2020年9月12日(日本時間13日)米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて開催された『Bellator 246: Archuleta vs. Mix』で、パトリック・ミックス(米国)を5R判定3-0(49-46, 48-47×2)で破り、Bellator世界バンタム級王者となったファン・アルチュレタ(米国)。
試合直後に行われた9月23日発売の『ゴング格闘技』11月号(No.309)に掲載されるインタビューで、アルチュレタは「ホリグチはどこだ!?」と前王者の堀口恭司との対戦をアピールしているが、この戴冠に、Bellatorのベルトも視野に入れるRIZINバンタム級王者の朝倉海(トライフォース赤坂)が反応。13日、アルチュレタのベルト姿の写真をリツイートし、「戦いたい」とシンプルに宣戦布告した。
これに反応したのかは分からないが翌14日に、アルチュレタは誇らしげにベルトを誇示した画像と共に「いつ復帰するんだい? スクラップの時間だ! あなたがいつ戻ってきてもね」と堀口へ向けて“スクラップにしてやる”とメッセージ。続けて、朝倉へ向けて「用意はできている」と、いつでも戦うとのアンサーをツイートした。
MMA24勝2敗アルチュレタは、キャリアの初期に一本負けを喫して以降は、驚異の18連勝をマーク。2019年9月のBellator世界フェザー級王座戦兼ワールドGP1回戦で、現ライト&フェザー級二冠王者のパトリシオ・フレイレに判定負けした試合が近年の唯一の敗戦だ。RIZINとBellatorの提携時には、当時のBellator王者・堀口、さらに朝倉未来との対戦もアピールするなど、元々日本マットにも興味を示している。
アルチュレタはその後も堀口へ向けて「私のメッセージを見ていますか? 私はあなたと試合がしたい」と投稿。再度アピールした。
すると15日、ついに堀口がこのメッセージに応えて「私はすぐに戻ってきます。見せてやる!」とアルチュレタへ向けて投稿。対戦を承諾する形となった。
榊原信行RIZIN CEOは、大晦日に朝倉海vs堀口恭司のRIZINバンタム級タイトルマッチでの再戦を組むことを示唆しており、実現すればその勝者がアルチュレタと“王者対決”を行う方向性となりそうだ。
2019年6月14日の『Bellator 222』米国ニューヨーク州マジソンスクエアガーデン大会にて、当時RIZINバンタム級王者だった堀口はダリオン・コールドウェルを破り、Bellator世界バンタム級タイトルを奪取。二冠王となった時は日本中の格闘技ファンが沸き立った。
ファン・アルチュレタvs朝倉海または堀口恭司のBellator vs RIZIN王者対決が再び実現し、あの熱狂と感動の再現となるのだろうか。