村越(左)と山本は“三日月蹴り対決”を予告した
2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が、10月12日(月)都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。
スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、村越優汰(湘南格闘クラブ)と山本直樹(優弥道場)が対戦する。
村越は2011年4月にプロデビュー。2014年7月には第5代RISEバンタム級王座を獲得。K-1には2017年12月から参戦し、2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝して王座に就く。2019年3月に卜部弘嵩の挑戦を退け初防衛に成功すると8月にスーパー・フェザー級転向のため王座を返上。11月には武尊に敗れるも武尊を苦しめた。2020年3月にレオナ・ペタスに敗れ、今回が再起戦。戦績は28勝(11KO)9敗。
山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで戦績は11勝(3KO)7敗1分。2019年12月、レオナ・ペタスが保持するKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが2R2分8秒、KOで敗れ王座獲得ならず。2020年3月の再起戦では佐野天馬を延長戦の末に降し、前戦では9月に中島 千博から勝利を収めている。K-1の本戦には今回が初出場。
その山本は「9月に試合をして何とか勝てて、12月にオファーをいただき感謝しています。相手は元フェザー級王者で、今はスーパー・フェザー級でチャンピオンクラスと戦っている強い村越選手と聞いてワクワクしています。武尊選手、レオナ選手と戦っている凄い上のクラスの選手なので、そういう選手を倒していかないとベルトに近付けないのでしっかり倒したいです」と意気込む。
村越は「3月ぶりの試合で、久々なので試合ができることが嬉しいです。階級を上げてまだ勝てていなくて、どうしても勝ちが欲しいと思っているので何としてもここは勝ちたいと思います。自分は負けているので相手を選ぶ権利はない。目の前の敵を倒したいと思います」と、勝利に飢えていると発言。
お互いの印象を聞くと、山本は「村越選手は自分がもらわずに当てて技術が高い選手だと思っていて。自分もそういう選手になりたいですが、最近は技術より根性で何とかしているので、今回の試合は技術で圧倒して勝ちたいと思います」、村越は「この間の試合も会場で見ていました。凄い盛り上がる試合で持っているものもバランスもいいですし、いい選手との印象です」と、互いに高評価。
「K-1でスーパーファイトは初めてですし、トップ選手なので、そういう相手を倒せば上に上がれると思います」との野望を燃やす山本は「(村越は)蹴りが多彩だと思います。特に三日月蹴りがとても上手なので打ってきたら自分も打ち返す。指を折らないように気をつけます」と、三日月蹴りを必殺技とする村越へ逆に三日月蹴りを叩き込みたいという。
それを受けて村越も「純粋に俺はもう負けられないと思っているので、気合いが入っているし、相手が警戒してくれているので三日月蹴りで倒してあげてもいいかなと。警戒しているもので倒したいと思います」と、三日月蹴りでのKOを予告した。