8月にK-1甲子園で2連覇を達成した龍華(左)が次はプロのタイトルを目指して連続KO勝ち中の志村と対戦
2020年11月27日(金)東京・後楽園ホール『Krush.119』の記者会見が10月6日(火)都内で行われ、追加対戦カードが発表された。
ライト級3分3R延長1Rで、龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)vs志村力輝(兼清流総本部)が決定。
龍華は2018年11月にプロデビュー。K-1甲子園では2018年こそ準優勝に終わったものの、2019・2020と-65kg級で史上2人目の連覇を達成した。プロでは現在5連勝中で戦績は5勝(2KO)1敗。多彩な蹴り技を持つ。
志村は第25回K-1アマチュアチャレンジAクラス-65kg優勝を果たし、2019年7月にプロデビュー。その試合ではKO負けを喫したものの、その後は2連続KO勝ちで戦績は2勝(2KO)1敗。鋭利なヒザ蹴りを得意とする。
会見に出席した志村は「龍華選手は前回も試合が一緒(の日)だったので見させてもらい、スピードがあり、蹴りが上手い選手という印象がある。攻略してしっかり倒したい」、龍華は「K-1甲子園2連覇からのプロ初戦で絶対に落とせない」との決意を口にした。
龍華からは「志村選手はプライベートで知っていて自分の先輩なんですが、試合ではしっかり倒したい」との言葉も。実は両者「一緒に練習をしたことはありませんが、志村選手は自分の先輩の友達で。紹介してもらって何回かプライベートで会ったこともあるんです」(龍華)と知り合いだったという。
しかし、「リングの上とプライベートは別なので、そこはしっかり勝ち負けがつくので負けたくない。しっかり倒したいと思います」(志村)、「自分も一緒でプライベートと試合は別。しっかりリングでは自分が倒して勝ちます」と両者は口を揃えた。
龍華は前回の試合後「目の前の目標はK-1甲子園連覇」と掲げていた。その目標を達成した今、「連覇は自分的にも絶対できると思っていた。今5連勝で今回勝てば6連勝なので、そろそろベルトに挑戦させてもらってもいいんじゃないかなと思っています」と、Krush王座への挑戦を視野に入れている。
勢いに乗る龍華。その勢いに何で対抗するのかと志村に聞くと、「龍華選手に優る勢いで追って、自分がねじ伏せたいと思います」と答えた。
そして、志村は「いつも応援してくださる皆さんのことを考えているので、今回も皆さんに感謝の気持ちを伝えてスピードで圧倒できるように頑張ります」、龍華は「甲子園2連覇王者として負けられないので絶対に勝ちます」と、それぞれ意気込んだ。
また、第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトとして、山浦力也(北斗会館浅科道場)vs水津空良(優弥道場)も決定。山浦は第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの1回戦で森坂陸と対戦し、残り数秒のところでダウンを奪われて惜敗。水津は4戦無敗のホープ。
プレリミナリーファイトでは古宮晴(昇龍會)vs児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の『格闘代理戦争』卒業生同士のスーパー・フェザー級戦も決まった。