2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が、10月12日(月)都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。
スーパーファイトのK-1ライト級3分3R延長1Rで、朝久泰央(朝久道場)vs蓮實光(パラエストラ栃木)が決定。
朝久は福岡在住で、兄・朝久裕貴と共に兄弟で活躍するファイター。現Krush王者のレオナ・ペタスには2敗を喫しているが、大沢文也、大岩龍矢、安保璃紅、山本直樹らを撃破し、2020年3月には現K-1ライト級王者・林健太から番狂わせの勝利を奪った。これを機にスーパー・フェザー級からライト級に転向。9月には弘輝をハイキックで粉砕した。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで戦績は16勝(3KO)7敗。
蓮實は総合格闘家でもあり、Krushには2018年6月から参戦。パワーを活かしたファイトスタイルで4勝(2KO)2敗の戦績をマークし、今年3月には東本央貴とダウンを奪い合う試合を演じてKO勝利。7月には大沢文也からも3度のダウンを奪ってKO勝ちしているハードパンチャーで戦績は5勝(3KO)2敗。
会見では蓮實が「自分はこの最強の団体であるK-1の王者の称号が欲しいので、この試合きっちりKOで勝ちます。試合はとても楽しみです」と言えば、朝久も「9月に試合をして年内にもう1試合できると思わなかったのでうずうずしています。俺が必ずKOで勝ちます」と、揃ってKO宣言。
互いの前回の試合の感想は「前回大阪で朝久選手がKOした試合を見ていました。自分もKOで倒すのでかみ合うなと。どっちが勝つにしてもKO決着で自分が勝ちます」(蓮實)、「大沢選手との試合を見させていただいて、テクニックを努力と根性で叩き潰す試合はとても凄かったと思います」(朝久)というもの。
殺傷能力が高い者同士の対戦となるが、朝久は「パンチで倒すので一撃はあるんだろうなって思います。前回の試合を見て分かったと思うんですが、僕はパンチで倒せないと今まで言われていたんですけれどパンチでも倒せるし、近くで戦えばいいんじゃないかと考える人もいると思いますが近くになっても一撃で眠らせることができるので、僕の方が殺傷能力が高いと思っていますね」と、自分の方が上だとする。
それに対して蓮實も「朝久選手は朝久空手というやつでキックでリズムを作ったり攻撃も多彩なんですけれど。自分には通用しないなって。僕のパンチが当たれば誰でも失神するのでKOで倒します」と、失神KOすると言い放つ。
すると朝久は笑顔を浮かべ「まあ、いいんじゃないですか。試合の時は僕にたてつくヤツは全部ぶちのめしているので、ぶちのめすヤツが一人増えただけだと思っています」と、ぶちのめすと宣言。蓮見はニヤリと笑って「楽しみです」と不敵に語った。
同大会では王者・林健太(FLYSKY GYM)vs挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)のK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチも決定しており、そのことを聞かれると蓮實は「自分は目標としているK-1の王者という称号を獲りたいだけなので興味がある。今回KO勝ちしてタイトルマッチにつなげられるような試合をします」と、その勝者に挑みたいとする。
朝久は「もちろん意識しています。でも僕は誰々と見たいとのコメントをたくさんいただいたんですけれど、他団体の選手でいうならいつでも戦えるし、この階級の林チャンピオンとゴンナパー選手どちらも強いので戦ってみたいし。僕はずっと言っているようにデカいヤツとやりたいのでこの階級のチャンピオンだけでなく上の階級のチャンピオン全員やっつけに行こうと思っています」と、ライト級だけでなく上の階級の王者にも挑みたいとぶち上げた。
また、朝久は11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、(地元の福岡で開催されるため)試合の合間に行われるK-1非公認キャラクターのタロー君が登場するコーナーに出たいと熱望。
「自分はタロー君希望で。メインイベントが流れてしまったので、僕としてはメインイベントでタロー君と出たいくらい僕には大きなイベントです。とにかくアピールしまくりたいです」と、とにかく出たいと笑顔で語った。