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4月7日(日)「QUINTET FIGHT NIGHT3 in TOKYO Female Open Team Championship2019」アリーナ立川立飛大会のトーナメントに出場する山本美憂率いる「TEAM Sun Chlorella」のメンバーが決定した。
まず、出場選手として発表されていたあいが、ケガのために欠場。あいの代わりに修斗に出場している杉本恵(AACC所属)が「TEAM Sun Chlorella」に参加する。
杉本のバックボーンはレスリング。2012年全日本学生選手権51kg級準優勝など活躍後、2013年8月にDEEP JEWELS 1でMMAデビュー。同年11月の試合以降、結婚・出産のため戦列を離れ、2019年1月、修斗で6年ぶりにMMA復帰を果たし、現在2連勝中だ。
そして、「TEAM Sun Chlorella」最後の1枠は、様々な候補選手が挙がる中、JBJJF(日本ブラジリアン柔術連盟)が推薦した池本美憂(TATORU所属)に決定した。
池本は2月に行われたAmateur QUINTET Kyushu2019に出場し、14歳ながら柔術の色帯選手を相手に怖じ気つくことなく堂々とした闘いぶりで見事5人抜きを達成した選手(※動画1時間13分30秒あたり)。
JBJJFからAmateur QUINTETでの5人抜きを評価され、チームリーダーの山本美憂に推薦された。池本を知った山本が「面白そう!」とチーム入りを快諾。出場が決定した。レスリングベースのチームなかに、“美憂”繋がりで柔術家の超新星が参加することになる。
【写真】2月の「Amateur QUINTET Kyushu2019」で5人抜きを達成した池本美憂。(C) VHTS
池本は小学校4年で柔道を始め、兄の影響から中1で柔術も習うと、現在は中学の部活動と柔道クラブで柔道の練習を行うかたわら、熊本ブラジリアン柔術アカデミーTATORUで柔術にも取り組んでいる。池本について、日本ブラジリアン柔術連盟会長でQUINTET審判委員長でもある中井祐樹氏は、「今年2月のAmateur QUINTET Kyushu2019でひとりで5人を片付けた驚異の14歳。それが池本美憂選手です。熊本の柔道少女で柔術歴は僅か約2年の白帯。それが並みいる色帯を極め、黒帯をも止めてみせる。柔術のキッズ・ジュニア世代への浸透そして複数競技の同時活動が盛んになる近未来を象徴する旗手、日本ブラジリアン柔術連盟から推薦させて頂きます」と期待を寄せている。
杉本と池本が山本美憂率いる「TEAM Sun Chlorella」でどんな活躍を見せるか。注目だ。
◆杉本 恵
日本 (生年月日)1990年6月23日 (身長/体重)160cm/52kg (所属)AACC (バックボーン)レスリング (主な獲得タイトル)全日本レスリング選手権大会3位、インカレ2位
◆池本美憂
日本 (生年月日)2004年5月30日 (身長/体重)155cm/53kg (所属)TATORU (バックボーン)柔道、柔術 (主な獲得タイトル)2017年第11回九州柔術選手権 アダルト白帯フェザー級優勝、オープンクラス優勝、2018年福岡国際柔術選手権 アダルト白帯フェザー級優勝、オープンクラス優勝(マスタージャパン主催)、2018年福岡国際柔術選手権 アダルト白帯フェ ザー級準優勝、オープンクラス優勝、2018年第12回九州柔術選手権 アダルト白帯ライトフェザー級優勝、オープンクラス優勝