5年間無敗で19連勝という記録を更新しているRISEバンタム級王者・鈴木(右) (C)RISE
2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪『RISE DEAD OR ALIVE 2020 OSAKA』で行われる「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」。
同トーナメントに出場し、1回戦でWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場)と対戦する第7代RISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)が10月19日(月)大阪の所属ジムで公開練習を行った。
シャドーに続いてミット打ちを公開した鈴木は、スピードのあるワンツー、ワンツー・スリー、そして右ストレートからの左フックとパンチのコンビネーションを多数披露。「(コンディションは)いい感じ。トーナメントが決まってからはさらに自分を高めて、気持ちを切らさずにやっています。あと2週間、まだまだ仕上げます。まだ27%くらい。全然上がります」と調子をさらに上げていくという。
「トーナメントですし、自分も戦ってみたかった相手しかいないので、周りも盛り上がっているけれど自分が一番楽しみです」とモチベーションも高い。
1回戦で対戦する江幡に関しては「名前もずっと前から知っていますし、強い選手やなと今も思っています。全ての技が綺麗でほんまに教科書通りというか。逆にそこをいい風に…詳しくは言えませんがいろいろ考えています」と、すでに対策を進めている。
江幡の主武器はワンツーとローキック。特にぶつけてくるように蹴る強烈なローは、トーナメントということを考えると厄介だ。鈴木は「蹴ってきたら強引に倒しに行きます。ダメージを残したくないので」という。それは「僕の中では優勝するのは当たり前。勝ち方を見せないといけないと思っているので。(9月の横浜大会で行われた)63kgのトーナメントも凄かったので、あれも超えないといけない」と、優勝するだけでなく内容も問われるトーナメントだと考えているからだ。
「1日2試合はめっちゃ大変やと思います。いかに1回戦ダメージなく進めるかだと思うので、1回戦から派手に初めから行きたいなと思います」と、江幡を派手なKOで沈めたいとする。決勝に関しては「ほんまにどっちが上がって来るか分からないので、どっちの選手が来てもいいようにします。でも1回戦の相手が強敵なのでしっかり仕留めたいと思います」と、まずは江幡戦に集中だ。
横浜での63kgトーナメントでは、優勝候補と言われていた白鳥大珠が初戦で敗退した。今回の55kgトーナメントでは鈴木が優勝候補と目されており、「めちゃ怖いなと思いました。トーナメントは魔物がおるってこういうことやと思いましたね。でも、直樹選手も上手かったですし、気を引き締めないといけないと思いました」と、気を引き締めてトーナメントに臨むと語った。