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【K-1】佐々木大蔵と大和哲也が激突「大和選手の哲学、僕のアート、2人にしか見せられない試合を見せたい」(佐々木)

2020/10/28 21:10
 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が、10月28日(水)都内にて行われ、対戦カード第二弾が発表された。  スーパーファイトのK-1スーパー・ライト級3分3R延長1Rで、Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO)vs元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者・大和哲也(大和ジム)の初対戦が決定。  佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者となった。2018年4月の2度目の防衛戦で同王座を失い、スーパー・ライト級に転向すると同年11月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでは準優勝。2019年6月大会では不可思をTKOで下している。2月大会で鈴木勇人を破り、ライト級に続いての2階級制覇に成功。7月には初防衛に成功し、10月には中野滉太に判定勝ち。  大和は2005年7月プロデビューの31歳。キックボクシングで数々のタイトルを獲得し、2010年にK-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで全試合KO優勝を果たす。その後はムエタイルールでの試合に専念していたが、2016年末からK-1に参戦。2018年11月の第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント1回戦でゲーオにKO負けを喫し、2019年8月には近藤拳成に勝利して再起を果たしたが、12月に不可思にKO負け。今回が約1年ぶりの再起戦となる。  大和は「1年ぶりの試合が決まったことを嬉しく思います。佐々木選手はテクニシャンなファイターで、僕と違ってよくも悪くもムラがないコンプリートファイター。僕は試合間隔が1年空いたのは初めてのことですが、この1年の間は自分と向き合う時間になりました。その中で自分が今やっている合気道、合気ックが深まっているのを実感しています。これからの試合は形があるようで形がない、無限小で無限大な天地と宇宙が一体となった素晴らしい試合をお見せできるように精進していきます」と挨拶。  佐々木は「スパンは短いですがこうして試合が決まって凄く嬉しい気持ちと、今の大和選手の発言を聞いて身が引き締まる思いです。一人の男としても凄く尊敬できる選手。言葉にはなりませんが、大和選手と試合ができることを凄く光栄に思います」と短く挨拶した。  大和が「会見やSNSを見ていても考え方が素晴らしい選手だと思いますし、試合が決まってからずっと佐々木選手の入場曲(葉加瀬太郎の情熱大陸2007)が頭の中に流れてて。そういう選曲をするのが素晴らしいと思っています。こういった人間性が素晴らしいファイターと試合ができることを嬉しく思っています」と言えば、佐々木は「僕も大和選手のSNSを拝見させていただいて、大和選手は歌が上手で。僕は下手なのでいろいろな面で刺激をもらっています」と、互いにリスペクト。  大和は佐々木が敬愛している近代ムエタイの生ける伝説セーンチャイと対戦しているが(2010年3月)、佐々木は「めちゃくちゃ意識しますね。僕もそれは存じ上げていましたし、そういう意味でも凄く高まる思いがありますね」と、胸を抑えながら語った。  それぞれの今後について聞かれると、大和は「佐々木選手は今のK-1 JAPAN GROUPの中で結果を残している選手なので、挑む気持ちで戦いたいと思います。凄くかみ合う試合になると思うので、玄人にも一般の人にも楽しんでいただける試合になりそうだな、と。ここで勝てばまたトップ戦線に食い込めると思うので、落とせない一戦だと思いますが、勝ちにこだわるのではなく全力を発揮できるように仕上げたいと思います」と、まずはこの試合に集中。  佐々木も「今後のことよりは前回の試合は良くも悪くも僕自身は凄く楽しかった中で、お客さんにそういうイメージというか、楽しかった試合ができたかなと言うとそうじゃなかったかなと思うので、それも踏まえて大和選手とは大和選手の哲学、僕のアート、2人にしか見せられないものを、玄人だけでなく一般の方にも伝わるような試合をしたいとの想いがあります」と、大和に同意した。
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