プロ3戦目で初黒星を喫したさくらが再起戦に臨む
2020年10月31日(土)東京・ニューピアホールで開催される『DEEP JEWELS 30』の第6試合で、KAI(リバーサルジム 立川 ALPHA)と対戦するさくら(フリー)。
柔術と柔道をバックボーンとして2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロMMAデビュー。國保小枝に1R3分17秒、腕十字による一本勝ちを収めて白星デビューを飾ると、2020年2月には永尾音波とのJK対決に臨み、永尾の打撃に苦しみながらも寝技で優位に立ち判定勝ち。しかし、7月の3戦目で大島沙緒里(AACC=9月のDEEPでDEEP女子ミクロ級王者に就いた)にプロ初黒星を喫し、今回が再起戦となる。
(写真)7月大会で現DEEP女子ミクロ級王者の大島に敗れたさくら
さくらは自身のYouTubeチャンネルで試合を振り返り、「負けた直後は頭が真っ白で何も考えられなかったけれど、終わった後、いろいろな人が『お疲れさま』とか『よく頑張ったね』って言ってくれたから、たくさんの人に応援してもらっているんだなって改めて実感できた日になりました」と、初黒星にショックを受けながらも応援の支えにありがたみを感じることができた。
「ポジションキープしていたのに逃げられたり、逆転されたり、自分が攻めていたのに相手に極められちゃったり。それで自分の甘さとか、惜しいところまで行くけれど最後取り切れないっていうのは、私生活もちょっと緩んでいた部分があったのでそういうところもつながっているんじゃないかって思いました」と、私生活から見直したという。
今回対戦するKAIは空手をベースに2014年からDEEP JEWELSに参戦。桐生祐子(鈴木祐子)、北野きゅう、ジェット・イズミに勝利も、両ヒザの手術で戦線を離脱。1年半ぶりの復帰戦となった2019年9月の『DEEP JEWELS 25』では、キック出身のジェット・イズミ(元J-GIRLSミニフライ級王者)を相手にキックルールで判定勝ち。10月大会では古瀬美月に判定2-1(いずれもマスト判定)、今年7月大会でも永尾音波に判定2-1という僅差で連敗を喫している。
さくらは「KAI選手はベテランの選手で自分より戦歴も多いので、そんな選手が(試合を)やってくれるのはとても嬉しいです。負けた直後にすぐこうして試合を組んでもらえるってことについても、とても嬉しいし、今回は勝ちは譲れないです」と連敗はできないとの決意。IGLOOの女子練習会にも参加し、岩本健汰の指導を受け、大島沙緒里とも組み、MMAグラップリングに磨きをかけている。
女子グラップリング強化練習会でした。
— IGLOO (@IGLOO66665454) October 11, 2020
来月またお会いしましょう! pic.twitter.com/LW2Lnxm2yK
今後の目標については「今後は負けなしでJEWELSのアトム級チャンピオンになります。頑張ります」と、もう負けることなくタイトルまで突っ走りたいと話した。