和希に勝利し、戦績を3勝(1KO)5敗1分としている。
会見で鈴木は「こうして試合を組んでいただいたことに、K-1関係者の方々に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございます。そして、対戦相手が東本選手なので凄くワクワクしています。東本選手は昔からKrushに出ていて、左ストレートと左のミドル、左の攻撃が強い印象があります。僕の課題にしているところが、パワーと倒し切るところで、今そこに向けて着々と練習を積んでいるので、ここで勝利を得て、来年上のステージに上がれるようにいきたいと思います」と、東本に勝ってステップアップしたいとする。
東本は「今年4回目の試合になるんですけれど、コロナにもかかわらずいつもと変わらず試合を組んでもらえているので、それに感謝しつつ結果でお返ししようかなと思っています。鈴木選手とは1回試合が決まりかけとって、多分流れたことがあると思います。それとこの前、自分の後輩が試合した相手で、自分はセコンドにおったんですけれど、しっかりけじめつけてやり返したらなあかんなと思っています。今年3試合やって、1回負けて、2回勝ってるんですけれど、それが全てKO決着なんですよ。今回組んでもらったのも、絶対にK-1の人たちはKOを期待していると思うので、それに応えてしっかり見せようと思っています」と、後輩の仇をKOで取りたいと言い放つ。
続いて、最近恒例となっていた自身が経営するハンバーガーショップについて聞かれると「最近調子ようなってきたんですけれど、あまり毎回ガツガツ言っとったら鬱陶しがられると思ったので、試合に勝ってから言おうと思っていました」とアピールは試合で勝ってから、と答えた。
すると鈴木が「ちょっといいですか」と手を挙げ「東本選手と試合が決まって、SHOGUN BURGERのことがパッと浮かんで、実は今日行ってきました(笑)。携帯に写真も撮ってきたんですけれど(と言いながら、携帯を開いて写真を披露)。めちゃくちゃ美味しかったです」と、ハンバーガーに食らいつく写真を見せ、「試合に勝って、ハンバーガーも東本選手も食ってって感じでいきます。Krush年内最後の試合なので、しっかり盛り上げられるように頑張ります」とまさかのハンバーガー挑発。
それを聞いた東本は「まあ、来てもらったんは嬉しいですけれど、食われるわけにはいかないです」と苦笑い。「自分に求められていることはKOしかないと思っているので、それはしっかりして、期待に応えようと思います。よろしくお願いします」と今回もKOで決着すると宣言した。