2020年9月27日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.24』。榊原信行RIZIN CEOは試合後の総括で、メインイベントにて那須川天心(TARGET/Cygames)に判定3-0(30-27×3)で敗れた初参戦の皇治(TEAM ONE)を高く評価した。
榊原CEOは皇治について「言うだけじゃなかった。ちょっと見直しました。覚悟を持って一歩踏み出して、いろいろなものを失って想いを持ってこのRIZINに来てくれたってことが、今日の試合を見て感じられたので、それは本当に感謝します」と切り出した。
(写真)皇治がヒットさせた右フックだが、那須川は「流していた」とダメージはなかったという「言うだけじゃなく有言実行の男だと魅力を感じました。本人は相当負けたことを悔しがっていたので、それがよかったと思って。これで満足して、とりあえず天心と倒されずに3分3R、立っていられましたって満足した顔をしていたら未来はないと思いますけれど、本当に悔しい顔をして『倒せなかった』というのが僕に対する第一声だったので。『しょうもない試合をしてすいませんでした』って頭を下げてきたので、こいつは凄いなって感じました」と、試合直後のエピソードを明かしてその姿勢を高く評価。
そして「すぐには必要ないですが、天心が本当にキックを去る日が来るのかどうか。それは天心にしか分からないですが、また再戦があっても近い将来見てみたいなって、そう思いました」と、那須川がキックボクシング界から去る前に再戦を見てみたいと語った。
皇治が今後、RIZINで実績を積み上げて那須川との再戦を見たいとファンが望むような位置まで這い上がることができるか。