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【REBELS】宮田充・新プロデューサー、初仕事を終えて語る「那須川弘幸さんと話をさせていただきました」

2020/10/05 13:10
【REBELS】宮田充・新プロデューサー、初仕事を終えて語る「那須川弘幸さんと話をさせていただきました」

実際の大会を現場で見て、刺激を受けた宮田・新プロデューサー。今後、REBELSとKNOCK OUTをどのように色づけしていくのか

 2020年10月3日(土)東京・新宿FACEで開催された『REBELS.66』の大会終了後、REBELSとKNOCK OUTの新プロデューサーに就任した宮田充氏がカコミ取材を行った。

 9月28日の記者会見で就任が発表され、プロデューサーとして初めてとなった大会を振り返り、「本日は育成試合や引退セレモニーなどいろいろありましたが、インパクトを感じたのは工藤(“red”玲央)君です。触ったことがある選手ではなかったのですが、不思議と挨拶してくる男で、良いKOでした。炎出丸君は、ベテランで、大川君はもともとKrushのリーグ戦に出ていた選手。セミ(工藤)が良いKOでしたが、メインは良い緊張感で、セミとはまた違う良い試合だったと思いますね。大川選手は最後疲れちゃったんですかね。2-0の判定でしたけれど、見応えのある攻防でした。工藤君の倒しっぷりと、炎出丸君の攻防が印象に残っています」と話す。


(写真)宮田氏が印象に残ったという工藤(右)の試合

 今後について聞かれると、プロデューサーとしての方針が聞かれた。

「いろいろな試合の中で勝った選手、敗れた選手の今後のことですね。炎出丸選手は、ベルトはまだ(REBELSでは)獲ったことはないですよね。今年、最後の試合になるのか分からないですけれど、やっている選手はみんなチャンピオンを目指すと思うし、それまでの道を作ってあげられたらと思います。そうすると、メインの勝利も意味のあるものになると思います」と、点を線でつなげていきたいという。

「今日のREBELSの興行を見て、自分なりにいろいろ考えることがありました。近くで見て、こういう風にやっているんだ、と。良いところもあり、こうした方がいいんじゃないかなというのもありました。ファンの皆さんに、より見やすく楽しみやすくしていくところをやっていきたいです。REBELSを楽しんでもらうことをこれから考えていきたい。KNOCK OUTは別ブランドであるし、別々でないといけないし、それが世界観だと思います。REBELSじゃないとできない、オリジナリティを持った試合にしていきたい」と、REBELSのオリジナルな色を出していきたいとした。


(写真)メインで勝利した炎出丸に「メインの勝利を意味のあるものにしたい」と宮田氏

 試合に関しては「REBELSでは首相撲がありますが、全日本キックの時とは違うようになっている気がしました。抱え込んで倒すみたいな場面はテクニックとしてあると思いますけれど、パンチ、蹴り、ヒザ、ヒジの攻防があって、投げで叩きつけるようなことは頭を(マットに)打つ可能性があると思う。キャリアの浅い選手でも、それがあったので何とかしないといけない。それをやってエースとかチャンピオンになれた選手は見たことがないです。2分や3分の中で、相手をバッタンバッタン倒すのは、試合としてどうなのかなと思いました。とにかく倒すために組む、それは攻撃ではないと思いました」と、あくまでも個人の見解として投げのための組みはどうなのかとの提言も。

 全日本キックボクシング連盟時代から定評のあるマッチメイクに関しては「11月8日(後楽園ホール大会)のカードは決まっているので、ここ数日で山口(元気=REBELS代表)さんと12月は昼夜大会で試合数が(多く)あるので、カード(編成)をどうしようかというところですね。決まったら12月(のカード)も触り始めます」と、12月の昼夜大会からマッチメイクに携わりたいとする。


 また、「今日はアマチュアからプロまでジムの会長さんやマネージャーさんがいたので、名刺を交換させていただきました。ついに、那須川弘幸さん(TEPPEN GYM会長=那須川天心の父親)と名刺交換させていただいて、控室周りで話をさせていただきました。今後やっていく道において、ヒントになる言葉をいただいて、話せたことが有意義でした。今日が初対面です。すれ違ったことはありましたけれど、挨拶できて良かったです。久しぶりの人からはじめましての人から、アマチュアにはいろいろな選手が出るので、これからプロを目指す選手もいますし、挨拶回りでこのような大会ができたのは良かったです」と、様々な出会いがあって刺激を受けたようだ。

「6月28日にK-1で(スタッフとしての)最後の試合も、この場所で(新宿FACE)。そして、ここから始まるので因縁があるのかなと思って(※全日本キック時代、Krush初期の時代は同場所に事務所を構えていたこともある)。新宿FACEはいい会場だと思いました。お客さんの数も、もちろん大事だけれど、こういう状況でこの会場で語り草になるような勝負を見せていければと思います。今日は久々に興行を見て、飲むしかねえなって感じです(笑)」と、改めて新天地での意気込みを語った。

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