K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】交流のある瓦田脩二との対決に大沢文也「胸は借りなくていい。俺のことをちゃんとぶっ倒しに来てくれ」

2020/10/29 14:10
【K-1】交流のある瓦田脩二との対決に大沢文也「胸は借りなくていい。俺のことをちゃんとぶっ倒しに来てくれ」

私情を捨てて拳を交える大沢(左)と瓦田

 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が、10月28日(水)都内にて行われ、対戦カード第二弾が発表された。

 スーパーファイトのK-1ライト級3分3R延長1Rで、K-1 WORLD GP 2018ライト級世界最強決定トーナメント準優勝・大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)の対戦決定。


 大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手で、2018年9月にはKrushライト級王座に挑戦してタイトル奪取ならずも、同年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では準優勝を果たした。7月のKrushでは蓮實光にKO負けを喫し、今回が再起戦。


 瓦田はアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。その後は東本央貴、川崎真一朗、ワン・ジーウェイに敗れたが、蓮實光と前戦の稲垣柊にはKO勝ちしてる。7月21日のKrushでは得意の伸びる右ストレートを駆使して里見柚己から勝利、9月のK-1ではSEIYAにも勝利と現在3連勝と絶好調のK-1ジム総本部の若手リーダー格。

 互いの印象を聞くと以前からの知り合いなのだという。


 瓦田は「今回大沢選手と試合が決まって、自分がアマチュアでやっていた時から憧れの選手で、凄く強い選手だなと思っていました。最近では普段から良くしてもらっていて、正直、決まった時は悩んだこともあったんですけれど、試合が決まった時に連絡させてもらったら、『自分もぶっ倒しに行くから倒しに来てくれ』と言われて。それで気持ちを切り替えて、最高のリスペクトを持ってぶっ倒しに行こうと思っています」と、大沢の言葉で吹っ切れたようだ。

 大沢も「いま脩二が言った通り、試合が決まった時は『マジか』と思いました。知り合いと試合するのはこの業界では仕方ないなと思っているんですけど、後輩との試合は初めてなので、ちょっと複雑な気持ちはあります。でも脩二からLINEをいただいて、『胸を借りるつもりでやらせていただきます』って言われたんですけれど、僕は『胸は借りなくていい。俺のことをちゃんとぶっ倒しに来てくれ』と、そっちも『わかりました』と来たので、凄く楽しみであります」と答えた。


 それでも瓦田は「(もしかしたら戦うかもとの)話は普段から結構していて『いつかやるだろうね』って。だんだん自分が勝っていった時に、心の中では覚悟はしていたかなという気持ちですね。文也くんは自分の試合の対策も立ててくれたり、前回の試合の時も自分の試合前なのに自分にアドバイスしてくれて、当日にも連絡いただいたりしていたので、戦うかもとは言っていたですけれど、実際こういう形になるといろいろ複雑な気持ちはありましたね」と、かなり複雑な心境を口にする。

 大沢は「最初は、戦うことがあっても結構先かなと思っていて。でも、僕がちょっと負けて、脩二が3連勝して『これ次、そろそろ来るんじゃないかな』と思っていました」と、対戦を予感していたという。


 2人の出会いは「K-1ジム総本部チームペガサスに僕がスパーリングに行ってまして、脩二ともスパーリングさせてもらってて。プライベートでは1回くらい食事に行かせてもらって、会場で会っても本当に礼儀正しくて。こういうことを言うとアレなんですけれど、今の若いK-1ファイターとか他のいろんな格闘技の子たちって、生意気な敬語を使えないバカばっかりなんですけれど、脩二はちゃんと敬語を使えて、礼儀も正しくて、本当に好青年だなという感じです」と大沢。

 改めてファイターとしての印象を聞くと、瓦田は「大沢選手は戦いながら自分のスタイルを上手くチェンジできるような頭のいいファイターで、当て勘も凄いというイメージがあります」、大沢は「脩二は正直、試合では僕と一緒で派手さはないのかなと思うんですけれど、本当に強くて。僕にKO勝ちした蓮實選手にKO勝ちしていますし、僕がいつも練習でKOされている中野滉太にも勝っていますし、ここは一応僕が赤コーナーで、脩二が青コーナーなんですけれど、これもなんで僕が赤コーナーなのかなという感じです。とにかくリーチが長い、やりづらい選手という印象ですね」と、それぞれ評した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント