(C)ONE Championship
ONE Championshipより、10月9日(金)に、本拠地シンガポールにて、「ONE: REIGN OF DYNASTIES」が、無観客で開催されることが正式に発表された。
シンガポール大会の再開に先駆け、ONEでは7月31日からバンコクでタイ人選手およびタイ周辺在住選手を中心としたリングを使用した大会を開催してきたが、今回のシンガポール大会では、7カ月ぶりのケージ使用となるか。日本時間6日にチャトリ・シットヨートン会長兼CEOが大会の詳細を発表する予定だ。
同大会は、2020年初旬に新型コロナウィルスの対策が実施されて以来、シンガポールで行われる最初の試験的な国際スポーツイベントとなり、地元シンガポールのEvolve MMA所属選手を中心に、海外からも選手が参加し、下記6試合が行われる予定。
シンガポール保健省は10月3日に、新たに判明した1日当たりの新型コロナウイルス感染者が6人だったことを発表。3月以来、半年ぶりに感染者数を1桁に抑え込んでいた。人口約570万人のシンガポールでピーク時には連日1,000人を超える感染者が出ていたが、政府は4月にマスクの着用を義務化、さらに隔離政策や90万人におよぶ検査を行い流行をほぼ封じ込めていた。
また、チャトリ会長兼CEOは、10月2日夜に自身のSNSで、「2021年にONE女子アトム級世界GPの開催」も発表しており、「このトーナメントは超気合が入っています。詳細をお楽しみに!」と記している。
同級ランキングでは、10月2日に妊娠を報告(2021年4月下旬出産予定)した王者アンジェラ・リーを筆頭に、2020年2月にシンガポールの無観客大会で山口芽生(V.V Mei)を破ったデニス・ ザンボアンガ(フィリピン)が挑戦権を獲得している。
ランキング2位のメンボー(中国)は2月大会で山口と対戦予定も怪我で欠場。あらためての対戦を望んでいる。3位のリン・ホーチン(中国)は、2019年3月のONEデビュー戦でジョマリー・トーレスを三角絞めで下し、MMA11連勝中。4位にはザンボアンガに敗れるも王者アンジェラに2度挑戦経験のある山口(日本)が控え、ランク外ながら、元キック&ムエタイ二冠女王のスタンプ・フェアテックス(タイ)、6戦無敗で全ての勝利をフィニッシュで挙げている平田樹(日本)も上位進出を狙っている。果たしてどんな選手が、GP出場候補となるか。
なお、10月9日(金)の大会の模様は、ONE公式アプリ「ONE Super App」やABEMAを含め、150カ国以上でライブ配信される。
◆フアン・フン(タイONE Championshipグループプレジデント)
「シンガポール政府から任命を受けて再開する」
「ONE Championshipはシンガポール政府から任命され、シンガポールから発信される国際スポーツイベントの再開を光栄に思います。地元および、海外のヒーローをシンガポール・インドアスタジアムに呼び戻し、彼らの“情熱・努力・才能”で再びシンガポール及び世界中の格闘技ファンの皆様に感動と興奮をお伝えできることを嬉しく思います」
◆オン・リン・リー(シンガポール政府観光局ディレクター)
「安全管理して将来のスポーツイベントの道を切り開く」
「私たちはONE Championshipとともに、今回のイベントを通して、重要な安全管理措置をテストし、将来のスポーツイベントへの道を切り開くことが出来ると信じております」
▼ONEストロー級(56.7kg)ムエタイ世界タイトルマッチ
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)王者
ジョシュ・トナー(豪州)挑戦者
サムエー「タイの誇りをかけて、我がチームEvolve MMAのためにもトナーを倒し、王座防衛を果たす」
「過去数カ月、懸命にハードトレーニングを積んできました。自分の階級のレベルが激化するのに対応すべく自分のスキルを日々、磨いています。もちろん、誰もがタイトルマッチに挑みたいはずで、そこには多くの優れた挑戦者たちがいます。前回の試合から時間が空いた分、より自分を見つめ、活力を取り戻すことができました。リングに戻り、ベルトを守る準備はできています。対戦相手のジョシュ・トナーは若くてハングリーのある選手です。彼は、ベストコンディションでこの試合に挑んでくると思うので、もちろん私も自分のベストで臨みます。ファンの皆さん、私は、タイの誇りをかけて、そして我がチームEvolve MMAのためにジョシュ・トナーを倒し、王座防衛を果たします! 」
ジョシュ・トナー「この試合に向けて劣勢の立場にいることは分かっているし、以前もこの様な状況でベストを発揮した」
「まずは、ONEの世界タイトルに挑む機会をくれたONE Championshipにお礼を伝えたいです。ムエタイで名高い選手であり、レジェンドであるサムエー・ガイヤーンハーダオと戦えることは、私にとって、とても名誉なことです。今回の試合は、間違いなく私のキャリアで最大の試合になると思います。私がこの試合に向けて劣勢の立場にいることは分かっていますし、以前もこの様な状況でした。勝つチャンスを与えてもらえないこともありますが、私はその様な状況で、ベストパフォーマンスを発揮します。ONEのチャンピオンベルトを持ってアリーナを歩くために、自分が持つ全ての力を出し切りたいと思います」
▼ONEフライ級(※61.2kg)
リース・マクラーレン(豪州)
アレクシ・トイヴォネン(フィンランド)
▼ONEライト級(※77.1kg)
アミール・カーン(シンガポール)
ラウル・ラジュ(インド)
▼キャッチウェイト 63.5kg
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ムルガン・シルブラージョ(マレーシア)
▼ONEストロー級(※56.7kg)
デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)
ハシガトゥ(中国)
▼ONEフライ級(※61.2kg)
ロシャン・マイナム(インド)
リュウ・ペンシュアイ(中国)