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2020年11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」で、「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」として、挑戦者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)と対戦予定だった王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の怪我による欠場が10月9日、発表された。
武尊は、練習中に左拳骨折の怪我を負い欠場、武尊vs.レオナが実施不可能となり、同試合の中止が主催者より発表されている。
武尊は2016年に「右」拳を骨折。2019年3月の「K'FESTA.2」では、ラジャダムナンスタジアム・フェザー級王者のヨーキッサダー・ユッタチョンブリーに2RKO勝ちも、右の拳腱断裂で全治6カ月と診断。復帰戦まで8カ月をかけている。今回は「左」の拳の骨折となる。
試合まで残り一ヶ月
— 武尊 takeru (@takerusegawa) October 3, 2020
ここからキツイけど気合い。
絶対勝つ。 pic.twitter.com/qk5skHdMog
10月3日に自身のSNSで公開したミット打ちの動画では、左の拳によるパンチを見せなかった武尊だが、今回の欠場発表後のSNSでは、「骨折が発覚してからもギリギリまで試合に出場できるように治療を続けていたのですが、このままだと万全の状態でリングに上がって最高のパフォーマンスを見せることができないと判断して、現役生活で初めて自分の意思で欠場を決めました」と、練習と並行して治療を続けることで出場を目指していたものの、「初めて自分の意思で欠場を決めた」ことを告白。
【写真】オーソドックス構えからの右の強打に加え、左フック、左ボディ打ちも近年の武尊のフィニッシュブローのひとつだ。
続けて、「初の福岡大会で初めてK-1を見に来てくれる方もたくさんいたと思うので、本当に悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。1日でも早く復帰して、また必ず皆様の前で試合が出来るように頑張るので待っていてください」と悲痛な言葉で謝罪を語っている。
さらに、「試合は出来ないのですが、僕も福岡大会に参加して、会場に来てくださる皆様、そして武尊応援シートを購入してくださった皆様に喜んでもらえるファンサービスを考えています。そして僕以外にもK-1には最高のファイター達がいて、最高の試合を見せてくれるので、チケットを買ってくださった皆様には会場に来てK-1を楽しんでもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします」と、福岡大会でファンサービスを行うことと、ファンに来場を呼び掛けている。
対するレオナは、「選手にとって怪我はつきものなので、武尊選手の欠場は仕方ないことだと思います。僕自身、万全の状態で武尊選手と戦いたいので、武尊選手にはしっかり怪我を治してほしいです。僕はその時が来るまで待っています。武尊選手、お互い最高の状態で最高の試合をしましょう」と公式コメントを発表。
その後、SNSで「試合中止になりました! 応援してくれていた皆さん、すみませんでした。でも強くなってるんで楽しみにしていてください」と、次戦に向けて進化に手応えを得ていることを投稿。続けて、「あと最後にとても大切なこと言わせて! 武尊選手に対してアンチのコメントは絶対やめてね。本人が1番悔しいだろうし、怪我だから本当に仕方ない事だから!!!」と、負傷欠場を決めた王者を気遣うコメントをツイートしている。
あと最後にとても大切なこと言わせて!
— レオナ・ペタス (@rerereoooo) October 9, 2020
武尊選手に対してアンチのコメントは絶対やめてね。
本人が1番悔しいだろうし、怪我だから本当に仕方ない事だから!!!