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【Road to ONE】青木真也、松井珠理奈に「遊びじゃないから」。世間に向けて「どう生きるんだ?」=9月10日(木)東京・渋谷

2020/09/08 13:09
 2020年9月10日(木)東京・渋谷O-EASTにて、『Road to ONE 3rd:TOKYO FIGHT NIGHT』が有観客で開催され、ABEMAを通して世界同時生中継される。大会に向け、9月8日、都内で会見が開かれ、出場選手たちが意気込みを語った。  メインのライト級戦では、江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)が「青木選手という強い、最高の相手を用意していただき感謝しています。いい試合をするためではなく勝つために準備をしてきました。それを当日見せたいと思います」と語ったのに対し、青木は「はい、よろしく。終わり」と一言挨拶。 【写真】ONEで活躍中の佐藤将光の父・KOSHIN SATOHの衣装で出席した松井珠理奈。  大会ゲストの松井珠理奈(SKE48)から「(今回の)テーマは?」と問われると、厳しい表情で、「遊びじゃないからさ。これで飯食って15年。2005年からやってるけれど、お前らなんかに俺に言葉発せられるのか。偉そうに青木真也の名前を出せるヤツいるのか。誰もいねえよ。勘違いすんなよ。だから出すなよ」と、苛立ちをあらわにしながらも、「世間との勝負」について、「どう外に伝えたいかってところに尽きると思うけど、僕は単純に“生きろ”ってことですね。“お前はこの世の中とどう組み合って喧嘩してどう生きるんだ”って」と、自身の戦いを通して、今をどう生きるかを示し、問いかけたいと語った。  会見出席全選手のコメントは以下の通り。 ROAD to ONE 3rd:TOKYO FIGHT NIGHT 2020年9月10日(木)渋谷O-EAST ▼メインイベント ライト級(※77.1kg)5分3R青木真也(EVOLVE MMA)江藤公洋(和術慧舟會HEARTS) ◆青木真也「どう外に伝えたいか? 単純に“生きろ”って」「はい、よろしく。終わり。(松井から「どんな青木真也を見せたいか?」と問われ)遊びじゃないからさ。これで飯食って15年。2005年からやってるけれど、お前らなんかに俺に言葉発せられるのか。偉そうに青木真也の名前を出せるヤツいるのか。誰もいねえよ。勘違いすんなよ。だから出すなよ」 「(格闘技自体をプロデュースする立場として、今成と同大会に出ることについて)まずひとつ言えるのは、格闘技が好きだということ。決して別に世界だとか一番だとかやっていないけど、格闘技が好きと思ってくれただけで許せる。みんな『格闘技が好き』『尊敬してる』とか言うけど、そんなの場にいたり向き合い方で分かる。(今成が)格闘技が好きって気持ちを持ってくれていて僕も格闘技が好きで、それが全てじゃないかな。格闘技が好きなヤツは許せる。それに尽きます」 (今成「凄いいいこと言うなって感じですね」) 「(世間一般にはどう届ける?)そもそも格闘技が世間に届いてるかって言ったら首傾げる方が多い。格闘技をメジャーにしたいってヤツを全く信用していない。そもそもメジャーにならないし、サブカルチャーだからこそ自分のやりたいことを表現できる。そもそもメジャーにしたいという発想はないね。どう外に伝えたいかってところに尽きると思うけど、僕は単純に“生きろ”ってことですね。“お前はこの世の中とどう組み合って喧嘩してどう生きるんだ”ってこと。そうじゃないと、ただの運動が得意な人がやっているものになる。そこに何の価値もないから。自分がやることで思想信念、主義主張を伝えたいとは思いますよ。  それに、僕は子どもたちのヒーローになりたいとか全く思ってない。世の中の人は失敗したり、コミュニティからあぶれたりとか、失敗することの方が多い。格闘技をやっている人間は強いわけじゃなく、ただ自分の弱さを認められない人間ですよ。僕は世の中からあぶれた人間だったり転がっている人間、うだつの上がらない人間の希望でありたいと思っています。なので順風満帆な人は見なくていいです」 ◆江藤公洋「いい試合をするためではなく、勝つために準備をしてきた」「このような状況で試合を組んでいただきありがたく思います。その中で青木選手という強い、最高の相手を用意していただき感謝しています。いい試合をするためではなく勝つために準備をしてきました。それを当日見せたいと思います。 「(青木とは)一緒に練習したこともありますし、そこで強さも感じています。印象は変わらないですが、その中でどうやったらいいかを準備してきたのでそれを試合で出したいです」 「自分自身、試合に向かう中で怖さや恐怖心を感じるタイプなので、それを乗り越えて試合の中で何を感じてもらえるか、受け取ってもらえるか。感じてもらえればと思います。誰とやる時でも恐怖心は感じています。それは青木選手だからというわけではないです」 ▼コメインイベント(セミファイナル)ストロー級(※56.7kg)5分3R猿田洋祐 (和術慧舟會HEARTS)内藤のび太 (パラエストラ松戸) ◆猿田洋祐「日本人で初めてのび太選手に勝つ選手になりたい」「自分が長い望んでいた試合がやっと実現出来て、ファンも松井(珠理奈)さんも注目していただいて嬉しいです。