キックボクシング
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元K-1プロデューサーの宮田充氏がREBELSとKNOCK OUTの新プロデューサーに就任

2020/09/28 21:09
 2020年11月8日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.67』の記者会見が、9月28日(月)都内にて行われた。  同会見の最後に、これまでKNOCK OUTとREBELSのプロデューサーを務めてきた山口元気氏が両大会のプロデューサーを辞任することを発表。 「REBELSは今年で10周年を迎えまして、いろいろな変化と共に時代の流れに応じて変化をして続いてきた団体だと思っています。ここで格闘技業界の中で生き残るためにひとつの決断をしました。さらなる発展を考えてREBELSとKNOCK OUTのプロデューサーを辞任することになります。これは発展的なことで、今後よりREBELS、KNOCK OUTを選手の方に上がりたいと思ってもらえるリングにするため新しいプロデューサーを迎えて僕はバックアップするということで。実行委員会の中には残ります(肩書はREBELS、KNOCK OUT代表)。プロデューサーは表に出て引っ張っていく方にお願いすることになりました」  後任のプロデューサーとして紹介されたのは、元・全日本キックボクシング連盟の広報であり、K-1とKrushのプロデューサーを務めていた宮田充氏だった。 「皆様もご存じの通り、6月をもって前の仕事を退職しましてそこから3カ月経ちまして、このような形になりました。山口さんにはちょっと前からお声がけされまして。格闘技業界以外の仕事で何が出来るかも考えつつ、山口さんに待ってもらう時期がありました。その中で熱く声をかけていただいて、その後、櫻田オーナーとも話をさせてもらって自分でよければと返事をさせていただきました。やらせてもらうからには歴史のあるイベントですし、ジム、ファイターと作り上げてきたものがあるわけで、そこに加わることでよくして行かないといけない。これから考えていきたいと思います。最後に、山口さん、櫻田さんの話を受けて、プロデューサーの大役を仰せつかることになりましたが、元々働いておりました会社のオーナーには事前にご挨拶させていただいて、快くお返事をいただいております」と就任の挨拶。  山口代表は「宮田さんの色に全部染めてもらってやりやすいようにやってもらおうかなと。面白いものが出来ると思います。僕はバックアップにまわるつもりなので、来年へ向けてのREBELSとKNOCK OUTの景色はどうなるのか。選手の皆さんもどういう化学反応が起きるか楽しみにしていますし、僕も楽しみでしかたないです」と、宮田・新プロデューサーに期待を寄せる。  実は宮田氏、「今まで(REBELSとKNOCK OUTを)見たことがなかった。元々自分のやっているイベント以外は見ないと決めていて見たことがなくて」という。 「声をかけていただいて、8月末のREBELSと9月のKNOCK OUT昼夜大会を観戦させていただきました。イベントそれぞれ色があるし、これが山口さんが作ったイベントなんだと。その時はまだ決めていなかったんですが、イベントを客席で見させてもらって こうしたいなっていうのが心の中で生まれてきたのでやらせてくださいって流れですかね」  初めてREBELSとKNOCK OUTを見た感想は「いい選手がいますね。3大会ですが見させてもらって面白いと思う選手がいました。鮮やかなKO勝ち、鍔迫り合いもあったし、一番面白いと思ったのは鈴木(千裕)君ですね。日菜太君も前から知っている選手なのでいいKOだったと思いましたが、鈴木君は元気があって空回りするところも含めてこの子を触ってみたいと感じましたね。ゴツさ、倒しっぷり、粗削りも含めて彼は印象に残りました」と、興味が惹かれるものがあった。 (写真)ぱんちゃん(中央)の師匠である鈴木秀明会長(左)とは鈴木会長が現役時代の時からの付き合い 同団体で人気を得ているぱんちゃん璃奈については「初めて試合を見させてもらって、今日も鈴木会長といるところでご挨拶させてもらいました。いい目をしていて、この子は違うなっていうことは思いました。魅力ある選手だと思いました。キャリアは少ないがベルトが懸かった試合で勝利して、これからが本当に楽しみ。大晦日の話もあるみたいですし、大きな舞台登場もあるでしょうし、イベントの中で華のある外に打って出る選手も必要なので、そういう選手になって欲しいと思います」と期待する。  今日がプロデューサーとしてのお披露目で、始動は10月1日から。10月、11月、12月の大会を手伝いながら、マッチメイクなどで本格的に手腕を発揮していくのは2021年からになるという。  記者との質疑応答では、古巣のK-1に対するライバル意識はありますかとの質問も飛んだが、「ないです。K-1をやらせてもらってきたんですけれど、違うところで勝負していかないといけないし、真似しちゃいけない、なぞっちゃいけない。違うところで勝負だと思います。ジムの代表者さんと話をしていって、ファンの皆さんやマスコミの皆さんにも意見を聞いていきたい。KNOCK OUTとREBELSのファンが、より友だちを連れて会場に来てもらえる流れにしたい。違う輝き方を目指したいですね」と、独自に盛り上げていきたいとする。  また、「イベントは熱が勝負なので(団体の規模の)大きい小さいは関係ないと思っています。観客動員だけがバロメーターだと思ってないので、どれだけ殺伐としたものを見せられるかだと思いますね。REBELSやKNOCK OUTが小さいとは思ってないですし、これから見せていくことが全てだと思っているので、まあ、見ててください。見てもらってナンボなので、ファンの方が見て分かりやすい。初めて興味を持った人も飛び込みやすいものにしていきたい。それはこれから考えていきます。僕がバトンタッチしてやっていく以上はファンがしらけるようなことは避けないといけない。気合いを入れてやっていかないといけない。応援する人をがっかりさせないという気持ちを持ってやっていきます」と意気込みを述べた。
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