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インタビュー

【Krush】“ラストKrush”を締めくくるSフェザー級王座戦! 王者・島野浩太朗「Krush最後のタイトルマッチは重い。その気持ちを全てぶつける」vs挑戦者・西京佑馬「最後にしっかり倒してインパクトを残す」&失意の敗戦から復活を目指す大岩龍矢vs王座獲りに燃える林京平=3月30日(土)「Krush.99」後楽園

2019/03/29 21:03
 3月29日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、3月30日(土)後楽園ホール「Krush.99」の前日計量・会見が行われた。  4月から“Krush”の大会名称が“K-1 KRUSH FIGHT”へ変更するにあたり、“Krush”としてはラストとなる今大会。そのメインイベントとして王者・島野浩太朗と挑戦者・西京佑馬によるKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチが行われる。両者はリミットいっぱいの60.0㎏で計量をクリアし、調印書にサインして試合への意気込みを語った。  昨年12月に西京の同門・大岩龍矢を延長判定で下して、初防衛を成し遂げた島野。普段からKrushへの強い思いを語っており、そのKrushの最終戦を自身が務めることに固い決意をにじませる。一方、プロ7戦目でのタイトル挑戦となった西京は高校在学中の王座戴冠を狙い、冷静なまま闘志を燃やした。 島野浩太朗「菅原道場の竹内(“狂拳”竹内裕二)先輩がKrushで活躍されていて、その憧れから始まりました」 「明日の防衛戦に向けて、ここまで順調に準備を重ねてくることができました。あと1日集中して、明日最高の状態でリングに上がります。よろしくお願いします。 (初防衛を経て?)前回防衛をして、防衛した時にはすごく大きな経験になったなという実感がありました。でも改めて試合が決まると、前回の延長線と言うより、この1試合が本当に大きなもので、2度目の防衛戦という形ですけど、自分の中では“新しい試合に挑戦するんだ”という気持ちで準備してきました。僕は特別なことをやって急に成長したり、急に変わったり、そういうタイプではないので、前日の自分より今日の自分が良くなるように、日々の積み重ねという意識で準備してきました。 (Krushへの想いは?)簡単に言葉で言えるものじゃないですけど、自分自身、菅原道場の竹内先輩(“狂拳”竹内裕二)がKrushで活躍されていて、その憧れから始まりました。自分もKrushのベルトを志すようになって、Krushが始まった頃から試合を見てきたんですけど、ほんとに多くの名勝負が生まれてきたリングだと思うし、レジェンドと今言われている先輩方が作ってきた歴史のあるリングだと思います。  自分がKrush最後のタイトルマッチ、最終戦に臨むことは重みのあることだと日々感じて準備をしてきました。明日はその気持ちを全てぶつける覚悟で試合にぶつかりたいと思います。明日のKrush最終戦、技術以上にKrushへの気持ちを全てぶつけていきたいと思います。1Rから注目よろしくお願いします」 西京佑馬「高校生のうちにチャンピオンになると言ってきて、明日はそれが叶うかもしれない試合」 「明日のためにしっかり練習を積んできたので、タイトルマッチが楽しみです。しっかり倒したいと思います。 (タイトル初挑戦について)僕は次が7戦目で、高校生のうちにチャンピオンになると言ってきて、明日はそれが叶うかもしれない試合です。どの試合よりもモチベーションがあったのでしっかり追い込んできました。気持ちは(これまでの試合と)全然違います。 (Krushへの想いは?)自分はKrushではまだ4戦しかしてないんですけど、小っちゃい頃から見てきた大会なので、とりあえず頑張りたいです。 (前回島野と対戦した大岩からアドバイスは?)アドバイスはもらってないんですけど、前回は生で試合を見たので、結構感じるものはありました。(島野選手は)見た感じタフで、パワーもスタミナもあるんですけど、自分が勝ってる部分もあると思うので、そこをしっかり突いて最終的にはKOで倒せたらいいと思います。 (K'FESTA.2から刺激を受けた?)あの日のKREST勢は負けの方が多かったんですけど、自分がしっかりタイトルを獲ってKRESTにいい流れを作れたらと思います。