ムエタイの本場タイでも活躍する3人がそろい踏み。(左から)カイト、名高、竜哉
2020年10月4日(日)に開催される『BOM~The Battle Of MuayThai~BOM WAVE02 -Get Over The COVID-19-』の全対戦カードが決まった。今大会は6月に開催された『BOM WAVE01』に引き続き無料LIVE配信が行われる。
ダブルセミファイナル第2試合に、名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)が登場。阿部秀虎(鷹虎ジム)と対戦する。
名高(吉成名高)は2018年12月、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取し、日本人として7人目の同スタジアム王者になり、2019年4月15日にはルンピニースタジアム認定同級王座も獲得。日本人初のルンピニー王者になると同時に、ムエタイの2大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの王座を同時に保持した史上2人目の外国人(タイ人以外)選手となった。
また、2017年4月にWMC世界ピン級王座、2018年4月には日本人4人目の快挙となるWBCムエタイ世界タイトル(ミニフライ級)を獲得。さらに同年9月にはIBFムエタイ世界ミニフライ級王座もKOで獲得し、日本人初のIBFムエタイ世界王者となっている。2019年12月のBOMではBOMフライ級初代王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制した。
(写真)RIZINでもインパクトを残し、榊原CEOが絶賛した
8月9日の『RIZIN.22-STARTING OVER-』にも抜擢され、優心(京都野口ジム)を2R3分8秒、ヒジ打ちでTKO。試合後、榊原信行RIZIN CEOは「名高選手は化け物ですね。彼と渡り合える本当に強い外国人選手を呼んで日本で戦わせてあげたいと思います。今のコロナ禍の中ではなかなか叶わないですが、しっかり準備をしてもらって、またオファーをしたい」と絶賛した。
その名高がホームリングのBOMで今回迎え撃つ阿部はミドルキックを得意とする21歳。戦績は5勝8敗で2020年2月の時点で4連敗中だが、5勝のうち4勝がKO勝ちだ。
名高は「タイに行けないこのような時期にコンスタントに試合ができる事に感謝しています。セミファイナルらしい試合をし見てくれている人たちに感動を与える試合をしたいと思っております。皆様、応援よろしくお願いします。対戦相手の阿部選手、今回は技術と美しさで圧倒しようと思っています。覚悟していて下さい」とのメッセージを送っている。
なお、この試合は当初50kg契約だったが、阿部の要望により49kg契約で行われることになった。
ダブルセミファイナル第1試合は既報通り、ムエタイの本場タイで最も活躍する日本人選手であるカイト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)が登場。カイトは「この様な時期に試合を組んで下さり、有難う御座います、久しぶりの日本での試合にワクワクしています。本場タイで培ったムエタイの技術をお見せします」と、2019年10月以来の日本での試合、そして、実に2016年7月以来の関東での試合に意気込んでいる。
そして、既報通りメインイベントでリュウノスケ・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)と対戦する、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者、IBFムエタイ世界同級王者、WPMF世界ミニフライ級王者の三冠王である竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)は「今回はメインイベントらしい試合をして盛り上げます。対戦相手のリュウノスケ選手、熱い試合をして盛り上げましょう」とコメントしている。
今大会のLIVE配信の解説者はイッセイ・ウォー・ワンチャイ(石井一成)と朝陽・P.Kセンチャイジム(品川朝陽)が務め、前回と同じくフジTV【SUTS2】に出演中の吉田明加がゲストコメンテーターとして試合を盛り上げる。