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【Krush】愛犬家・松岡力と愛猫家・加藤虎於奈が仕切り直しの対戦、試合後にはキャバクラでプレーオフも

2020/10/06 19:10
【Krush】愛犬家・松岡力と愛猫家・加藤虎於奈が仕切り直しの対戦、試合後にはキャバクラでプレーオフも

松岡(左)と加藤、両者欠場で実現しなかった幻のトーナメント1回戦がワンマッチで実現

 2020年11月27日(金)東京・後楽園ホール『Krush.119』の記者会見が10月6日(火)都内で行われ、追加対戦カードが発表された。

 ウェルター級3分3R延長1Rで、松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)と加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)が対戦。このカードは8月大会で行われた「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」の準決勝で組まれていたが、加藤が練習中に右足首を負傷、松岡が感染症拡大防止のため一定の待機期間を設ける必要のある選手に該当したため、両者とも欠場して対戦が流れていた。

 中村拓己K-1プロデューサーは「2人ともコンディションが整ってできるだけ早く組みたいと思った」と説明し、「次の挑戦者を決める上でも重要な一戦になってくる」と次期挑戦者決定戦的な意味合いも含んでいると話した。


 加藤は「前回欠場してしまい本当に申し訳ないです」と詫び、「怪我している間に足が動かないので上半身のトレーニングをして太らないようにしてきました。あと2カ月、挑戦者決定戦だと俺は思っていますが、先を見ていたら足元をすくわれるので松岡選手に集中したいと思います」と挨拶。

 松岡も「この間は加藤君同様に欠場してしまいすいませんでした。鍛えていても病気には勝てないですね」と詫びる。

 トーナメントは加藤の代わりに入った山際和希(谷山ジム)が、優勝候補と言われていた近藤魁成(大成会館)に決勝で勝ち、第7代王座に就いた。


(写真)当初はタイトルの懸かったトーナメントにエントリーしていた松岡と加藤

 そのトーナメントを見て加藤は「波乱がめちゃめちゃ起きていて近藤選手が負けたり、山際選手の対戦相手も変わってKOしたり、凄い刺激にはなりましたが悔しかったです」、松岡は「僕と虎於奈君がやった方が面白い試合が出来たと思う。この前の魁成君だったら勝てたと思いますね。頭だけ鍛えていたら(近藤が自分の放った右フックで自爆した)。また頑張ります」とそれぞれの感想。

 改めて今回の対戦のことを聞くと、加藤は「他団体でトーナメントに出ている時から見ていたので、そんな選手と戦うことはないだろうなと思っていたんですけれど、今こういう場で対戦相手が松岡選手になって。技術だとめちゃめちゃトップだし、けっこう穴がない選手だと思うのでそこを上手く突いて勝ちたいと思います」、松岡は「虎於奈君は見た目もそうだし、試合も華がある。僕のような地味なファイターは華があるファイターに勝っていかないと目立てないので、おじさんなんですけれど若いのに負けないように頑張ります」と、互いに認め合うコメント。

 当然この試合の先にはタイトル挑戦も見えてくるが、新王者となった山際を両者はどう見ているのだろうか。


 加藤は「ラッキーだと思いました。ラッキーで勝って優勝してくれて、ここ勝てばチャンピオンになれるなと思っています。だから松岡選手に全力集中ですね」と、山際には勝てると言い放つ。

 松岡は「僕は1回やっていますが(2018年4月に松岡が判定勝ち)、なんか人間として好きじゃないので。何があったというわけじゃないんですけれど。あまり仲良くなれないタイプなので、またやっても仲良くはなれないでしょうね。友だちにはなれないタイプですね」と、なぜか好きではないとした。

 前回欠場した分、今回はどんな姿を見せたいか。加藤は「松岡選手が華があると言ってくれたので、その華を見せながら見た目だけでなく試合内容でも華を見せて勝ちたいと思います」、松岡は「欠場してずっと追い込みで体重も増やさないで練習しています。僕はあまり練習しないタイプだったんですけれど、今回は格闘技人生で一番練習ができています。トレーナーも変わっていい練習ができているので今回はそれを見せたいですね」と話す。


 加藤の兄であるKrushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)は、11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にてK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とのタイトルマッチが決定している。レオナは「弟がKrush王者になって僕がK-1王者になる」と宣言していたが、加藤のトーナメント欠場により夢の実現は先に伸びてしまった。

 そのことについて聞かれると加藤は「怪我して初めてめちゃめちゃ落ち込んで兄ちゃんに電話して。そうしたら、俺も(タイトルを)獲ったのは27だからお前なんかまだ若いから全然焦らなくていいよ、と言ってくれて。焦らなくてもいい気持ちもあるんですけれど、でも獲れるものは獲っておきたい。僕の試合前に兄ちゃんが試合あるのでそこで勝ってもらって、来年の母の命日には3本のベルトを持ってお墓参りできれば、というのが最高のシナリオですね」と語った。

 最後に加藤が「松岡選手と俺の試合は多分めちゃめちゃ面白くなると思います。どこで決まるか、どのタイミングで倒すかも分からないし。あと、松岡選手は犬が大好きですが、俺も猫が大好きなので犬と猫の戦いになると思います。勝ってベルトに挑戦させてもらって、また女の子にモテるように頑張ります」と言うと、松岡は「僕は犬も猫も女の子も好きなので、勝ってキャバクラに行ってどっちがモテるかをやりたい。その前に試合で勝ちます」と、両者とも動物と女の子ために勝ちたいと笑った。

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