RISEライト級王座とトーナメントの優勝ベルトを掲げる原口。「マジでビビリ」だそうだ
2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMMで開催された『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』の一夜明け会見が、12日（月）都内にて行われた。
会見には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝した第6代RISEライト級王者・原口健飛（FASCINATE FIGHT TEAM）が出席。前夜の試合を振り返った。
伊藤隆RISE代表は「-63kgトーナメントを開催してよかったとつくづく感じました。原口選手はRISEのエースというものを明確にしてくれました。直樹選手もジョーカーの役目を有言実行してくれました。白鳥選手は負けましたが、ここでは止まれないと思うので復帰してくると思います。西岡選手は完封されたのは選手として悔しかったでしょう。何もできないまま完封されたので、原口選手が凄い技術を持っていると痛感させられた試合でした。来年のWORLD SERISへ向けていいスタートが切れたと思っています。原口選手にはRISEを代表してWORLD SERIESでも活躍してほしい。スポットをどんどん当てて次期・那須川天心になるような存在に育てていきたいと思っています」と総括。
原口は「やっと実感してきました。単純に西岡選手と直樹選手の2人に勝って自信になりましたし、決勝は大珠君がいないので勝つのは僕しかないないという中でKOで勝てたのでよかったと思います。今後は身体が痛いのでちょっと休ませてください」と挨拶した。
1回戦と決勝を振り返り、「1回戦は始まって10秒で勝てると思いました。気を抜いたらヤバいとは思っていましたが、トーナメントだから勝ちに徹しないといけないと思っていました。決勝はメインだから行くしかないという気持ちだったので、有言実行できてよかったです」と、思っていた通りの展開だったという。
試合前にはフィジカルトレーニングに力を入れているとしていたが「フィジカルを鍛えて一発のパンチ力ができた。RIZINでも一発で仕留めているので、自然と成果が出ましたね」とその成果に満足そう。
家族への優勝報告は「電話はしましたが、疲れすぎていて話されへんわ、って感じでした」とあっさりとしていたと言い、優勝賞金500万円に関しては「ベルトが欲しかったので本当に考えてなかったです。これから考えます」とそれほど意識していなかったようだ。
試合前の「怖い」「やりたくない」といった“ビビり”ツイートが話題になっていたことを聞くと「一度（ステージ）裏を見に来て欲しい。嘘やと思われているけれど、僕、本当に泣いているんです。マジです。（決勝前は）一人でトイレに入って泣いてました。父親に聞いてもらえたら分かりますが、涙を流して泣いていたんですよ。プレッシャーあるし、負けたくないので負けたらどうしようって考えてしまって。みんな同じくらい強いので、負けると考えると怖くて」と、本当にビビッていたと告白。
「入場したらその気持ちを払しょくできるけれど、でもほんまはやりたくないですね」と試合が怖くて仕方がないと打ち明けた。
伊藤代表から“次期・那須川天心”候補とまで言われたことに関しては「素直に嬉しいですし、そこはしっかりなっていけたらいいと思います」との決意を語り、「そのためにも白鳥君と今回やってないので決着を付けたい。僕が見てきた白鳥君はあんなもんじゃないと思っているので、直樹選手とリベンジマッチをしてもらって、僕はチャンピオンとして待っているので強くなって挑戦してきてほしいですね」と、白鳥大珠との対戦は絶対に実現させたいと話した。
なお、次の試合に関して伊藤代表は「年内は休みたいらしいので、3月にビッグマッチを予定しているのでそこに来て欲しい。来年なら外国人も可能性があるので面白いマッチメイクをしたいと思います」としている。
