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【RIZIN】地上波カットの大激闘! 瀧澤謙太と金太郎がエール、瀧澤「成り上がる」、金太郎「ありがとう」。榊原CEOはネクスト朝倉海に向けて「鎬を削ってもらう」

2020/09/29 15:09
 2020年9月27日、さいたまスーパーアリーナで行われた『RIZIN.24』で、朝倉海(トライフォース赤坂)が王座に君臨する“黄金のバンタム級”で、地上波放送されなかった注目選手たちの激闘が話題を呼んでいる。  第6試合で行われた瀧澤謙太(フリー)と金太郎(パンクラス大阪稲垣組)の一戦だ。  瀧澤はPANCRASE同級の2位。金太郎は3位にランクされており、試合前に榊原信行CEOは、「本当はPANCRASEで決まってたトップアスリート同士の試合を、RIZINで奇しくもやらせてもらうことになった。両選手ここから上を食ってやろうという思いが強いから、皆さんの期待を裏切らない激しいものになると思います」と榊原信行CEOは期待を寄せていた。  RIZIN初参戦の瀧澤は、小学生の頃から新極真の木元道場で練習。小3で全国3位の実績を残した。PANCRASEでの4連勝を経て、2019年3月にはバンタム級王者ハファエル・シウバに挑戦するも一本負け。24歳での戴冠ならず。しかし、同年11月のPANCRASE310では、修斗世界フライ級2位の石井逸人を跳びヒザ蹴りでTKO。MMA10勝のうち8つがKO勝利というストライキングを誇る。  対する金太郎は、朝倉未来同様に少年院での更生を経て、THE OUTSIDERで活躍、2019年7月にPANCRASEでバンタム級王座に挑戦も、瀧澤同様に一本負けでベルトに届かず。しかし、2020年2月の浜松大会でRIZINデビューを果たし、修斗環太平洋ランカーの加藤ケンジをリアネイキドチョークで極め、初陣を飾っている。  両者のカードは大会6日前に急遽追加発表された試合だったが、ともに「いつ試合のオファーが来てもいいように準備していた」と言う通り、互いの持ち味が発揮されたノンストップの激しい攻防となった。  試合は、オーソドックス構えの瀧澤に対し、サウスポー構えの金太郎は左の蹴りで先制。さらにボディストレート、スイッチしての左ストレートなど、ストライカーの瀧澤に対し真っ向勝負。  瀧澤も金太郎のパンチに左右から最後は蹴りに繋ぎ、カウンターのテンカオのヒザ蹴りを突き刺すなど、期待に違わぬ熱戦に。グラップリングで“公園柔術家”岩本健汰と練習を積んできた瀧澤は、金太郎のテイクダウンに対し、コーナーを使って立ち上がり、左フックで金太郎からフラッシュダウンを奪うことに成功。2-1のスプリット判定を制した。  試合後、両者はバックステージで再会、互いに肩を抱き合いエールを交わしている。 「お互いに『ありがとうございました』と話しました」という瀧澤は、試合後の金太郎の印象を「気持ちのいい方でした」と本誌に語っている。  また、金太郎をグラつかせた左フックは、「ガンガン前に出て、飛び込んでフックを打とうと思ってました。上手く当たったんですが、倒し切りたかったです。KO出来なくて悔しいですね。金太郎選手、タフでした」と相手を讃えた。  試合後会見には瀧澤のみが出席。  前戦で加藤を極めるなど組み力も強い金太郎について、「もうちょっと組んで来ると思いましたね。1、2R、打ち合ってきて、もうちょっとテイクダウン混ぜてくるかと思ってたんですけど、打撃でやってきたんで面白い試合になったのかなと思います」と、手が合ったことを語り、「KO決着できなかった不安もありますが、気持ち良い殴り合いが出来て、僕的には楽しかったです」と笑顔を見せた。  初のRIZIN参戦にして、初のさいたまスーパーアリーナのリングに立ち、「5,000人(限定)という中でも、会場がめちゃくちゃ広いのと、結構席が埋まっている感じもしたので、最高に気持ちいい舞台でした」と強心臓ぶりものぞかせた瀧澤は、今後について、「やっぱり絶対にベルトは獲りたいなと思っています。ベルトを目掛けて、大晦日も出られたら出たいなと思うので、大晦日に向けて準備していこうかと思います」と、展望を語っている。  会場を大いに沸かせた激闘に、榊原CEOも「いい試合だったな、と思います。最後に瀧澤と金太郎の試合が決まって全体が締まった。総合の試合のマッチメークの中で、骨のあるカードがちょっと足りなかったので、実力が拮抗していて、次の未来を(担う)、上を食っていこうという野心のある2人のカードが組めたことはとても良かったし、2人ともポテンシャルの高いいい選手だと感じました」と高評価。  また、群雄割拠のバンタム級戦線において、「次にいきなり一足飛びに朝倉海と、という前にバンタム級のなかの“次なる朝倉海”に向けてチャレンジする、鎬を削ってもらう必要があります」と、王座戦に絡むには、4天王を含む、上位陣の対戦が必要とした。  今回、金太郎はラッシュガードでタトゥーを覆い試合に臨んだが、地上波放送では試合はカット。地上波生放送がなかった2月大会では、上半身裸で試合に臨んでいた金太郎にとっては、組み技では滑りにくいものの、窮屈ななかでの試合となった。  しかし、試合後は、「判定2-1で負けました。皆さん応援ありがとうございました。応援してくれる皆のおかげでこの舞台に立てたと思います」と、参戦が実現したことへの感謝をツイート。続けて、「瀧澤選手強かった、ありがとう」とライバルとして認める気持ちを記している。  今回のさいたま大会で、鮮烈な存在感を示した瀧澤と金太郎のほか、“黄金のバンタム級”では日本人選手だけでも、朝倉海、堀口恭司、扇久保博正、石渡伸太郎、佐々木憂流迦、元谷友貴(11.1「DEEP98」で米山千隼と対戦)、井上直樹らが控えている。  また、入国が解禁されれば、海外勢では、大晦日「RIZIN.20」で元谷に一本勝ちし、Bellator王座にも挑戦したパトリック・ミックス(9月王座戦でファン・アーチュレッタに判定負け)、現DEEPバンタム級王者ビクター・ヘンリー、トレント・ガーダム、2019年8月大会で祖根寿麻からダウンを奪って勝利しているジャスティン・スコッギンスらもタイトル戦線に名乗りを挙げてくるだろう。  そして、いったんは引退を表明した元UFCの金原正徳が復帰を表明していることにも注目だ。金原はYouTubeで、「もうちよっと待ってください。みんなが“やれやれ”とうるさいから、ちょっと重い腰を上げて試合をすることにしました。あまりおおごとにしたくないので、秘密にしてください(笑)、また試合のことは報告するので」と、意味深な言葉を残している。  果たして、25歳の瀧澤と27歳の金太郎は強豪ひしめくバンタム級でどこまで勝ち上がれるか。  瀧澤は、試合後、SNSで「勝てました。金太郎選手ありがとう! 応援してくれたみんなありがとう!! こっから成り上がる」と下剋上を宣言している。
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