2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪・第1競技場にて開催された『K-1 WORLD GP~K-1秋の大阪決戦』で、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(team ALL-WIN)を1R1分19秒、左フックでKOしてタイトルを奪取した山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、10月9日(金)東京・町田市役所を訪問。石阪丈一市長を表敬訪問した。
最初に中村拓己K-1プロデューサーよりK-1の説明、山崎が2014年の旗揚げ戦から6年かけて王座にたどり着くまでの軌跡が説明された。
山崎は「自分はK-1で試合がしたいと、その時に活躍されていた魔裟斗選手のようになりたいということで上京するにあたりまして、町田市にあるジムに入門して、町田市に住所を置かせていただきもう13年になります。たくさんの周りの人の応援のおかげで、諦めかけていた時もありましたけれど、こうして最後まで諦めずに挑戦し続け、33歳でこのベルトを獲れたことに感謝して、皆さんに恩返しではないですけれどお返しできたのかなって思います。このベルトを獲る前から、もし世界チャンピオンになったら表敬訪問させてくださいと希望しておりまして、今日、この日ついに叶いました。本当にありがとうございます」と挨拶。
(写真)山崎のタイトルマッチ映像を立ち上がって見る石阪市長 タイトルマッチの映像を見た市長は「もう身体は回復したんですか?」と気遣い、山崎は「運よくそこまでダメージはなかったので」と答える。続けて「次の試合は?」との質問に「年明けくらいにプロデューサーと相談しながら決めたいと思います」とした。
中村Pは「試合の時間は短かったんですれど、山崎選手にとって大勝負でしたし、そこにかけるトレーニングや減量だったりとかに関しては試合の長さ短さに関係なく過酷なものがあります。山崎選手も今年に懸けていろいろなことを犠牲にしてトレーニングしてきたのだと思うので、僕らとしてはここで1回ゆっくりしてもらって、こういった形でまたK-1を広めてもらえれば。
僕らも試合だけを見てもらったりテレビで試合が流すだけでなく、いろいろな地域にいろいろな選手たちがいるので、活躍した選手がこういった地元の自治体の方にご挨拶させていただいたり、地域密着というのもまた新しい自分たちの活動のコンセプトだったり活動の目的でもあります。今は山崎選手にはこういった形でいろいろな人に会っていただいて、日程と調整しながら年明け以降に試合を組みたいと思っています」と説明した。
市長からは「チャンピオンになって、別の目標はありますか?」との質問も飛び、山崎は次のように答えた。
「自分はゴールデンフィストというニックネームをいただいているんですが、それをK-1のリングで魅せていくことが僕たちプロフェッショナルの、アマチュアでやっているわけではないのでお客さんにエンターテインメントをお届けしていきたいと思います。それと町田市から出たということで街を活気づけたり、格闘技をやりたいなって人が一人でも増えていくような刺激を与えて行ければと思います」
(写真)市長からも記念品の贈呈が行われた 市長からは「まずはおめでとうございます。本当に嬉しいですね。(試合の)映像とは顔が違うんですね。全く違う顔になるんですね。町田市はかなりスポーツに力を入れている市なんですが、その町田市から世界チャンピオンが生まれたのはとても嬉しいことです。これからも頑張ってください」と激励の言葉が山崎に送られた。
表敬訪問を終えた山崎は「試合の1カ月くらい前から実現させたいイベントのひとつでした。町田に13年住んで、市役所・市長に表敬訪問で来れたのは感慨深いことです。町田市に住む身としてこれまでもお祭りのお手伝い、イベントの活気付けなどでお邪魔させていただいていたこともあります。20代を町田市で生きてきたので、ここで育ってトレーニングを積む中で応援してくれた仲間が大勢います。自分にとって第二の故郷ですね」と語った。