最後のKrushということなので、しっかり倒してインパクトを残すので、注目よろしくお願いします」  王者・島野がKrushへの熱い想いを宿した拳でベルトを守るか? 挑戦者・西京が新時代の旗手としてKrushのベルトを奪うか? 「試合に負けたままでは何をやっても楽しくない。早く勝ちたい」(大岩)vs「タイトルマッチ経験者の大岩選手と戦うチャンスを無駄にはしない」(林)  3月29日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、東京・後楽園ホール「Krush.99」の前日計量・記者会見が行われた。  第7試合では昨年12月にタイトルマッチで王者・島野浩太朗に敗れてからの再起戦となる大岩龍矢と湘南格闘倶楽部に移籍・Bigbangライト級の王者となった林京平と激突する。会見では「明日はやることやってきたんで、絶対勝つために頑張ります」とシンプルに挨拶した林に対し、大岩は「前回の試合からずっと負けた状態で毎日を過ごしてきて、何をやっても楽しくない。このあいだ(同門の)林健太選手がピザ作りに行ってたんで、自分も行ったんですけど、それもあんまり楽しくなくて。負けちゃうと本当に何をやっても楽しくないんで、早く勝った状態でいたいという気持ちで過ごしてきたんで、本当に明日が楽しみです」とタイトルマッチに敗れてからの鬱憤を晴らすと語る。  林はBigbangのタイトルを獲得して、大岩はKrushのタイトルマッチに敗れてと対照的な状況での試合となるが、林は「欲しいベルトはK-1やKrushのベルト」と目指すのはあくまでもK-1・Krushのベルトだと断言。これに対して大岩は「負けたのは本当に悔しかったから、こんな辛い気持ちはもう味わいたくない。次の試合に勝つことだけを考えてしっかり練習してきました」と、改めて昨年のタイトルマッチで敗れた悔しさを露わにする。  今大会が「Krush」という大会名称では最後の試合になるが、そのことに対する想いを問われると林は「寂しい気持ちです。僕はKrushで頑張ってきたつもりなんで、ちょっと寂しいなって思ってます」とまるで大会自体が終わるかのようなコメントを発し、中村プロデューサーにフォローを入れられる場面も。  対する大岩は「このKrushのベルトを獲るために自分は名古屋から上京してきた。2回もベルトに挑戦させてもらって、でも2回とも延長判定で負けて、あと一歩のところで(ベルトを)獲れませんでした。目の前に見えているベルトを諦めるはずないし、年末にもK-1名古屋大会が発表されたんで、それも自分は地元ですし、メインでやらなきゃいけないと自分では思ってます。Krushへの想いから離れちゃったんですけど、Krushは本当に大好きです」とKrushへの想い、K-1名古屋大会への想いもを語った。  同日にはスーパー・フェザー級のタイトルマッチ=王者・島野浩太朗vs挑戦者・西京佑馬も組まれているが、林は「タイトルマッチはKO決着になりそうな感じがするんで、大岩選手ともKO決着にしたい。明日はお願いします」とKO決着を宣言。大岩は「明日、同門の佑馬のタイトルマッチが決まって、そこは悔しい気持ちもあります。それは前回自分が獲れなかったんで仕方ないとして、今回はしっかり佑馬がベルトを獲ってくれると思います。自分もベルトを諦めたわけじゃないし、全然獲る気しかないんで、まずは一つ一つしっかり勝っていくことです」と後輩の西京佑馬にエールを送りつつ、再びベルトに辿り着くために勝ちを重ねると誓った。  最後に林が「大岩選手はパワーもあって何でも出来る選手だと思ってますけど、上手く戦って最後はKOしたい。明日はタイトルマッチも経験している大岩選手とやるチャンスをいただいたので、このチャンスを無駄にしないようにきっちり勝って前に進みたい」と意気込みを語れば、大岩も「フィジカルでは絶対勝ってますし、打たれ強さやパワーも負けてない。京平くんはKOすると宣言してたんで、打ち合ってくるのなら、そこで自分がKOしたい。僕はKrushのベルトも諦めてないし、K-1に出場するということも今年の目標なんで、そのためにも明日の試合、必ずインパクトのある試合になると思うので注目よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。  失意からの再起を志す大岩とベルトを手にし更なる飛躍を狙う林、白星を挙げてスーパー・フェザー級戦線で浮上するのは果たしてどちらか?
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