大晦日前の11月に大会開催を決めた理由、皇治の大阪での試合について語った榊原CEO (C)RIZIN
2020年11月21日(土)大阪城ホールにて『RIZIN.25』が開催されることが10月19日の記者会見で発表された。今大会のメインカードではRIZINフェザー級(66.0kg)王座決定戦(5分3R ヒジあり)として、朝倉未来(トライフォース赤坂)vs.修斗世界フェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)が決定。
その記者会見直後に収録された選手インタビュー動画が、RIZIN公式YouTubeチャンネルにて公開された。RIZINガール2020のセンターを務める“黒”担当の東海林里咲が選手たちにインタビューを行い、最後は榊原信行RIZIN CEOを直撃。
(写真)ピリピリとした緊張感が伝わった朝倉と斎藤のタイトルマッチ調印式
なぜ急遽11月大会の開催を決定したのかを聞かれた榊原CEOは、次のような理由を明かした。
「(朝倉vs斎藤は)当然、みんな大晦日だと思っているじゃない? 思っていたはずなんです、ファンは。常にみんなの予想をいい意味で裏切ることが僕ら作り手側には必要だと思っていて。その中で大阪で、それも大阪城ホールで大会があるっていうのは、まずはファンのみんなに喜んでもらえるんじゃないかなというのがひとつです。ただその中で大晦日を考えてカードを少し手抜きしてしまうと、大阪の人は厳しいじゃないですか。突っ込まれるのが怖いなと思って。
だったら朝倉選手にまず話をして、大晦日で彼もスタンバイしていたんですけれど『11月にやってくれないかな』と。大阪でって話をしたところ『じゃあ、大晦日じゃなくていいですよ』と『タイトルマッチで斎藤とやります』と。斎藤選手も『いやいや、もう大晦日を待たずに決着を付けられるならやりたい』と、この2人がやるってことを決めてくれた。それが一番大きかったですね。だから、手抜きのないRIZINのナンバーシリーズとして遜色のないカード、大晦日前のひとつのサプライズとして、大晦日まで待てないファンがたくさんいるはずだから、やれたらいいなってことですね」と、朝倉と斎藤が11月での対戦をOKしたことが大阪城ホールでの開催へつながったという。
(写真)試合後にFRIDAYされるなど話題が尽きない皇治
追加対戦カードについては「やっぱり皇治じゃないですか。だから皇治選手には一生懸命話をしています。本人とも先週話をして、やるんだったら試合でやりたいですねって話をして。ただ大晦日も当然皇治には出てもらいたいと思っているし、本人も出たいと思っているので11月と12月の2連戦を視野に入れてファンの人たちに雄姿を見せられるといいかな、と。ダメージがないように見えて天心と3分3Rフルに戦っているので、左目尻も5針縫っていますから。マッチアップはどこまでのレベルで身体が作ってこれて準備が整うかで相手も調整して。せっかく大阪でやるので出て欲しいなと思います」と、皇治の試合を地元・大阪で組みたいとする。
「FRIDAYばっかりされてる場合じゃないですよ」と、チクリと刺すことも忘れなかった。同動画では榊原信行RIZIN CEOのほか、朝倉未来をはじめ会見に出席した選手のインタビューも公開されている。
バラちゃん、撮られたーて撮られたんちゃいまんがな、、笑😭 https://t.co/zvOiIdullO
— 皇治 (@1_kouzi) October 26, 2020