どんな試合展開になるか分かりませんが、どんな展開になっても、苦しくて激しい削り合いになると思うので、削り合って削り合いに勝って、日本人で初めてのび太選手に勝つ選手になりたいです。この階級で強い日本人がいることを世界に見せたいです。自分が長年修斗時代から戦いたいと思っていましたが、自分だけじゃなく周りの人が見たいと思ってくれるようになったなと。そこまで持ってこれたのが成長できたなと思いました。(入場について)自分は“コスプレ”じゃないので。忍者なのでやります」 ◆内藤のび太「何がきっかけになるかは分からない」「自分と戦いたいと言ってくれたみたいなので……照れてきましたが、男性からラブコール受けたのは初めてで嬉しいです。頑張ります。(入場について)そこの対決はないかな。僕はいつも通り(のび太の恰好)です。 (引きこもりについて)そういう人たちはそういう人たちでいろいろなアレがあると思うので、そういう人たちに見て欲しいわけではないけれど、見た時に何かを感じてもらえたらいいなと思います。何がきっかけになるかは分からないので」 ▼ONEウェルター級 5分3R手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場)グンター・カルンダ(コンゴ/タップアウト・アカデミー) ◆手塚裕之「食ってるもんもやっていることも、こっちの方が上」「このような時期に試合できるということで感謝しています。積み上げてきたものがあるので、それを出して。さっき突っかかってきて舐めてんなと思いました、差を見せて勝ちたいと思います。筋肉と米は、裏切らない!(フェイスオフで触れて)凄い勢いで突っかかってきて。こっちの方が強いかなって感じですね。食ってるもんもやっていることも。こっちの方が上なので」 ◆グンター・カルンダ「ゲームをするために来たわけじゃない」 「アフリカから来ました。ONEの試合に出られることを嬉しく思います。今回、ゲームをするために来たわけじゃない。自分の試合を見せるので期待していてください。(普段、何を食べている?)ラーメンと魚、そして水です(笑)」 ▼ONEバンタム級 5分3R今成正和(今成柔術)根津優太(&MOSH) ◆今成正和「勝つつもりでやる」「特に意気込みはないです、が、勝つつもりで、痛くないように自分はやります」 ◆根津優太「全ての人が頑張っている。頑張り疲れた人たちに向けて」「全てのタイミングが良くて今回、試合を受けさせてもらいました。今成選手とやるとは思っていなかったのでこれもいいタイミングだなと。しっかり勝ちに行きます。(うだつの上がらない人に明日の活力にしてほしい?)この状況ですから、全ての人が頑張っているので、頑張り疲れた人たちに、“もう一回、明日も頑張ろう”と思ってもらいたいですね」 ▼ONEムエタイ ストロー級 3分3R朝陽・PK. センチャイムエタイジム(エイワスポーツジム)KING強介(team fightbull) ◆朝陽「“倒すムエタイ”が僕の魅力」 「最後に試合をしたのが4月で、それ以来になりますが、WBC王者(WBCムエタイ126ポンド)になっているので日本人選手には負けられないので、しっかり倒して勝って結果を残して次に繋げたいと思います」 「自分が所属しているのは日本ではエイワスポーツジム、タイではPKセンチャイジムなんですが、ONEにはPKセンチャイジムから出ている選手が多いので、それと同じジムに所属しているのは自信になっています。日本人でもムエタイが出来ているなって思ってもらいたい。“倒すムエタイが僕の魅力”なので、倒すのとムエタイの2つを一つの試合で一気に楽しんでもらえればと思います。 (対戦相手について)決まった時に何試合か動画を見て、名前のある日本人とやられていたので侮ってはいませんが、オープンフィンガーグローブでの試合はKING選手が初めてで、自分は1試合あるのでOFGの怖さを知っているので今回もまた自分が倒せればと思っています」 ※KING強介は会見欠席 ▼ONEキックボクシング ストロー級 3分3R有井渚海(OWS/及川道場)黒田直也(広島キックボクシングジム) ◆有井渚海「倒して上に行く」 「今この時期に大きな試合を組んでもらえて、めっちゃ気合入ってます。練習もいつも以上に仕上がっているので楽しみです。このチャンスをモノにして倒して上に行きます。MMAの試合の中に立ち技を入れてもらって、立ち技の良いところを見せたいし、MMAと違って打撃が多いので打撃の良いところを見せたいです」 ◆黒田直也「ずっと興奮してずっと盛り上がる試合を」 「こういう場に参加させていただきありがとうございます。ちょっと緊張していますが、試合は絶対に勝ちたいと思います。立ち技は2試合しかないですが、寝技と違って、ずっと打撃で殴り合うのが立ち技の醍醐味だと思うので、バチバチに殴り合ってずっと興奮してずっと盛り上がる試合をしたいです」 ◆松井珠理奈「恐怖の中で戦う姿に勇気をもらえる」 「私自身もアイドルとして活動する中で私たちのパフォーマンスを見て、見ている方がまたお仕事やいろいろなことを頑張りたいなって気持ちになることを意識して活動しています。格闘技を見た時に自分がそれを感じたんですね。アイドルとしての活動は楽しいことだけではなく、つらいこと悲しいことあるんですが、選手たちがあの空間で恐怖がある中で戦っている姿を見ていると勇気をもらえます。自分も立ち上がって戦わないといけないという気持ちになります」
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