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2020年10月25日(日)、『DEEP HAMAMATSU IMPACT 2020』がアクトシティ浜松で開催された。
セコンドは全員、フェイスシールドを着用の中、メインでは地元ボンサイ柔術の鈴木琢仁が、BRAVEのレバナ・エゼキエル(コンゴ)と対戦した。
▼メインイベント DEEPライト級 5分2R
〇鈴木琢仁(Bonsai Jiu-Jitsu)
[判定3-0] ※20-18×3
×レバナ・エゼキエル(BRAVE)
セコンドにクレベル・コイケがつく鈴木。PANCRASEネオブラッドトーナメント2016フェザー級優勝者である鈴木は、2019年9月にデビッド・キムラ、12月に窪田泰斗に、いずれも判定勝ちで2連勝も、2020年8月に大原樹里に1R TKO負け。今回が再起戦となる。MMA7勝5敗。
対するレバナは3歳から日本在住。RIZINにも出場したロクク・ダリの従兄弟で、2020年8月のDEEPでは朝倉未来の弟子・畠山祐輔に判定負けを喫している。MMA1勝1敗。鈴木同様に再起戦となる。セコンドには宮田和幸BRAVE代表。
1R、いきなり中央に飛び込んだレバナ。ともにオーソドックス構えから鈴木は右の前蹴り。レバナの右に左ローを合わせて尻餅をつかせる。さらに左ミドルハイ、左ジャブは鈴木。さらに左ロー、ミドル、左かかと落としとオーソから左の蹴りを多用。
レナバは長い手でパンチを振るも手打ち気味に。かいくぐる鈴木は、大きな右を振ってレバナの上体を上げるとダブルレッグテイクダウン。
片手で首を抱えるレバナはハーフガードのクオーターネルソンからブリッジ。その際で足をまたぐ鈴木はサイドに。横回転で仰向けになり首を抜いて上四方に。下から首を抱えるレバナにヒザをボディに突き、右で脇差しヒジを打ち下ろす。
ブリッジで落とすレバナ。下になる鈴木は三角絞め狙いからヒジ、腕十字狙い。中腰になり外すレバナに潜りから足関節に入る。外掛けデラヒーバを狙い、ゴング。
2R、左ハイを当てる鈴木。レバナが前がかりに左右を振ってきたところにダブルレッグテイクダウン。下から頭を抱えてしまうレバナにマウントを奪う鈴木は、脇腹にボディ。レバナのブリッジにバランスを取りながらこつこつとパウンド。サイドに回り、脇腹にヒザ蹴り、鉄槌。再びマウントになると、脇腹にパンチ、残り10秒の拍子木と同時に上体を上げ、パウンド。判定は3-0で鈴木が勝利。地元のDEEPで危なげない試合運びで再起を飾った。
▼セミファイナ DEEPフェザー級 5分2R
×拓MAX(TEAM HAMBOLT)
[判定0-3]
〇原口 央(BRAVE)
セミでは、拓MAX(TEAM HAMBOLT)と原口央(BRAVE)が対戦。ともにサウスポー構えから左を振って組んでテイクダウンを奪う原口が、立ち上がる拓MAXのバックを再三奪い、チョーク、腕十字を狙うなど判定勝利。
1月にWARDOG CAGE FIGHTで新フェザー級王者となった拓MAXだが、レスリングで全国高校生選抜選手権3位の実力を持つ原口に完封され、地元で勝利とならなかった。原口はZSTでの連敗から再起を果たした。
また、引退試合のMASATO(STRIKs GYM)が大岩貴(ブラジリアンタイ)に判定勝利。有終の美を飾った。