2020年10月27日 (火)、後楽園ホールで開催される「コロブロックpresents QUINTET FIGHT NIGHT 5 in TOKYO」のトーナメントに参加するチームの追加メンバーが発表された。5人の団体戦による勝ち抜き戦のQUINTET。今回は合計体重360kgの軽量級カテゴリーで行われる。
【TEAM TOKORO PLUS α 2nd】所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)今成正和(今成柔術)小谷直之(ロデオスタイル)中村大介(夕月堂本舗)矢野卓見(骨法烏合會矢野卓見道場)
まず残り1人となっていた所英男チームの最後のメンバーはヤノタクこと矢野卓見に決定。ZST4兄弟+中村大介の布陣となり、チーム名も「TOKORO PLUS α 2nd」に変更となった。
今回はチームリーダーの所ではなく、矢野卓見がコメントを発表。「今回、所さんからオファー貰った時点で年齢と体重体調を考えると流石に無理だと断りました。それでも『ギリギリまで待ちますんでコンディションを整えて下さい』との事で時間を貰いました」と、いったんは出場依頼を断ったことを明かしたヤノタク。
それでも「正直、年齢に関しては同学年の桜庭さんがまだ現役なので強くも言えなく迷惑してます(笑)。体重落として体調も安定してきたんで参加させて頂く事にしました、宜しくお願いします」と、桜庭プロデューサーのプレーイングマネージャーとしての活躍に刺激を受けての参戦であることを記している。
また、前回と編成が異なるチームについて「今回はZST4兄弟+1の+1担当の伊藤盛一郎くん(今回は小見川の「TEAM WOLF」で出場)が中村大介さんと交代したんで、役割分担が若干変わると思いますが、前回以上の結果が出る様に頑張りたいと思います」と、試合順の発表にも含みをもたせた。
前戦では、1回戦でCARPE DIEMの岩崎正寛との大将対決で岩崎の肩固めを凌ぐなどドロー(判定・岩崎)に持ち込む奮闘ぶりを見せた矢野。「ZST4兄弟、最後の闘い」となる今回、「前回以上の結果が出る様に」という矢野のコメントに期待だ。
【TEAM ONEHUNDRED】宇野 薫(UNO DOJO)八隅孝平(ロータス世田谷)樋口翔己(パラエストラ吉祥寺)伊藤健一(フリー)寒河江寿泰(トイカツ道場/今成柔術)
そして、チームメンバー構成が注目されていた宇野薫チーム「TEAM ONEHUNDRED」の全メンバーが決定した。宇野が「NO-GIグラップリングを一緒に練習している中から、メンバーに選びました。どのチームと対戦しても、チームのみんなと力を合わせて優勝を目指します」という5人。
QUINTET秋田大会に出場した“日本最強の寝技師”との呼び声高い八隅孝平と、同じく秋田大会に出場し、星野勇二に腕十字で一本勝ちした期待の若手黒帯の樋口翔己、宇野の信任が厚く、1月のZSTで一本勝ちをしている伊藤健一、今成正和に師事し師匠譲りの足関節技を得意とし、「GTF.3」で準優勝している寒河江寿泰の5選手となる。
自身も続ける柔術の色の濃いメンバーがズラリと揃った宇野チーム。参戦発表時に「優勝を狙う」と宇野リーダーがコメントした通りの結果となるか、注目だ。
【TEAM WOLF】小見川道大(NEO JUDO ACADEMY)伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)森戸新士(藤田柔術)グラント・ボグダノフ(KUSSANO TEAM)※残り1選手
最後に小見川道大率いる「TEAM WOLF」は新たに2選手が決定。
小見川は「新たな加入選手として、絶大なる信頼を置く勝村周一朗氏の推薦選手、森戸新士選手が決定しました。森戸選手はJBJJF2019年黒帯アダルトランキング1位で、ブラジリアン柔術界でも大活躍中の極めに飢えた狼です。そしてもう一人が、自らTEAM WOLFのメンバーとして一緒に戦いたいと直訴してきた、グラント・ボグダノフ選手です。グラント選手は通常体重80kgにも満たない身体で『GTF4』の-90kg級トーナメントに出場し、決勝戦でイゴール・タナベ選手に敗れるも準優勝という結果を残した実力者です。これでTEAM WOLF に4人の飢えた狼が揃いました」と発表。
1人目の森戸は、JBJJF全日本オープン選手権2019アダルト黒帯ライト&オープンでダブル優勝、JBJJF2019年男子アダルト黒帯ランキング1位。カナダのブリティッシュコロンビア大学を卒業後、米国アトスで修行。帰国後、広島で新聞記者として3年間勤め、現在は会社員として柔術に取り組む森戸は、MMA経験もあり、身体の強さと強烈なパスガードが武器の選手だ。2020年8月のZST「BATTLE HAZARD07」では、高橋“サブミッション”雄己とタッグを組み、岩本健汰&山中健也組とドローの熱戦を繰り広げている。
そして、もう1人はグラント・ボグダノフ。2019年全日本ブラジリアン柔術選手権紫帯ミドル級優勝、2019年全日本ノーギ柔術選手権アダルトエキスパートミドル級優勝の経歴を持つボグダノフは、2020年7月の「GTF04」90kg級トーナメントにも出場。1回戦で濱岸正幸をオーバータイムで下し、準決勝で谷口実にアンクルホールドで一本勝ち。決勝で練習仲間でもイゴール・タナベの腕十字に敗れたものの、足関節で互角の戦いを繰り広げている。今回は、道衣もノーギも強く一本勝ちの数の多い積極的な選手として起用されたという。小見川チームの残り1選手はどうなるか?
既報のトーナメント4連覇を目指す「TEAM CARPE DIEM」のメンバーは以下の通りだ。
【TEAM CARPE DIEM】岩崎正寛(CARPE DIEM)世羅智茂(CARPE DIEM)白木大輔(CARPE DIEM)橋本知之(CARPE DIEM)竹浦正起(CARPE DIEM)
なお、同大会の前売チケットは全席完売。キャンセル等により一部当日券が出る可能性があるという。また、大会の模様は「UFC FIGHT PASS」にて全世界完全生中継される(※日本では日本語実況解説付き。当日のYouTube Live配信など他媒体での配信は予定されていない)。
▼Special Single Matchハイサム・リダ(CARPE DIEM)イゴール“ファットニンジャ”タナベ(IGLOO)
▼Special Iron Man Match ※エキシビション桜庭和志(フリー)杉浦 貴(NOAH)